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山形県庁で働くには?採用試験の難易度や倍率、試験日程について解説

更新日:2024年10月29日

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このページのまとめ
山形県庁では、「持続可能な成長に向けた産業の生産性向上・高付加価値化」を目標に掲げ、恵まれた自然を活かしつつ、県産農林水産物のブランド化や洋上風力発電を推進し、県全体を活性化して県民の豊かで安心な暮らしを支えることに力を入れています。
山形県庁の一般行政職職員の平均給料月額は328,500円で、これに各種手当を含めた平均給与月額は404,400円になっています。
山形県庁の採用試験は、出題範囲が広く計画的な対策が必要です。公務員試験の情報収集とスケジュール管理が成功の鍵となります。また、他の自治体や国家公務員試験と併願することも考慮し、幅広い選択肢を検討しましょう。
目次
山形県庁で働くって?
山形県はこんな自治体
山形県庁の仕事内容・魅力
山形県庁のキャリア
山形県庁の給料・年収
山形県庁の採用試験について
山形県採用試験の採用区分と受験資格・年齢制限
採用区分について
受験資格・年齢制限について
山形県庁採用試験の倍率・難易度・合格者数推移
山形県庁採用試験の試験内容
山形県庁の採用試験の日程について
山形県庁採用試験の試験対策
試験勉強のコツは?
試験勉強時間の目安
併願について
よくある質問
まとめ
吉田 幸司 LEC専任講師
監修者:吉田 幸司 LEC専任講師
大学卒業後、民間企業の勤務経験を経て講師業一本に絞る。多くの受験生が苦手意識を持ちやすい、数的処理や経済原論をはじめとした複数の科目を担当。「苦手を得意に、得意をさらに得意にする」
吉田 幸司 LEC専任講師
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山形県庁で働くって?

山形県はこんな自治体

山形県は、日本の東北地方の日本海側に位置します。豊かな自然に恵まれ、農業も盛んです。グルメも含め様々な魅力を味わいに多くの観光客が山形に訪れます。美味しいお米を味わえたり、収穫量日本一のサクランボを味わえたりと食の魅力の宝庫です。米沢牛を堪能するのもよし、名物板そばを堪能するのもよし、枚挙にいとまがありません。観光スポットでは最上川での舟下りの体験も人気ですね。舟に乗り、船頭さんのユニークな説明を聞きながら、滝を眺めるのはとても楽しそうですね。宝珠山立石寺で絶景を味わうのもいいでしょう。銀山温泉で昔ながらの雰囲気に触れながら、思う存分癒されるのもたまりませんね。このように山形県は豊かな自然をはじめ様々な魅力に溢れており、何度も訪れたくなるようなまちであるといえるでしょう。

山形県庁の仕事内容・魅力

山形県庁での業務は多岐に渡ります。道路や河川、空港などの大規模な公共工事や高校、大学や児童相談所の設置、雇用、産業振興など、市町村の枠組みを超えて取り組む必要がある広域的、大規模な業務に携わることができます。政策の企画や立案、条例の制定や改定など、都道府県の中心として、国や市町村と連絡・調整をとりながら、県民の安心安全、豊かな暮らしに貢献していく素晴らしい仕事です。

中でも山形県では『持続可能な成長に向けた産業の生産性向上・高付加価値化』を目標に、洋上風力発電、EV、「森林ノミクス」等、グリーン成長の実現に向けた取組みの拡大や「やまがた紅王」のブランド化推進等、県産農林水産物の収益性の向上等に力を入れていらっしゃいます。このように山形県庁は、恵まれた自然を活かし、県全体の活性化を通して県民の豊かで安心な暮らしをを支えることのできる魅力的な職場であるといえるでしょう。

山形県庁のキャリア

山形県庁では、『人と自然がいきいきと調和し、真の豊かさと幸せを実感できる山形』を目指し、チームを組みながら山形県の成長に挑戦していくことができる職員の育成に力を入れていらっしゃいます。時代の変化や県政の課題に、的確に対応できる知識や能力を習得出来るよう、自主性を重んじた各種研修が充実しています。派遣研修では大学院、自治大学校や中央省庁、民間企業などへの派遣による高度な能力養成を行い、県庁では経験できない業務に従事することで、能力の開発を図ります。

最初の配属の後は、多様な職務を経験するため、概ね3〜4年のサイクルで人事異動があります。業務の適性や希望を基に、総合的な判断の下、職員の能力が最大限に活かせるような配属がなされます。また、私生活も充実させつつ、キャリアも積んでいけるよう、ワークライフバランスを重要視されています。男性の育児参加や産休・育休の取得を推進しており、それに向けた職員同士の協力体制も整っています。職員一人一人の理想のキャリア実現に向けて、万全のバックアップ体制が山形県庁にはあるといえるでしょう。

山形県庁の給料・年収

令和5年(2023年)4月1日現在の一般行政職における状況は以下の通りです。
初任給(大学卒) 188,100 円
平均年齢 43.4歳
平均給料月額 328,500円
平均給与月額 404,400円
【参考:国】 平均給料月額 322,487円
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山形県庁の採用試験について

山形県庁採用試験の採用区分と受験資格・年齢制限

試験区分について

大学卒業程度の採用試験では行政、警察行政、病院経営、福祉・心理、総合土木、建築、化学、一般農業(農業)、一般農業(畜産)、林業、水産、電気、電子情報、工業化学、農芸化学、工業デザインの募集があります。

受験資格・年齢制限について

行政(大学卒業程度)の受験資格は以下の通りです。

<2024年度の場合>
昭和60年4月2日から平成15年4月1日までに生まれた人
平成15年4月2日以降に生まれた人で、大学を卒業した人または令和7年3月31日までに卒業見込みの人、もしくは人事委員会がそれと同等の資格があると認める人

山形県庁採用試験の倍率・難易度・合格者数推移

行政区分ではおよそ4〜5倍の倍率となっており、都道府県庁の中では標準的な倍率であると言えるでしょう。

令和5年(2023年)度採用試験 実施状況
区分 申込者数 第1次試験 第2次試験 最終合格者数 最終倍率
受験者数 合格者数 受験者数
行政 247人 188人 94人 88人 49人 3.8倍

山形県職員採用情報ホームページ

山形県庁採用試験の試験内容

行政区分では教養試験が50問必須解答、専門試験が40問必須解答になっていることが特徴です。また二次口述試験では集団討論及び個別面接2回が行われます。

令和6年(2024年)度採用試験 大学卒業程度 行政の場合
試験科目 試験時間 内容 配点
第1次試験 教養試験 150分
多肢選択式(題数50題)
一般的な知識及び知能について、大学卒業程度の筆記試験
150点
専門試験 120分
多肢選択式(題数40題)
それぞれの試験区分に応じた専門的な知識、技術その他の能力について、大学卒業程度の筆記試験
150点
第2次試験 論文試験 60分 総合的な判断力、思考力その他の能力についての記述式による筆記試験(制限字数1,000字) 100点
人物試験
(適性検査)
口述による個別面接、集団討論及び適性検査
人物試験
(集団討論)
100点
人物試験
(個別面接1・2)
個別面接1:100点
個別面接2:300点

山形県職員採用情報ホームページ

山形県庁の採用試験の日程について

日程的には、いわゆる地方上級の日程に含まれるため、県庁や政令都市の試験、および同一日程で実施されるA日程の市役所試験は併願することができません。

令和6年(2024年)度採用試験 大学卒業程度 行政の場合
第1次試験 6月16日(日)
第1次試験合格発表 6月24日(月)
第2次試験 【1回目】6月30日(土)
【2回目】7月16日(火)〜7月30日(火)のうち指定する1日
最終合格発表 8月上旬

山形県職員採用情報ホームページ

山形県庁採用試験の試験対策

試験勉強のコツは?

一般的に専門科目が課される公務員試験において、筆記試験で問題数が多い重要科目は教養科目で文章理解と数的処理、専門科目で憲法、民法、行政法、経済原論と言われています。重要科目を中心に学習を進め、自分の得意分野に合わせて科目の学習にメリハリをつける戦略を取ることにより、得点力の向上が見込めます。また、近年の公務員試験において、教養科目の知識分野(人文科学、自然科学、社会科学)や専門科目の準主要科目と言われる学系科目(政治学、行政学、財政学、経営学等)の得点力の重要性が高まっています。山形県庁もこの例に漏れません。主要な科目の早めのマスターを心掛けて、準じて重要な科目にいかに時間を割けるかがカギです。

しかし、筆記択一試験対策にだけ特化する形ではいけません。山形県庁は最終合格者の決定は二次試験の結果のみで決定されますが、面接試験(集団討論含む)が二次試験の全配点600点の8割以上の500点を占めています。筆記択一試験対策に偏るのではなく、論文対策や面接対策をバランスよく行っていく必要があります。

試験勉強時間の目安

一般的な公務員試験で教養試験のみを対策する場合には300〜500時間が必要と言われています。一方、国家公務員一般職試験などのいわゆる専門試験も課される試験を併願する場合には、概ね1000〜1200時間が必要とされています。つまり、山形県庁の試験にあたっては、長期的な計画を立てつつ、効率的な学習が求められると言えるでしょう。学業や仕事をやりながら、筆記対策、論文対策、面接対策とやらなければいけない事が多岐に渡る中で、優先順位を見誤らない事が重要です。焦らずに、周りに頼りつつ、自分の事を客観的に分析しながら合格に向けて取り組んでいきましょう。

併願について

日程的には、いわゆる地方上級の日程に含まれるため、専門試験が課される山形県庁の対策をすることによって、国家公務員総合職試験、国家公務員一般職試験、国税専門官や財務専門官や労働基準監督官などの国家専門職試験、裁判所事務官とも併願が可能になります。また、例年5月に行われる東京都庁や特別区、7月や9月の市役所とも日程が重複していないため受験が可能です(筆記択一試験が教養試験のみ出題の自治体も含む)。さらに、国立大学法人等も可能になるため、考えられる併願先の数も充実しているといえます。

よくある質問 ※2024年度の山形県大卒行政

Q.山形県の試験科目は?
A.第1次試験は教養試験、専門試験が課されます。第2次試験は論文試験、適性検査、口述試験で人物についての個別面接2回と集団討論です。
Q.山形県の試験日程は?
A.第1次試験日は6月中旬、第2次試験日は適性検査と論文試験が6月下旬、口述試験が7月中旬から7月下旬までの間で指定する1日です。最終合格発表日は8月上旬です。
Q.山形県の受験資格(年齢)は?
A.昭和60年4月2日から平成15年4月1日までに生まれた人、または平成15年4月2日以降に生まれた人で、大学を卒業した人、令和7年3月31日までに卒業見込みの人、もしくはそれと同等の資格があると山形県が認める人が受講できます。

まとめ

山形県庁は、山形県に定住しつつ、県民のために働くことができる、非常にやりがいのある仕事です。そして、育休や産休などの制度も充実しており、継続して働くことのできる職場であるといえます。山形県庁では福祉、医療、介護、子育て、教育など、県民一人ひとりの生活に直結する課題につき変化を的確に捉え、きめ細かなサービスを提供していくための人材育成に力を入れています、『人と自然がいきいきと調和し、真の豊かさと幸せを実感できる山形』の実現に向けて、全職員の皆さんは熱意をもって、全力で取り組んでいらっしゃいます。このようにやりがいを感じながら、幅広い業務に対応できるスキルを身に付けることが出来る山形県庁のお仕事は将来の皆さんの職業の一つとしてオススメ出来るものとなっています。

LECが選ばれる理由

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