近年の公務員試験は面接重視の試験となっています。
1次試験(主に筆記)の狭き門を潜り抜けた合格者の中から更に選抜された方が最終合格を勝ち取るのです!筆記試験は学習の仕方や頑張りが点数につながりやすい試験ですが、面接試験は短時間で面接官に自己PRをどれだけ伝えられるかがポイントです!そのポイントをLECでは基礎講義から実践にかけて面接突破の秘訣を伝授します。
公務員 面接試験の実態
面接試験はどのくらい重要なの?
国家公務員や一部の自治体では最終合格を判断する配点区分を発表しています。筆記試験を通過することはあくまで第1段階で、面接に配点比重を高くしている自治体が増えています。
※過去実施例です。
公務員の面接試験ってどんなことをするの?
多くの試験で実施されているのが、いわゆる「個別面接」です。その他にも複数の受験者を同時に面接する「集団面接」や「集団討論」、近年増えているグループワークやプレゼンテーションなど様々な面接試験が実施されています。
個別面接
受験者1人に対して面接官が3〜4人で実施されます。面接時間は1人当たり15〜20分程度が一般的で、出願時や1次試験合格時に渡されるESをもとに面接を行われることが多いです。
集団面接
複数の受験者を同時に面接する形式です。受験者3〜8人に対して面接官が3〜4人で実施されます。質問に対する回答は指名制であったり挙手制であったり様々です。
集団討論
与えられた課題について、決められたグループで討議し意見をまとめる形式です。1グループ5〜10人程度で討論を行い、その討論の様子から試験が受験者の社会性や協調性、考え方などを見ます。
面接ではどんなことを聞かれるの?
主にESや面接シートをもとに面接を行います。そのシートに沿った答えがきちんとできるようシート作成と準備が必要です。
今までで一番大変だったことは?挫折したことはある?
公務員では自己PRに加えて、今まで一番大変だったこと、挫折した経験などが聞かれます。困難に対し、どのような対応ができるのかをたいへん具体的にみています。どう乗り越えたのか、どのような工夫をしたのか、そこから学んだのか。みなさんの問題解決能力、潜在的な力を測っています。
なぜ、うちを受験したの?それだったら他の自治体でもいいんじゃない?
志望動機は面接時に必ず聞かれることですが、特に公務員は、なぜこの自治体を受けたのか、他の自治体でもいいのではないか、それは国の仕事でうちではできないよ、等など、その自治体に対する本気度、明確な意志を繰り返し、場合によっては執拗に問います。
公務員を選んだ理由はなんですか?なぜ民間ではなく公務員?
なぜ、民間ではなく公務員を選んだのか。その理由を明確に答えられるように準備することが必要です。志望する官庁や自治体でどのような仕事がしたいかなど答えられるように、志望先の特徴や仕事を調べておくことも必要です。
どのような仕事を取り組みたいですか?
仕事の価値観や向き合い方を知るための質問です。「国民のために、市民のために」といった抽象的な内容ではなくより具体的な内容が話せるよう準備をしましょう。どんな仕事をしたいか、どんなことに興味があるかと考える際に、自己分析から行うこともお勧めします。
これまでの経験をどのように活かせると思いますか?
自己分析や自分史を作りながら、これまでの自分の経験を振り返り、自己PRに繋がりそうな経験かを振り返りましょう。自分では些細な事と思っていることでも問題ありません。その経験が、志望すする官庁や自治体でどう活かすことができるか自分にしかないPRを見つけ出しましょう。
面接での失敗例は?
個別面接・集団面接・集団討論の3つの場面での失敗例を見てみましょう。
- 【個別面接での失敗例】
- 予備校の教科書などで典型的な質問に関する想定問答を準備しそれを覚えて行っただけだったため、想定質問とは微妙に違う質問であることに気付かず、質問に対してストレートに答えられませんでした。同時に、想定外の質問をされたとき想定質問に対する答えと巧拙の差がありすぎて不合格となってしまいました。
- 【集団面接での失敗例】
- 他の受験生が質問されているときに、自分の順番が来たらどう答えようかということばかり考えていたため、「今と同じ質問、あなたどうですか?」と聴かれたとき、「質問を聞いていませんでした」と答えてしまったり、「今のお隣の方のお話についてどう感じましたか?」という質問に対して、答えることができなかったことが原因で不合格となってしまいました。
- 【集団討論での失敗例】
- 6名のメンバー中4名は積極的に発言でき、議論は盛り上がったのだが、残り2名が置き去りにされ、全く発言できていないのをこの4名は放置し、集団討論が終了してしまったため、発言できなかった2名はもちろんのこと、積極的に発言できていた4名も、他人に対する気配りが出来ていない、という点がマイナス評価され、結局このグループは全員不合格となってしまいました。
面接試験を突破するためのコツ3選
面接試験の基礎知識を得る
面接試験時の出入りの作法であったり、受け答えの仕方といった面接の基礎の基礎を学ぶことが必要です。
その他、面接カードを記入するために何を準備すべきかなど、面接対策に入る前に基礎知識を得ることがから始めましょう。
また、面接対策を始める前に自分を知ることも重要です。自己分析も併せて行いましょう。
情報収集
次に公務員試験ではどんな面接試験が行われているか確認をしましょう。個別面接はもちろん、その他集団面接や集団討論が実施されているか確認をします。
その他、本番ではどのようなことを質問されているのかなど過去の事例を確認するなど情報収集することが大切です。
模擬面接など実戦練習
最後に本番に向けて何度も実戦練習を積むことも重要です。模擬面接などを経験し本番に挑む公務員受験生がほとんどです。
面接に慣れていない方が多い傾向にあるため、様々な面接形態を練習することをオススメします。
LECの面接対策
公務員試験の面接の基礎を学ぶ「面接マスター」志望先別に対策が可能な「都道府県面接対策講座」のインプット講座から実践的なリアル面接シミュレーションをご用意しています。リアル面接シミュレーションはLEC公務員コース受講生の皆さんは無料で回数制限なく本番まで受講することができます。
リアル面接シミュレーション[分析編]
通常の模擬面接を行うリアル面接シミュレーション(実践編)とは異なり分析編では職業能力開発指導の専門家である「キャリアコンサルタント」が指導します。
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面接手帳
LECでは、近年の面接重視の公務員試験に対応すべく、リアル面接シミュレーション、リアル面接シミュレーション[分析編]、担任相談など個別相談も含めた面接対策講座を実施しております。
ただ、受講生の皆さんの中には、こうした面接対策や相談を自分はどのように活用したらよいのだろうか、まずは最初に何を受けたらよいのだろうかという不安をもっていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回はLECの数ある面接対策や相談などを有効に活用してもらうために,面接手帳をご用意しました。
リアル面接シミュレーション、リアル面接シミュレーション[分析編]、担任相談の受講時に講師から受け取れますので、ぜひご活用ください!
(なお、現在「面接手帳」を使った面接指導は関東の中心校で実施のリアル面接シミュレーション、リアル面接シミュレーション[分析編]、担任相談でのみとなります。予めご了承ください)
模擬集団討論
近年、人物重視の傾向が高まっている公務員試験
多面的に見極めるために、『集団討論』を実施する自治体が増えています。しかし、集団討論対策は一人ではできません。
LECコース受講生の皆さんには、集団討論を体験できる機会を無料で設けています。
また、LEC模擬集団討論は、実際に集団討論を体験できるのはもちろん、討論の様子を見学することによって、効果が倍増します。また指導を行うのは、経験豊富な面接のプロの講師です。討論終了後に講師がお伝えする客観的なコメントはここでしか得られません。
面接情報データベース
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受験生が実体験した面接情報を提供するデータベースです
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公務員試験採用情報
<コース生限定>
最新採用情報や説明会開催の情報等を集約したサイトです
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※MYページより閲覧することができます。
合格者の声
私が合格・内定を獲得できた理由
A・Mさん(九州大学 在学中)
最終合格 | 福岡県(Ⅰ類行政) |
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- 面接対策の充実
- 2次試験で課される個人面接・集団討論は1人で対策するには難しいものです。私も2次試験の前は不安を抱えていました。そこでLECの面接対策をフルに活用しました。ESの細かい事項の指摘、リアル面接シミュレーションや集団討論練会では、自分では気づかないクセや、改善すべき点を先生方から教えていただいたので、すぐに改善に移すことができました。
私がLECを選んだ理由
中田 凌さん(名古屋大学 在学中)
最終合格 | 国家一般職、国税専門官、名古屋市 |
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- 講師の面接指導
- 私が合格できた最大の要因は講師の方との徹底した面接対策が大きいかなと思います。もちろん志望動機などは受ける試験によって異なりますが、どの試験種でも共通する質問も多いので、模擬面接をするたびに講師と一緒にアップデートしていきました。その中で自分が思いつかない質問もたくさんしてくださり、実際の面接で聞かれたりもしたので模擬面接の時点で露見して本当によかったなと思いました。