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大塚裕史の刑法通信 - 罪数論はなぜ重要か?!

大塚裕史の刑法通信

刑法コラム第5回

罪数論はなぜ重要か?!

学習法

2022.01.10

罪数論を苦手としている受験生は少なくない。しかし、実務家の採用試験である司法試験の答案において罪数処理は極めて重要である。事例を処理して複数の犯罪が成立しているとき、最終的に一罪にすべきか、数罪の成立を認めるべきかを判断する能力は実務家にとって重要な資質だからである。答案の末尾を飾る罪数処理は、体操演技における「着地」に相当するものであり、その出来如何は採点に大いに影響する。配点は高くはないが、ここで着実に得点できるかは1点を争う司法試験の合否に関わる。罪数処理で点が取れないのは罪数論の正しい学び方を知らないからである。罪数論と言えば、観念的競合と牽連犯を勉強し、それに関する判例を覚えて終わりという受験生が少なくない。しかし、罪数論のポイントは「一罪」なのか「数罪」なのかの見極めであり、しかも、結論を暗記するだけでは駄目で、結論に至る理由をきちんと理解することが重要である。司法試験や予備試験の受験を目前に控えている受験生は自己の学習スケジュールの中に「罪数論」を組み込むべきである。独学が非効率と考える人向けには、3時間でマスターする刑法重要テーマ攻略講座シリーズの中に「苦手な『罪数論』」をマスターする方法」があるので活用されたい。

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