更新日:2023年3月2日
ほとんどの公務員試験では、受験時の服装指定はありません。だからこそどういった服装で行けばよいか悩む受験生も多いようです。どんな服装で行った方がよいか本試験前に準備をしておきましょう。
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公務員試験の筆記(一次)試験の服装
公務員試験では筆記試験と面接試験が別日に設定されていることが多いです。服装と合否は関係がありませんので、普段着慣れている服装で問題ありません。
筆記試験の服装
筆記試験時はほとんどの受験生が私服で受験しています。そのためリクルートスーツを着ていると、むしろ異様に見える可能性があります。服装指定がない場合は普段着で、派手なデザインや露出の激しい服装は避け、落ち着いた格好がよいでしょう。
社会人経験者採用の場合はスーツも多い!?
社会人経験者採用のように受験資格対象の年齢が高い試験では、スーツで受験する人の割合が通常よりも高くなる場合があります。試験時、他の受験生の服装を気にしすぎてしまうようであれば、筆記試験時からリクルートスーツで受験することも1つの手段です。ただし、本番で実力が発揮できるように、普段勉強する時と同じようにリラックスして受験できる服装で臨むことが重要です。
体温調節可能な服装を選択しよう
本試験日の天気や会場などによって、気温に差があります。空調や体質などによっては、寒すぎて体調を崩す方や、暑くて汗がとまらない方もいるかもしれません。こうしたことにならないために、体温調節できる服装で試験会場に向かいましょう。
体温調節のために、カーディガンやパーカーを持参することをおすすめします。体調を上手にコントロールして試験に集中できる環境をご自身で作っておきましょう。
オフィスカジュアルを意識した服装が無難
筆記試験は私服で受験する方が多いのですが、私服でよいからといって「なんでもよい」わけではありません。なるべく、オフィスカジュアルを意識した服装が望ましいと言われています。派手な色やデザイン、露出が激しい服装は試験会場にはふさわしい服装とは言えません。
筆記試験で服装が合否に関わることはありませんが、目立ちすぎる服装は試験官の印象に残り、その後の面接試験にまで影響を与える可能性がないとは言えません。服装に迷ったら、オフィスカジュアルやリクルートスーツで筆記試験に臨みましょう。
公務員試験の面接(二次)試験の服装
筆記試験でチェックされるのはあくまでも試験内容です。しかし面接試験となると身だしなみもチェックポイントとなります。二次試験の服装はスーツを着用していくことがマナーです。
また、短時間で行われる面接試験は面接室に入ってきたときの第一印象は非常に大きなポイントとなります。公務員として適した人物かどうかも判断されるため、スーツを着用し好印象を与えることが大切です。
また、鞄はリュックなど背負うものではなくビジネス用のバッグを使用することをおすすめします。
男性の場合
ではまず男性の場合はどういった服装が望ましいのか見ていきます。
全体的に清潔感があり、さわやかな印象を相手に与えられる服装が求められます。髪は黒髪短髪が基本です。長髪や、前髪が眉毛にかかってしまうような長さであれば、清潔な長さに整え、ヒゲはしっかりと剃っておきましょう。
- ■スーツ
- 紺やグレーのリクルートスーツ。ストライプやカラーのスーツは避けましょう。
- ■ワイシャツ
- 白無地を基本にシワがないように綺麗にしておきましょう。
- ■ネクタイ
- 派手すぎない色を選びましょう。面接試験前に鏡の前でネクタイが曲がっていないか必ずチェックしましょう。
- ■足元
- 靴下は黒か紺。靴はきちんと磨いておきましょう。
女性の場合
続いて、女性の場合をみていきましょう。
女性の場合、髪色は必ずしも黒である必要はありません。金髪や明るく染めすぎた髪は好ましくありませんが、黒に近い濃い茶色であれば問題ないでしょう。また、ひとつにまとめることでフェイスラインをスッキリした印象を与えることもよいでしょう。
- ■スーツ
- 紺やグレーのリクルートスーツが基本です。
ブラウスは白がよいですが、派手にならない明るい色でも問題ありません。スカートは膝が隠れる長さが基本です。椅子に座った状態でも膝上p程度の長さになるように気を付けましょう。 - ■足元
- 靴のヒールは3〜5p程度が望ましいです。また本番前にはストッキングが伝線していないかなど必ずチェックしましょう。伝線してしまった際にすぐ履き替えられるように予備を持ち歩くこともおすすめします。
- ■メイク
- ナチュラルに健康的な明るい印象を与えるようにしましょう。華やかすぎるメイクはさけましょう。
また、アクセサリーは面接では外すほうが無難です。
クールビズは許される?
クールビズ対応は面接の時期によって異なりますから受験先の注意事項の指示に従うことが大事です。
特に、夏に行われる公務員試験の面接の服装は言葉通りクールビズで問題ありません。
そもそも、クールビズは環境省が推進し地球温暖化防止及び節電への更なる取組促進を各地各省庁に呼びかけているのです。国や地方自治体の取り組みですから、受験する側もそれを汲み取り「クールビズでお越しください」と言われたら素直に従いましょう。
本番を想定した面接試験対策をしよう
面接試験対策をテキストだけで行うことは、ほぼ不可能です。想定問答集はあるものの、本番は全く別物です。
入室から着席。質疑応答から退室までの一連の流れを本番前に一度実際に体験してから望むことをおすすめします。一度模擬面接を体験するだけでも、緊張も和らぐことでしょう。
LECでは「リアル面接シミュレーション」という模擬面接をコース生対象に無料・回数制限なく提供しています。
この模擬面接では、当日を想定した服装・身だしなみのチェックから、面接の受け答えの様子を収録し講師から、動画を見ながら指摘・アドバイスをしています。
まとめ
このように、筆記試験・面接試験での服装は大きく異なるため本試験日までに準備をしておきましょう。
筆記試験は、試験に集中できるように自己管理を。面接試験は第一印象が大切!身だしなみチェックは忘れずに。
また、面接試験については過去どのような質問がされているのか?時間はどれくらい?試験官は何人?など過去の実績を知ることも対策のひとつです。LECでは過去の面接試験情報を1万件以上集約した面接情報データベースを提供しています。こういった予備校のサービスを使用しながら対策することもおすすめです。
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