速修コースで一発合格!
T・Hさん
年齢 | 30歳 |
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受験回数 | 1回 |
職業 | 特許技術者 |
出身校 | 東京工業大学 生命理工学院博士後期課程修了 |
受講講座 | 短答&論文速修コース インプット+アウトプット一括 |
選択科目 | 免除あり:博士 |
弁理士を目指した理由・きっかけ
博士課程を修了し、研究から離れても今までの経験を活かせる就職先を探していたところ、知財の業界には博士号持ちの方が多くいると知り、特許事務所への就職を決めました。これから、特許事務所で長く働いていくならば、弁理士の資格が必要と考え、弁理士試験の受験を決めました。
LECを選んだ理由
9月ごろに博士課程を修了したため、就職には6ヵ月ほど時間がありました。その時間を利用して弁理士試験の勉強をしようと考えていました。そこで、合格実績がよく9月からでも一から学べるコースを開講しているLECに決めました。
LECで受講した初学者向けコースとその担当講師について
速修コース開講前に先取受講で馬場先生のスマートコースの動画が視聴できたので、ある程度の基礎知識が入った状態で講義を受けることができました。そこで、講義中は知識を反芻するように意識しました。また、馬場先生は講義の中で常に流れを図解して講義をしてくださったので、審査、侵害、審判共に流れをつかむことができました。そして、Webフォローにより講義でわからなかったところを集中的に復習できたので、わからないところを放置することなく、効果的に復習することができました。
特に、馬場先生は講義の合間や前後に各個人の勉強の進捗や今何をやるべきかを事細かに個別に相談、アドバイスをしていただいたことが非常に有効でした。特に、短答これ問、論文これ問の使い方を中心に事細かに指導してくださり、個別の相談により今何をすべきかを明確にすることができ、一週間一週間有効に活用することができました。
馬場先生は、弁理士試験をあくまでも試験にとられ、最終的にどう合格点を取るのかを強く意識させてくれた点が非常に良かったです。勉強はやればやるほど自分の興味に走り、時間だけが過ぎていくことが多々あります。しかし、馬場先生はその勉強がどう試験に結びついているのかを講義の中で何度も繰り返しおっしゃってくださっていたので、興味本位に脱線することなく、試験勉強に集中することができました。
LECで受講した答練・摸試について
- 短答実戦答練は、本番の問題に一番レベルが近い点が一番良かったです。主要条文を中心としつつも、このような問い方もあるのかという問題が適度に織り交ぜられていました。ですので、点数がよいという達成感を感じつつも、新たに抑えるべき論点もちりばめられおり、モチベーションを上げつつ、様々な論点を把握できた点が非常に良かったです。
LECで受講したスポット講座について
短答論文速修コースが終了してから短答試験までの間、短答これだけゼミを受講しました。短答問題をこれポンからレア問まで徐々にレベル上げしつつ総復習できた点が非常に良かったです。
また、今年改正された点を中心に馬場先生がオリジナル問題を織り交ぜてくれていたので、改正された点を問われた本番でも短答これだけゼミのおかげで焦ることなく対応できました。
LECの教材や学習システムについて
Webフォロー制度がとてもよかったです。講義を受けてついていけなかった点を何度も聴き直し、徹底的に理解を深めることができました。
また、Webフォロー制度のおかげで、弱点を徹底的につぶすことができたのも非常にありがたかったです。
短答式試験対策でやって良かったこと
年内は、短答これ問のこれポンの問題をひたすら解きまくりました。まずは年内にこれポンの問題は5周以上し、短答試験の問題傾向をつかむことを意識しました。また、条文を読むよりも、審査、侵害、審判それぞれの流れを意識し勉強しました。条文は、かっこがき、但し書きや以上に長い一文など法律に全く触れたことのない私には、ぱっと読んでみてもよくわかりませんでした。
そこで、講義を繰り返し聞き、それぞれの流れをつかむことを意識しました。そして、その流れを規定している条文はどれにあたるかをノートに自分でまとめていき、理解を深めていきました。
論文式試験対策でやって良かったこと
短答の勉強と並行して、年内は論文これ問をひたすら繰り返し読んでいました。馬場先生に言われた通り、特段意識することなく、さっと問題を読んで、何条のことを聞いているのか、はたまた、判例なのかを意識する程度で繰り返し読み返していました。
また、年内には同時に平成20年から令和5年までのマッチングを馬場先生の指示通り進めていきました。これにより、いかに自分の言葉を使う必要がないかをつかむことができ、よい指針となりました。
短答試験後は、とにかく脱個性を意識した勉強をしました。まずは平成20年から令和5年の答案構成を一通り行いました。そして、一度答案を書いてみたところ、時間内に書ききれていないこと、答案構成で項目は上がっても実際には書けていないこと、不必要なことを書いて時間を浪費していることに気づきました。
そこで、先使用権であればこの順序で書く、この判例であればこの順序で書く、国内優先権であればこの順序で書く、差し止めや損賠賠償であればこの順序で書く、訂正審判の要件は残り時間を見て条文番号だけかくかはたまた全部書くか等、馬場先生の過去問の解答をとにかく形でとらえて、その形通りで書く、つまり、脱個性を意識し、本番までに100回分をかききり、試験に臨みました。
また、私は字が汚いとの自覚があったので、大きい字で書けば、少なくとも読みにくくはないだろうと思い、大きい字で書くことを意識しました。
口述試験対策でやって良かったこと
口述試験はとにかく、いろいろな人と練習することを意識しました。馬場先生のクラスの方々や義村先生の口述講座、会派の練習会、多くの人と何度も繰り返し練習しました。
また、LECのテキスト、会派の問題、模試の問題で問われ趣旨は一通り暗記しました。
学習時間を捻出するために工夫したこと
1日に勉強する時間をタイマーで管理し、タイマーがなったら勉強をやめるという風に時間管理を行いました。 また、1月ごとに計画をその月の1日目にたてて、1週間に分解、それをさらに1日に分解し、1日にやるべきことを明確にし、計画と勉強時間のすべてをエクセルで管理しました。
通学、または通信での受講を選択して良かった点や反省点
通学を選択したおかげで、一週間に一度は馬場先生と進捗を相談し軌道修正していたただけた点がよかったです。
また、同じ教室で講義を受けていると自然に他の受講生の方々とお話しすることができ、励みになりました。
今、合格して思うこと
まさか一発合格できるとは思っていなかったので、うれしい反面、来年からは弁理士として見られるのかと怖い気持ちの半々です。
ここ数年は実務能力を磨き、少しでも技術の進歩に貢献できる弁理士になりたいです。