0570-064-464

0570-064-464

menu

資料請求

資格取得・通信教育

受講相談 online
0570-064-464

0570-064-464

平日 9:30〜19:30 | 土日祝 10:00〜18:00

予備試の過去問と司試の過去問!?

大塚裕史の刑法通信

刑法コラム第40回

予備試の過去問と司試の過去問!?

学習法

2022.09.26

刑事法の分野では、予備試験の過去問と司法試験の過去問との間には出題形式の点で相違があるものの、内容的には大きな違いがない。そこで、予備試験受験生にとっては司法試験の過去問を、司法試験受験生にとっては予備試験の過去問を学習する意義は高い。本番の問題は、市販の問題集等と比べて、問題のクオリティ―が高いので、受験生の学習教材としては最適のものであるといえる。それだけではなく、両試験の間には一方で出題された問題が、その後、他方で出題される可能性が高い。例えば、平成26年の予備試験刑法で「盗品等保管罪の知情時期」の問題が出題されていたが、令和3年の司法試験刑法でこのテーマが出題されている。また、令和3年の予備試験刑事訴訟法では、準現行犯逮捕と接見指定の問題が出題されたが、前者は平成25年の司法試験刑事訴訟法で、後者は平成28年の司法試験刑事訴訟法で出題されていた。したがって、今後の出題を占う意味でも、両試験の問題を検討しておくことは重要であるし、何よりも、「出題趣旨」「採点実感」を読んでおくことはどのような答案が求められるかを端的に知る上で極めて有益である。予備試験・司法試験の過去問を検討することは合格のために不可欠であり、過去問を徹底的に研究することが合格への近道であろう。

記事一覧

カテゴリーで探す
年度で探す

すべて表示

PAGE TOP