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理系公務員試験の試験対策

大学で学んだ科目で出題範囲を全てカバーできるとは限らない!

建築学科出身なんだから、建築職の受験に必要な科目は勉強しているだろう、というのは大きな誤解です。

出題科目の4割から5割は全く勉強したことのない科目であることも珍しくないのです。合格するには、敵を知っておくことは重要です。(表2

表2


構造力学

構造力学

電磁気学・電気回路
土質力学 建築構造 電力工学
水理学 建築材料・施工 電気計測・制御
計画系 環境工学・建築設備 電子工学
  建築計画・建築法規・事情 情報・通信
  建築史・都市計画  
 


機械力学

物理化学

栽培学汎論
材料力学 無機化学 作物学
熱力学 分析化学 園芸学
流体力学 有機化学 育種遺伝学
  化学工学 植物病理学
  生物化学 昆虫学
    植物生理・土壌肥料学
    畜産一般
    農業時事・白書
    農業経済一般

工学系では、専攻に関連した科目のほかに、「数学」「物理」が出題される

土木職や電気職、建築職など工学系の職種では、高校から大学教養レベルの数学・物理が出題されます。※これを国家公務員試験では「工学に関する基礎」(略して「工学の基礎」と呼ぶのが一般的)と呼び、地方公務員試験では「数学」「物理」と呼びます。(一般教養の「物理]「教養」とは異なります。)東京都や特別区など、「工学の基礎」が全く出題されない自治体もありますが、国家総合職、国家一般職では40問中20問が「工学の基礎」なので、決しておろそかにはできません。

※農業土木職や化学職でも出題数は少ないものの、「工学の基礎」が出題されることがある。農学職や林学職などでは当然のことながら出題されません。「工学の基礎」で重要なのは、時間をかけずに解答し、他の専門科目にかける時間を作り出すことと、得点源とすることです。

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