白取 尚広 LEC専任講師

私の講義の特徴

一般に、教科書や問題集を中心とした座学の勉強は実務には役立たないと批判されます。その理由は微分・積分がわからなくても、難しい漢字が読めなくても、私たちが日常生活を送るのには支障がないからです。ところが、この批判は公務員試験、少なくとも私が担当する福祉・教育分野には当てはまりません。公務員試験の勉強で習得した知識は、むしろ公務員になってから役に立ちます。そこで私の講義では自分の公務員経験などを踏まえて、試験勉強の知識は採用後にも必要な知識と説明しています。

特に福祉・教育分野の公務員を目指す人は、「社会福祉制度に興味がある」「児童を養護する仕事をしたい」などの素直で熱い気持ちが困難な試験勉強を継続させる原動力としている人が多いです。その理由は福祉・教育分野の公務員の現場は、学校、保育所、福祉事務所、児童相談所、家庭裁判所、福祉施設など、私達の日常生活の不可欠な部分として期待されて責任重大ですが、非常にやりがいのある仕事だからです。

ですから、講義では試験勉強の知識が多く人たちのために役に立てられる武器となることを説明しながら、試験勉強が進むほどモチベーションが上がるような工夫に努めています。