目良 静香 さん(20代)総合1位合格
努力し続けた三年間
受験回数 | 3回 ※おためし受験含む |
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出身校 | 同志社大学 政策学部 |
主な受講講座 | 2019年択一ターゲット攻略合格パック 2018年実践力PowerUp合格パック |
司法書士を目指した理由・きっかけ
私の父は司法書士です。高齢化でお年寄りが増えてきていることにより、成年後見業務等が増えてきています。人の人生にかかわる大事な仕事で、判断力が必要なため責任も重く、何より人に信頼されなければできない仕事だと思います。私にとっても父は、良識があってとても頼れる存在で、憧れの人です。だから、私も父のように誰かの役に立ち、頼りにしてもらえる人になりたいと思って司法書士を目指すことにしました。
LECを選んだ理由
私がLECを選んだ理由は、司法書士試験対策講座がある予備校の中で、規模が大きく、法律系の資格に高い実績があると認識していたからです。実際に、答練や模試の内容も充実していて、やはりLECにしてよかったと思いました。また、LECの窓口に受講相談に行った際にスタッフの方にとても親切に対応していただいたことや、アットホームな雰囲気が気に入ったことも決め手となりました。
中上級講座についての感想や良かった点
2年目は実践力PowerUp講座を、3年目は択一ターゲット攻略講座を受けました。カリキュラムはどちらの講座も、おおよそ8月から始まり、年明けにすべての講義が終わります。また、答練は10月から始まります。講義を受けた少し後にその範囲の答練を受けるので、丁度良いタイミングで知識の確認ができるのが良かったです。実践力PowerUp講座の教材は、学習経験者向けですが、基礎的なことも丁寧に説明されており、それに加えてマイナーな論点や判例もたくさん書かれています。そのため、2年目だけでなく3年目の学習にもかなり役立ちました。特に不動産登記法の教材は雛形の掲載数の多さ、見やすさから重宝していました。択一ターゲット攻略講座の教材は、見開きページの左側が問題で、右側が左側の問題に関するまとめの図表や重要な論点が書いてあります。インプットとアウトプットが同時にできるので、時間の短縮になりました。問題は、過去問ばかりでなくオリジナルの問題も半分ほどあったので、見たことのない肢を解くことで、マンネリを感じず勉強することができたと思います。また、基礎の教材ではないので、基本的な知識の解説等は省いてあるため、まどろっこしくなくて読みやすかったです。
直前期の答練についての感想や良かった点や学習への役立て方
直前期の答練は、基本的な論点からマイナーな論点まで幅広く出題されて偏りがなく、すごく刺激になりました。解説冊子には問題と解説・解答が載っていたのでその一冊で見直しができた点が良かったです。また、関連知識やまとめの図表があったり、講座での使用教材の該当ページが載っていたり、ただ解いて解説を見て終わりではなく、次に生かせるような冊子になっていてとても役に立ちました。自分の教材に載っていない論点があれば、書き写したり、切り取って貼り付けたりして、活用しました。そして、一番良かった点は、不動産登記法と商業登記法の記述式問題の合わせて二問が、毎回択一式問題とセットになっていたことです。問題内容は工夫されていて、毎回違う論点が出題されるので、自分の弱点を見つけることができました。記述式の問題も、解説冊子に掲載されているので、択一式の勉強の合間にもう一度解いて、最大限に活用しました。
模試についての感想や良かった点や学習への役立て方
公開模試は、本試験と同じ時間帯に同じ問題形式で行われるので、本試験のシミュレーションができました。直前期の5・6月はほぼ毎週のように模試あったので、時間配分や問題の解く順番などが、ある程度自分の中で定まっていきました。その成果もあって、本試験でも落ち着いて問題を解くことができたと思います。そして解説冊子には、答練と同じく問題と解答・解説が載っているため、一冊で復習ができます。また、模試になると、答練の時よりも受験者数が増えるため、大体自分が全体でどのくらいの順位にいるのか、成績表でより正確に把握することができました。成績表には模試の受験者の中での総合順位だけではなく、本試験推定順位が載っていて参考になりました。
根本講師のここが良かった!
私が3年目に受講した択一ターゲット攻略講座は、根本講師が担当しておられました。根本講師は、寸劇を交えながら、印象に残るような独特の講義をされます。通信講座だったので目の前に根本講師がいらっしゃるわけではありませんでしたが、臨場感があってとても面白い講義でわかりやすく、ややこしくてほったらかしにしてしまっていた論点も理解できるようになりました。実際に問題を解いていて、わからなくなったときは根本講師の寸劇を思い出して正解を導いた時が多々ありました。答練や模試の成績は、2年目と比べて驚くほど上がりました。また、直前期になると、講義の最後に受験生に向けて励ましの言葉をかけてくださって、心が熱くなり最後まで頑張ろうと思えました。
フォロー制度の利用方法についての感想や良かった点
自習室を頻繁に利用していました。LECの近くで用事があるときや、通学で答練を受けに行った前後に利用することが多かったです。自宅の近くで解体工事が始まってしまったときには、朝から夕方まで利用し、自習室の存在がありがたかったです。自習室には司法書士試験だけでなく、公務員試験や行政書士試験など他資格の受験生も利用されていて、それぞれが集中している環境に自分の身を置くことで、気を高めることができました。
通学することのメリット・デメリット
私は、実践力PowerUp講座と答練と模試を通学で受験しました。メリットは、同じ目標を持った人の中で試験や講義を受けることによってモチベーションのアップにつながることです。特に直前期になって教室に入ると、本試験に対する緊張感が漂っていて、すごく刺激になっていました。また、分からないことがあれば、講義後に担当講師に質問することができます。デメリットは、行き帰りの通学で体力が奪われることです。
通信講座の利用方法やメリット・デメリット
私は択一ターゲット攻略講座を通信で受講しました。通信講座のメリットは、時間の縛りがないことです。極端に言えば、朝起きて朝食を食べてすぐに講義が受けられ、夜の寝る直前まで講義を受けられます。聞き逃してしまったら、すぐに巻き戻しができます。でも、通信だからといって気が緩まないように、緊張感をもって講義を受けることが大事だと思います。私はなるべく、決めた時間帯に講義を受けるようにしていました。
仕事・育児・学業との両立のコツ
私は、大学3回生の頃から勉強を始めました。やはり学業との両立は難しく、4回生の卒業論文の執筆時は特に、司法書士試験の勉強は後回しになってしまいました。また、周りの友達は就職活動が終わって遊んでいる中、私は勉強をしなければならないということを苦痛に思ってしまうこともありました。でも、家族や友達の応援、受験勉強ができるという環境のありがたさを思い気持ちを奮い立たせて勉強しました。
これから司法書士合格を目指す方へのメッセージ
私は、法律知識が全くないところから始めました。最初は範囲が予想外に広いし細かいし、いつまでも受からないのではないかという不安が離れませんでした。でも、毎朝起きてすぐに基本的な表を暗記したり、毎晩不動産登記や商業登記の雛形を書きまくったり、そういった地道な努力を積み重ねて、合格することができました。初心を忘れず、努力し続けることが大事だと思います。