更新日：2022年3月16日
「今の仕事を続けていてもいいのかな。」「仕事辞めたい。」「将来が不安だ。」「もっと向いている仕事があるのでは。」「やりがいを感じる仕事とは。」様々な事情から転職を考えている方も「公務員へ転職」という選択肢はいかがでしょうか。今からでも公務員を目指せるのか？公務員の仕事内容や給料、公務員になる方法、公務員に転職する上で後悔しないためにすべきことなど「人生の転機の転職を公務員でむかえること」についてお伝えします。
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公務員に転職を考える人の理由
やはり、現状の仕事に不満や不安があることは否めないのはないでしょうか？利益を追及するあまり、「本当に社会のためになっているのか。」やりがいについて自問自答を繰り返す。「残業が多すぎて何のために生きているのか分からなくなってきた。」など、仕事と生活のバランスが図れなくなり、ただただ仕事をこなす毎日。「結婚を考えているが、遠方への転勤もあり得るし、業績により給料も不安定、相手に自信を持って結婚を切り出せない。」など、社会人になり、将来設計を改めて考えてみた結果、現在の仕事に不安を感じる。社会人になると自分の人生について深く考える機会が増えることから、公務員への転職を考えるのではないでしょうか。
公務員の仕事内容ややりがいは？実際はどうなの？
公務員の仕事内容
大きく分けて「国家公務員」と「地方公務員」の二つに分かれます。
「国家公務員」はいわゆるスペシャリストとして専門的な分野から国の政策の企画立案や実行、法律や条例の整備、予算編成などに携わります。中でも「国家一般職」という職種では労働局、法務局、地方検察庁などの地方支局で地域に根ざしながら、現場で政策の実施に携わることが出来ます。ですので、地元のエリアに残りながら専門的な仕事に取り組む事が可能です。
「地方公務員」はゼネラリストとして、幅広い業務を通して地域住民に貢献出来ることが魅力です。年金や健康保険など各種社会福祉に対する相談、手続きを行うことであったり、防災防犯への対策を含めた町内自治会との連携業務など住民と近い距離で行う業務や、道路や河川、空港などの大規模な公共工事や高校、大学や児童相談所の設置、雇用、産業振興など大規模な業務にも携わる事が可能です。
公務員の給料
仕事の基盤が国、地方であり、公務員の収入は人事院勧告や人事委員会勧告に基づいて決定されるので民間企業のように景気や業績などで基盤や収入が大きく揺らぐことはありません。そのため安定した職業であると言えます。「令和3年度国家公務員給与等実態調査」「令和3年度地方公務員給与の実態」の結果データによると国家公務員と地方公務員の平均年収はおよそ約660万であり、民間企業の平均年収は「令和3年分民間給与実態統計調査」によると約450万であることから、公務員は長期に渡り安定した収入を得ることが出来ることがうかがえます。
公務員の福利厚生
自治体によって福利厚生の制度に特色はありますが、公務員の休暇には主に年次休暇や、夏季休暇、結婚休暇、産前産後休暇、育児参加休暇、子の看護休暇、短期介護休暇などの様々な特別休暇が準備されています。他にも定期健康診断をはじめとする各種健康診断、こころの健康相談窓口の設置、傷病手当金・育児休業手当金等の支給、がん検診・配偶者人間ドック等の各種検診の実施、各種貸付金などの制度を設置している自治体もあります。
公務員ではワークライフバランスを保ちながら、働きがいをもって長く健康的に働くことができる環境が整っているといえるでしょう。
公務員への転職方法は？
公務員へ転職するためには公務員試験に合格しなければなりません。大きく分けて「大卒程度枠」と「社会人経験者採用枠」の2つの試験枠があります。その中で概ねの自治体は「筆記試験」と「面接試験」を課しています。
大卒程度枠で受験
大卒程度枠と銘打たれていますが、これは試験問題の難易度を表したもので、年齢などの受験資格を満たしていれば、学歴に関係なく受験することが出来ます。採用人数が多くチャンスが大きいのが特徴です。しかし、自治体により専門試験を課すところもあり、勉強時間もある程度確保する必要があります。仕事をしながら勉強を続けるのか、一念発起し勉強に専念して時間を確保していくのか、自分の現在の状況を考慮して受験を検討していくことが必要です。
経験者採用枠で受験
民間企業などで経験を積まれた方向けの中途採用枠です。民間企業での経験を公務員の仕事にどう活かしていくのかが問われるため、専門試験を課される所は少なく、筆記は教養試験を採用している自治体が多いです。面接の内容もプレゼンテーションであったり、論文試験も政策課題解決論文など実践的な能力を重視した試験となっています。採用人数は大卒程度枠に比べ少なく倍率も高い傾向にあります。自身の強みをアピールしていくためにもご自身の経歴を詳細に分析していく重要性は高いでしょう。
公務員への転職で後悔しないためにすべきこと
ポイント①
公務員の大変な側面にも目を向けていくことです。
例えば市役所職員であれば淡々と事務作業だけこなしていればいいだけではありません。まさに今生きるか死ぬかの瀬戸際で困っている住民が強い口調で窓口にやってくることもあるでしょう。その際に誠意を持って対応できるか、相手の立場に立って物事を考えられるか、また自分がストレスを受けたとしても対処する方法を持っているかなど自分に公務員としての適性があるか考えましょう。面接官も適性という面をいろんな角度から測ってきます。
ポイント②
出来れば今のお仕事を続けながら公務員試験にチャレンジするのが理想です。
その理由は経済的な面からというのももちろんありますが、精神的な安定を保つことが大事だと考えるからです。自分が社会のコミュニティに属しながらなにかしらの役割を得ていることのありがたさは離れてみてわかることも多いです。ですので、仕事が精神的にとても辛く辞めてしまった、時間を作るために仕事を辞めたという方もアルバイトでも構わないのでコミュニティに属するということをおすすめします。
ポイント③
周りの理解を得ることです。大切な親御さんやパートナーやお子様などに一度ご相談されてみて下さい。
正直に申しますと、公務員試験はごく短期で簡易に完結するものではありません。その中でご自身の大切な周りの方の理解というのは必要不可欠です。ご自身が今置かれている状況や考えを話し合って頂いて、気持ちよく受験に挑める環境を整えて頂きたいと思います。そうすることで一層試験に合格したいという気持ちが芽生え、合格の可能性がぐっと高まります。
ポイント④
最後にもう一度民間も含めた他の選択肢は無いか検討してみて下さい。
公務員の良さ、民間の良さというのはそれぞれあると思います。民間では個人に独創的なアイディアが求められ、即行動に移す事ができ、結果から評価される良さはあると思います。対して、公務員では長期的に周りと協調しながら行動していくことが求められ、結果は目に見えてわかりやすいというものではないかもしれません。仕事内容と自分の適性を含めて考えていくことが重要です。公務員の仕事が今の仕事が嫌になった事の逃げ道になってはいけません。
公務員への転職を成功させるには？
「大卒程度枠」と「社会人経験者採用枠」のどちらにしても「採用試験」となっている以上合格と不合格がある競争試験です。
大卒程度枠では新卒の方と争わなくてはなりませんし、社会人経験者採用枠は多いとは言えない枠の中で合格を勝ち取らなくてはなりません。限られた時間の中で、筆記対策と面接対策を効率よく進めていかなくてはなりません。LECでは筆記対策と面接対策に精通した講師が「担任講師」として在籍しており、勉強スケジュールやエントリーシート、論文対策も含めトータルで効率よく学習を進めるサポートをさせて頂いております。また、「リアル面接シミュレーション」では元採用担当者が実戦さながらの面接対策を展開しています。
まとめ
今これをご覧いただいている皆さんの中にはお仕事に対してやりがいを失い、もしかしたら人生を見失いかけている方もいらっしゃるかもしれません。その中で公務員という仕事に一筋の光を見出したという方がいらっしゃれば、全力で取り組める環境がLECにはあります。また、全力で公務員合格に向けて取り組む皆様を全力でサポートさせて頂くことが出来れば、講師・スタッフ一同これ以上の喜びはありません。公務員の仕事は多くの人の幸せを支えていくことの出来る、やりがいがあり非常に魅力的なお仕事です。明るい将来に向けて一緒にがんばりませんか？夢に向かって頑張る皆さんを心からいつまでも応援しています。
- 監修者：LEC実力派の講師陣
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