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【2025最新】国家一般職の教養区分の試験について解説!試験難易度や日程、試験内容は?

更新日:2024年12月11日

目次
国家一般職の教養区分とは
今までの国家一般職(行政区分)の試験と何が変わる?
国家一般職の教養区分の試験日程
国家一般職の教養区分の試験内容
基礎能力試験
課題対応能力試験
一般教養論文試験
人物試験
第1次試験合格後の官庁訪問
国家一般職(教養区分)の受験を考えているあなたへ
まとめ

国家一般職の教養区分とは

2025年度春に実施される国家一般職(大卒程度試験)で新しく実施される区分です。専門分野では分類しきれない「あなたの得意」をこの教養区分で将来の選択肢を増やすことが可能となります。
「専門分野では分類しきれない」とあるように、法律科目などといった専門科目試験は課されず、一般的な教養試験や速く正確に課題を解く能力に関する試験が実施されます。国家一般職(大卒程度試験)は例年、受験資格として大学4年次の受験となっていましたが大学3年次(試験年度の4月1日に20歳を向けている方)が対象となり、早期受験が可能となりました。また、採用候補者名簿の有効期間が6年間に伸びるなど変更があり、その他公務員試験や民間就活との併願方法がこれまでと違った様々な方法でできるようになります。

今までの国家一般職(行政区分)の試験と何が変わる?

これまで実施されてきた行政区分と新設された教養区分の大きな違いは専門試験が課されず「課題対応能力試験」が実施されるところです。また、論文試験についても「一般教養論文試験」と行政区分と違う形式での出題が予想されます。また、行政区分と教養区分では配点比率も異なっているため重点的に対策するポイントが変わってきます。

国家一般職(行政区分) 国家一般職(教養区分)
受験資格 20歳〜29歳
※受験年4/1時点の年齢
21歳〜29歳
※受験年4/1時点の年齢
採用候補者名簿
有効期間
最終合格発表後6年間 最終合格発表後4年間

国家一般職の教養区分の試験日程

国家一般職(大卒程度試験)と同じ日程で実施されます。大学3年次(20歳)に受験された方の官庁訪問は大学4年次の夏に実施されます。

2025年度試験予定

申込期間 2/20(木)〜3/24(月)
第1次試験日 6/1(日)
第1次試験合格発表日 6/25(水)
第2次試験日 7/9(水)〜7/25(金)
最終合格発表日 8/12(火)

※官庁訪問は例年1次試験合格発表日以降〜最終合格発表日の間に行われるケースがほとんどです。

国家一般職の教養区分の試験内容

1次試験は、基礎能力試験・課題能力試験・一般教養論文試験が実施されます。どんな試験が実施されるのか詳細を見ていきましょう。

基礎能力試験

国家一般職(行政区分)と同様の試験が行われます。ただし、行政区分に比べて配点比率がかなり高いため他の分野よりも得点できるよう学習することをオススメします。特に知能分野の数的処理は全体の47%を占めているので数的処理に苦手意識がある方は重点的に対策しましょう。

(参考)2024年度実施
多肢選択式30問
知能分野24問:文章理解10問、判断推理7問、数的推理4問、資料解釈3問
知識分野6問:自然・人文・社会に関する時事、情報6問

課題対応能力試験

課題対応能力試験では、速く正確に課題を解く能力が求められています。人事院が発表している例題から国家一般職の高卒者試験の適性試験で出題されている問題と類似しています。時間や問数は不明ですが高卒者試験が参考になります。

【例題】

一般教養論文試験

一般的な教養を土台とした判断力、思考力について記述する試験です。人事院が発表している例題のように資料を読み解き論文を書く試験となるようです。

人物試験

7月に行政区分同様に人事院面接が実施されます。一般的な面接対策を行いましょう。

第1次試験合格後の官庁訪問

国家一般職に合格=採用ではありません。そのため1次試験合格発表後に官庁訪問を経て省庁より内々定を獲得する必要です。教養区分の採用予定数や採用省庁の発表を待って、採用省庁に官庁訪問を行うことになります。官庁訪問は翌年度4月に採用を前提とした採用選考活動となるため、大学3年次に受験した場合は翌年の官庁訪問に参加することになります。

国家一般職(教養区分)の受験を考えているあなたへ

LECでは国家一般職(教養区分)にチャレンジする方をサポートする専用コースをご用意しています。教養区分独自の課題対応能力試験や一般教養論文試験の対策ができる講座も含まれています。新設の試験に挑戦したい方はぜひお申込みください。

まとめ

国家一般職(教養区分)が大学3年次より受験することができるようになったことで、将来の選択肢が広く選べるようになりました。3年・4年と公務員試験にチャレンジすることはもちろん。3年次で国家一般職(教養区分)を受験し、4年次では民間就職活動に力を入れて、最終的にどちらに就職するかなど選択しやすくなりました。公務員も民間もどちらに進むか悩んでいる方は、早期に公務員試験を受験するという選択もしやすくなりました。将来についてのご相談もLEC各本校にて承っております。お気軽にご相談ください。

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