更新日:2024年7月19日
- 目次
- 市役所職員の仕事内容
- 事務系
- 技術系
- 君も「市役所職員」になろう!メリット3点!
- 受験しやすい市役所試験
- 幅広い仕事が待っている市役所という職場!
- 女性も安心の安定した職場環境やしっかりきっちり、福利厚生
- 採用人数の多い市役所
- 市役所職員の年収・キャリアステップとは
- 市役所職員の年収
- 市役所職員のキャリアステップ
- 市役所職員になるには?
- 事務系 試験内容
- 事務系 難易度・合格率
- 技術系 試験内容
- 技術系 難易度・合格率
- まとめ
- \まずはここからスタート!/
- 資料を請求する
市役所職員の仕事内容
事務系
市役所で働く場合、どのような仕事に携わるのでしょうか。市役所では、みなさんがよくご存知なのは住民票に関する業務であると思いますが、そのほかに公園・緑地の保護や管理、一般廃棄物処理やリサイクルなど、住民密着で地域の生活をよりよくしていく仕事をしています。
特に、近年、話題となっている子育て支援や介護については、市町村が実施主体となって実施することが法律によって決められており、妊娠から出産、子育てと切れ目のない支援や、医療や介護が必要な状態になっても、住み慣れた地域・家で生活を続けることができるような地域包括ケアシステムの構築にも取り組んでいます。
技術系
土木職として市役所に採用された場合には、一般的には市道や公園の維持管理が仕事の中心になります。道路が陥没している、と市民の方から連絡が入れば、直ちに現場に赴き、どのような工事が必要なのかを見極め、業者に依頼をするための書類をつくり、依頼後には工程が順調に進んでいるかを確認します。建築職の場合は、市の保有する建築物の耐震工事の際に設計を行ったり、住民の方が住宅を建てる際に、建築基準法に定める基準にあっているかどうかを、確認する建築確認申請審査なども仕事です。
まれに採用がある機械職や電気職は、市が保有する設備の維持管理のための業務が中心です。
君も「市役所職員」になろう!メリット3点!
受験しやすい市役所試験
今から始めても大丈夫かな?と不安に思う方がいらっしゃるでしょう。しかし1次試験の出題問題が比較的解きやすい市役所もあります。 大卒・短大卒・高卒別の募集ではなく、まとめて募集する市役所の場合、高校生に合わせた問題を出題することもあります! ですが、面接重視の市役所が多くなっている現在、2次対策は重要となります。
幅広い仕事が待っている市役所という職場!
市役所の仕事というと、住民票をもらいにいったり、各種手続きを行ったりといった窓口業務がすぐ頭に浮かびますが、そればかりではありません。 東日本大震災で注目された防災・安全対策、廃棄物処理、上下水道、コミュニティバスの運行、市営住宅管理、商業・農業振興、各種施設の運営、 文化・スポーツ・生涯学習の振興、子育て支援、高齢者対策、障害者自立支援、生活保護、議会関連等、非常に多くの仕事があります。 このようなさまざまな仕事を経験する市役所職員という未来像を描いてみませんか。営利にとらわれないやりがいがきっとあるはずです。
女性も安心の安定した職場環境やしっかりきっちり、福利厚生
公務員の地位は法律で保障されており、とても安定しています。長期的な視野に立った仕事、ライフワークと呼べるような一生をかけた仕事を成すことも夢ではありません。とくに女性にとっては、結婚・出産後も仕事を続けられる魅力的な環境です。公務員の魅力として真っ先に思いつくのが、福利厚生の充実。民間ではまだ十分と言えない各種休暇も、しっかり取得できます。また、収入面でも意外に充実しています。地域によっては、給与やボーナスの平均が、民間よりグッと高くなっていることもあります。
採用人数の多い市役所
市政を運営していくために必要な人員数というのは、民間の就職状況が悪いかどうかに関わらず、決まってきます。民間就職を考えている方は自分の志望先の採用予定数と比べてみてください。
市役所職員の年収・キャリアステップとは
市役所職員の年収
地方公務員である市役所職員の給与は、勤続年数や所在地によって定められています。地方公務員の全国平均年収は約600万円となっています。市役所職員の中でも政令指定都市の職員は、他の市に比べて給与が高い傾向がありますので、就職先の自治体選択において収入を重視する場合は政府が公開しているデータを確認するのもよいでしょう。2023年に総務省が発表している「地方公務員給与実態調査」によれば、政令指定都市の一般行政職職員のうち、平均基本給月額が最も高いのは川崎市の387,120円、最も低いのは札幌市の319,901円です。
市役所職員のキャリアステップ
公務員としてのキャリアは勤続年数に応じた昇進が基本であり、市役所内での異動によるスキルアップが一般的です。同じ市役所の中でも、部署によっては全く違う業務を経験でき、今後のキャリアに活かすことのできるスキルアップが可能です。また、公務員以外のキャリアを追求する場合は、目指す職種や業界に応じたスキルの習得が必要です。通常の勤務で得られるコミュニケーションや文書作成などの業務スキルを磨きつつ、さらにプログラミングやマーケティングなど他の分野のスキルを獲得すれば、多彩なキャリアパスを築くことが可能です。
市役所職員になるには?
事務系 試験内容
市役所職員になるためには、市役所の実施している採用試験を受けて合格することが必要です。それぞれの市役所で試験内容は異なりますが、一般的な市役所では、筆記試験と面接試験があります。筆記試験は教養試験と専門試験と2種類あり、教養試験は高校までの学んできた各教科や社会事情などが、専門試験では大学で学ぶ法律や経済などが出題されます。近年は、多くの方に受験してもらい、人柄重視で採用をしようという自治体も増えてきましたので、民間企業と同様に、1次試験の筆記にSPIを導入しているところも増えてきました。また、適性試験や論文試験、集団討論などが課せられるところもあります。自分の受験する自治体がどちらのパターンなのかは、過去の実績を見てみるとわかります。
いずれにせよ、筆記試験も大事ですが、面接試験を突破することが大事です。公務員となって何がやりたいのか、公務員の仕事を理解して、自分なりに考えることが必要です。
試験 | 試験方法 |
---|---|
1次試験 | ・教養試験 1時間 ・専門試験 2時間 ・論文試験 1時間30分 ・事務適性検査 10分 |
2次試験 | 個別面接による試験 |
3次試験 | 個別面接による試験 |
試験 | 試験方法 |
---|---|
1次試験 | テストセンター方式 ※基礎能力検査及び性格検査(SPI-3) |
2次試験 | 人物試験 ※グループワーク及び面接試験等 |
3次試験 | 人物試験 ※グループワーク及び面接試験等 |
最終試験 | 人物試験 ※個別面接試験 |
事務系 難易度・合格率
市役所採用試験は、自治体ごとにそれぞれですが、筆記試験は最低ラインをクリアできれば突破できるが、面接の倍率がとても高いところと、筆記試験の倍率が非常に高いですが、面接の倍率はそれほど高くはない自治体とに大別することができます。面接の倍率がそれほど高くないといっても、筆記試験に合格すればよい、というものではなく、通常は筆記試験を通った後にも、3倍程度の倍率が残っているのが一般的です。
以下例を参考にしてください。
1次受験者数(A) | 1次合格者数(B) | 1次試験倍率(A/B) | 最終合格者数(C) | 面接試験倍率(B/C) |
---|---|---|---|---|
121人 | 66人 | 1.8倍 | 21人 | 3.1倍 |
1次試験合格者数(A) | 2次合格者数(B) | 2次試験倍率(A/B) | 最終合格者数(C) | 面接試験倍率(A/C) |
---|---|---|---|---|
313人 | 133人 | 2.4倍 | 52人 | 6.0倍 |
技術系 試験内容
市役所の技術系職員になるためには、市役所の実施している採用試験を受けて合格することが必要です。一般的な市役所では、技術系公務員の採用にあたり、教養試験と専門試験の2種類の筆記試験と、面接を課します。教養試験は高校までの学んできた各教科や社会事情などが、専門試験では物理・数学のほか、土木職ですと構造力学や水理学、土質力学、土木計画などが、建築職ですと構造力学や建築材料・施工、都市計画、建築法規などが出題されます。民間企業の経験者採用では、建築士等の資格を受験要件として、専門科目の試験を課さないところもあります。
技術系 難易度・合格率
技術職は、民間との競合が激しいようで、人材獲得のため時季をずらした試験や受験しやすい試験(教養試験の廃止やSPI試験の導入)を実施する自治体が増えてきました。横浜市(技術先行枠:土木)はその1つです。近年、技術職は、採用予定人数よりも少ない人数しか申込者がない自治体もあり、全体的に倍率は低いです。しかし、油断は禁物です。採用予定人数よりも少ない人数の申込者しかなかった自治体も、全員を合格にはしていません。予定数に満たなくても、公務員としての適性などが見られなければ、不合格となっていますので、面接対策も重要です。教養科目と専門科目とが両方課せられるところが多いので、しっかりした筆記対策も求められますね。
区分 | 1次受験者(A) | 1次合格者数(B) | 1次試験倍率(A/B) | 最終合格者数(C) | 面接試験倍率(B/C) |
---|---|---|---|---|---|
土木 | 163人 | 157人 | 1.0倍 | 83人 | 1.9倍 |
建築 | 50人 | 33人 | 1.5倍 | 22人 | 1.5倍 |
機械 | 24人 | 21人 | 1.1倍 | 9人 | 2.3倍 |
電気 | 27人 | 24人 | 1.1倍 | 11人 | 2.2倍 |
区分 | 1次受験者(A) | 1次合格者数(B) | 1次試験倍率(A/B) | 最終合格者数(C) | 面接試験倍率(B/C) |
---|---|---|---|---|---|
土木 | 44人 | 39人 | 1.1倍 | 27人 | 1.4倍 |
建築 | 29人 | 22人 | 1.3倍 | 8人 | 2.8倍 |
機械 | 12人 | 11人 | 1.1倍 | 4人 | 2.8倍 |
電気 | 11人 | 10人 | 1.1倍 | 5人 | 2.0倍 |
まとめ
市役所の採用試験は、自治体によって試験内容に特徴があります。一部の採用試験では1次試験がエントリーシートでの合否や出願時に面接があるなど様々です。さらに、市役所はA日程(6月)、B日程(7月)、C日程(9月)、D日程(10月)、その他独自日程での実施など採用試験実施時期もそれぞれ異なりますので、まずは、ご自身が目指される市役所の採用情報を調べてみましょう。
合格体験記
- 篠原 遼大さん
東洋大学 在学中合格
最終合格先:春日部市 - 実績と信頼
公務員試験の勉強を始めるにあたり、自分一人では難しいと思い予備校に行くとこにしました。そこでどこにすれば良いか自分なりに調べたり友人に聞いたりしてLECを見つけました。まず目に入ったのが実績でした。様々な予備校がある中でLECは確かな実績があることに魅力を感じました。また、詳しく説明を聞いた際に丁寧に教えてくださりとても安心しました。そして大学の授業があり通うことが大変だったのでWeb講義があることも選んだ理由です。