山口 元気 さん
受験回数 | 3回 |
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主な受講講座 |
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司法書士を目指した理由・きっかけ
法学部に入学当初、大学の講義の教科書は難解な文章ばかりでまったく理解できずもどかしさを抱えていました。それを解消しようと本屋で参考書を漁っていると、一冊だけ分かりやすい文章で、かつ、あの無味乾燥だった法律が彩りを与えられたかのように面白いと感じさせてくれる本がありました。
大学3年生になり、進路を模索していると司法書士という職業を知り、あることに気付きました。なんと、その以前買った参考書が司法書士の受験指導に携わる森山先生の著書だったのです。そして、その森山先生がLECで教鞭を執っていることを知りました。「もう司法書士しかない、神が俺に司法書士になるレールを敷いている」と馬鹿げた思いで目指す決意をしました。
LECを選んだ理由、および講座を選んだ理由
森山先生の講義を受講できることも大きな要因でしたが、それ以外にもたくさんありました。まず、「東北地方で唯一生講義が受けられる」ことでした。地方受験生は通信、と思い込んでいただけにこういった点も非常に魅力的でした。他にも、無料体験講義後に説明をして下さったLEC仙台本校のスタッフの方々がとても優しく親切だったこと、自習室が使えること、カリキュラムが非常によく練り込まれ、効率よく記憶の定着を図れるものであったこと、そして何より合格祝賀会の集合写真を他の受験予備校と比較すれば一目瞭然ですが、「合格者の数が圧倒的に多い」という実績はとても安心感があり、迷うことなくLECに決めました。
学習経験者向け講座について
実践力パワーアップ講座や択一&記述パーフェクトローラーで根本先生の講義を受講していました。根本先生の特徴はなんといっても「記憶に残る講義」でしょう。百聞は一見に如かずですので、無料公開講義などで根本先生の講義をご覧になってください。講義中の寸劇のおかげで、わたしは幾度となく救われてきました。また、講義では枝葉末節な知識ではなく、「本質重視の講義」を展開されていました。今思えば、本質を理解・イメージできていたからこそ、直前期に細かい知識を詰め込んでも、地に足がつき、安定して点数をとれていたのだと思います。
これから司法書士試験合格を目指す方(学習を始める方)へのアドバイス
司法書士試験は知識が膨大なため、勉強の範囲を明確にしないとどうしても手を広げすぎてしまいます。その結果、本試験当日に知識があやふやになってしまい、やったことがあるのに思い出せない、迷ったあげく時間を費やしたにもかかわらず間違ってしまう、という「最悪の事態」に陥ってしまう可能性があります。司法書士試験は、「膨大な知識量との戦い」であり、そこを避けて合格は難しいと思い、ある程度の量はこなさなければならないことを意識し続けました。具体的には、合格ゾーン過去問題集と六法を読み込み、特に六法は手垢で臭くなるくらい読み込みました。この考えをもってから、どんなに悪くても精撰答練[ファイナル編]・全国公開模試すべてで基準点を割ることなく安定した成績を取れるようになりました。
「絞り込み」は「最悪の事態」を避けることができますが、平成26年の午前のようなマイナー分野が多数を占めるような問題が出題されてしまえば点数は大きく下落します。しかもそれが年に一度の本試験で出題されたことを想像してみて下さい。わたしは専業受験生でしたので、働きながら勉強されてる方や、主婦の方など、すべての方々に自分の考えが当てはまるわけではありません。ただ、絞り込みには大きなメリットがある反面、デメリットもあるということを意識して日々の勉強に取り組んでいただければと思います。