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大塚裕史の刑法通信

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刑法コラム第117回

判例をどのように学ぶべきか!?

刑法学習法

2024.06.14

司法試験刑法の対策として重要判例をしっかり理解することが不可欠である。ところが、受験生の多くは「判例百選」の判旨を読んでそれを覚えることが判例学習の方法であると思い込んでいる。しかし、判例学習で重要なのは「事実関係」をしっかり読むことである。どのような事実に対して裁判所がどのような判断を下したのかが重要である。事実が少し異なれば正反対の結論に至ることもある。試験問題を解くとき、判例の規範が使えるか否かは事実関係によって決まるのであるから、判旨を読む前に事実関係を押さえておくことが肝要である。次に、同じ事実に対して、例えば原判決と最高裁で判断が異なっている場合は、それぞれの裁判所が事実に対する評価がどのように異なったのかをしっかりと把握する必要がある。最高裁判例の考え方を正確に理解するためには、最高裁調査官の解説を参照することが不可欠である。刑法の場合、学習上重要と思われる判例はさほど多くはないが、こうした重要判例については、事実を押さえ、判例の規範を理解することが合格のために不可欠である。判例は覚えるものではなく理解するものである。近々「刑法重要判例解説講座」を開講する予定であるが、小手先の知識ではなく、本質に迫る判例学習を行いたいと考える受験生の参考になることを願っている。

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