町田市役所で働くには？採用試験の難易度や倍率、試験日程について

このページのまとめ

町田市役所は、市民が快適な日常生活を送れるように、市民に対してあらゆる面でのサポートを行う業務を行います。また、職員のワーク・ライフ・バランスの実現にも力を入れており、時差勤務制度の導入なども行っています。

町田市役所は、平均給与月額436,671円、平均賞与179万円、平均退職金2,065万円となっています。地方公務員の平均給与月額360,949円ということを考えると、かなり高水準であります。

町田市役所の採用試験は、一次試験で基礎能力試験（SPI3）が、二次試験以降で個別面接が課されます。SPI3対策に関しては数多くの問題を短時間で解く必要があり、個別面接は、事前に自分の考えやエピソードをまとめるなどの準備が大切です。

目次

町田市役所で働くって？

町田市はこんな自治体

町田市役所の仕事内容・魅力

町田市役所のキャリア

町田市役所の給料・年収

町田市役所の採用試験について

町田市採用試験の採用区分と受験資格・年齢制限

採用区分について

受験資格・年齢制限について

町田市役所採用試験の倍率・難易度・合格者数推移

町田市役所採用試験の試験内容

町田市役所の採用試験の日程について

町田市役所採用試験の試験対策

試験勉強のコツは？

試験勉強時間の目安

併願について

よくある質問

まとめ

町田市役所で働くって？

町田市はこんな自治体

町田市は、東京都の多摩地域南部に位置し、南多摩地域や神奈川県県央地域の中心都市です。1960年代以降、東京のベッドタウンとして発達し、バブル経済期以後には、東京都区部からの私立大学の転入が進み、「若者の街」としての特徴があります。鉄道などの交通の利便性を背景にした商業の集積や、緑豊かな美しい自然、多くの大学等がある学園都市の一面など、多彩な魅力を持つ都市です。

人口は43万人で、東京都内では東京23区・八王子市に次ぎ3番目（東京都市部（多摩地域）では2番目）に人口が多い自治体です。近隣自治体を含め、商圏人口200 万人の一大商業都市として発展しています。2019年11月には南町田グランベリーパークが、2020年4月には町田薬師池公園四季彩の杜ウェルカムゲートがオープンし、新たな賑わいの拠点が生まれています。多くの商業施設がある一方で、周辺部には緑豊かな自然や文化遺産などがあり、魅力ある都市を形成しています。

町田市役所の仕事内容・魅力

町田市役所は、市民が快適な日常生活を送れるように、市民に対してあらゆる面でのサポートを行う業務を行います。例えば、「戸籍や住民票の手続きなどの窓口業務」、「社会福祉に関する相談対応や支援活動」、「洪水ハザードマップ作成などの地域防災・防犯業務」など住民に身近な仕事を行います。

また、町田市では、「職員のワーク・ライフ・バランスの実現」に向けた柔軟で多様な働き方への取組のひとつとして、2017年7月から時差勤務制度を導入しています。通常の勤務時間は午前8時20分〜午後5時5分ですが、時差勤務時間を5つから選択できるのも町田市役所の仕事の魅力です。

町田市役所のキャリア

町田市役所に採用後、公務員としての基礎をマスターするため、3年間の新規採用職員の育成期間としてさまざまな研修があります。町田市の職員として、また公務員としての執務上必要な基礎的知識および基礎的法律知識等を修得するとともに、全体の奉仕者として市政運営に必要な自治の概念や職員感覚を養います。特に、職員として必要な能力に、「コンセプチュアルスキル（課題解決能力）」、「ヒューマンスキル（対人関係能力）」、「テクニカルスキル（業務遂行能力）」の3つを掲げています。入職後、この3つの能力の基礎を段階的に学ぶ研修を実施していきます。

昇進の目安として、

• 主任職選考（主事職3年以上、28歳〜59歳）
• 係長職選考（主任職4〜7年、32歳〜56歳）（主任職8年以上、36歳〜56歳）（主任職4年以上、41歳〜56歳）
• 管理職選考（係長職4年以上、36歳〜56歳）（係長職8年以上、46歳〜56歳）

となっています。
職員自身のライフステージに合わせて受験時期を選択することができます。

町田市役所の給料・年収

町田市役所の初任給（令和3年4月1日現在）については、以下の通りです。大学卒程度:213,000円（地域手当に相当する額を含みます。）となっていますが、条例などの改正により変更されることがあります。なお職務の経歴（資格免許職は、資格免許取得後の職務の経歴）などにより加算される場合があります。さらに、諸手当として、扶養手当、地域手当、住居手当、管理職手当、単身赴任手当などの各種手当が支給されます。賞与は、年間4.55月分支給されますが、人事評価の結果によって支給月数が異なる場合があります。

令和3年4月1日現在、町田市役所の行政職職員の平均年齢42.1歳、平均給与月額436,671円、平均賞与179万円、平均退職金（60歳定年）2,065万円となっています。地方公務員の平均年齢42.1歳、平均給与月額360,949円ということを考えると、かなり高水準であります。

町田市役所の採用試験について

町田市役所採用試験の採用区分と受験資格・年齢制限

試験区分について

町田市役所の行政事務職の採用区分は、一般事務（大卒程度）（21-30歳）区分、一般事務（障がい者対象）（21−59歳）区分、一般事務（高卒程度）（18歳-21歳）区分となっています。令和3年度の実施分では、一般事務（大卒程度）区分：30名程度、一般事務（障がい者対象）区分：若干名、一般事務（高卒程度）区分：若干名となっています。

受験資格・年齢制限について

一般事務（大卒程度）の場合は22〜30歳の方が受験できます。大卒程度と記載されていますが、学歴は不問です。

• 22歳から30歳の方
• 21歳以下で大学を卒業したか実施年度の3月末までに卒業見込みの人

町田市役所採用試験の倍率・難易度・合格者数推移

町田市役所採用試験の試験内容

町田市役所の採用試験の日程について

町田市役所採用試験の試験対策

試験勉強のコツは？

町田市役所の採用試験では、第1次試験では、自宅等で受験する基礎能力検査（SPI3）と性格検査です。第1次試験の基礎能力試験（SPI3）では、苦手意識が強い数的処理を中心に早い時期から対策を立てる必要があります。SPI3対策に関しては、難易度の高い問題をじっくり解くのではなく、数多くの問題を短時間で解く必要があります。併願先で公務員試験対策を併用して学習している方は、数的処理を中心に問題演習をしましょう。言語分野に関しては、多くの問題演習を通して体系的にまとめていくことが大切です。第3次試験で課されるGAB（知的能力テスト）は、「言語」「計数」を基準とした知的能力と、マネジメント適性が測定できる試験となっています。

個別面接は、事前に自分の考えやエピソードをまとめ、面接試験の実践練習をできる環境を準備しておくことが大切です。自分自身が、どのように見られているのか、第三者に客観的な評価をしてもらえる環境も必要となりますので、しっかりと対策を立てておきましょう。

試験勉強時間の目安

公務員試験合格に必要とされる試験勉強時間は、今までの学習量に大きく左右されますが、一般的には1,000〜1,200時間必要だとされています。大学3年生の春ごろから勉強をスタートさせる方が多いです。大学生活において、ゼミや部活動、社会活動、アルバイトなど学生ならではの様々な経験を積むことは、面接試験対策やエントリーシート作成時のエピソードに不可欠となります。そのため、大学3年生の秋ごろまでは、学習ペースは週20〜30時間ほどの受験生が一般的です。概ね、年明けから、面接試験対策も加わり、学習時間が週40時間を超える事も通常です。

ただ、これらの学習スケジュールはあくまでも一般的なものです。公務員試験勉強を開始するまでの今までの学習状況や置かれている学習環境などを踏まえ、勉強スケジュールを個別に調整する必要があります。また、近年、大学3年生の間に留学する学生も増え、十分な学習時間を確保できない事もありえます。そのため、個別に合った勉強カリキュラム及びスケジュールを作成し、必要であれば、大学2年生から勉強を前倒しする必要があります。なにか不明点があれば、一人で悩まずに気軽に相談してきてください。

併願について

町田市役所の採用試験は、他の公務員試験や民間企業と併願がしやすい試験となっています。町田市役所の独自日程で実施されるため、A日程(6月第4週)地方上級（都道府県・政令指定都市の大卒程度試験）の試験を受験できます。また、国家公務員総合職試験、国家公務員一般職試験、及び、国家専門職試験も併願が可能になります。B日程(7月第2週)、C日程(9月第3週)、D日程(10月第3週)とは日程が重複しないため、受験が可能です。

町田市役所と同様に地方公務員の中には、A〜D日程以外に独自に日程を設ける自治体もありますので、スケジュールをしっかり調整して、数多くの併願先を検討することが公務員試験合格において大切です。また、民間企業と併願を考えている受験生は、準（みなし）公務員として、国立大学法人（7月第1週）など、仕事内容や採用試験において、公務員と概ね同じ内容ですので、併願先として検討するのも良いでしょう。

よくある質問 ※2023年度の町田市 一般事務（大卒程度）

Q.町田市の試験科目は？

A.第1次試験はSPI試験が課されます。第2次試験は個別面接、第3次試験はGAB、論文試験、最終個別面接です。

Q.町田市の試験日程は？

A.第1次試験日は6月中旬、第2次試験日は7月中旬、第3次試験はGABと論文試験が8月上旬、最終個別面接が8月上旬から8月中旬、最終合格発表日は8月下旬です。

Q.町田市の受験資格（年齢）は？

A.21歳〜30歳までの人が受験できます。

まとめ

公務員試験は情報戦です。採用スケジュールは年度によって変化しますし、受験案内も丁寧に告示してくれません。受験案内の情報収集が公務員試験の第0次試験と言っても過言ではありません。また、町田市役所を第一志望であっても、他の自治体や国家公務員などを併願するのが就職活動においては大切です。

採用試験は既に働いている自治体の職員などが一緒に働きたいと思う人を採用します。したがって、筆記試験勉強のみに注力するのではなく、受験生の人柄を存分に発揮できるよう面接試験対策も早い段階から対策を立てていく必要があります。目指す自治体などや、受験生の置かれた環境がそれぞれに異なる事から、合格に効率的な戦略や日々の学習管理など相談してもらえる環境を確保することが大切になります。また、一緒に切磋琢磨できる仲間の存在が学習のモチベーション維持に大きく左右します。特に、仕事をしながら公務員試験にチャレンジされている方はモチベーション維持できる環境や方法を入手することも合否に大きく左右されます。