目標通りに合格できました!
N・Nさん
年齢 | 30歳 |
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受験回数 | 1回 |
職業 | 会社員 |
出身校 | 東京工業大学大学院物質理工学院応用化学コース |
受講講座 | 1年合格ベーシックコース インプット+アウトプット一括 |
選択科目 | 免除あり:理工Ⅲ(化学) |
弁理士を目指した理由・きっかけ
前職では研究開発職として働いていましたが、もっと幅広い分野に触れたいという思い、知財業界に興味を持ち、現職の特許事務所に転職しました。そして、仕事として関わっていくのであれば、自分の知識に自信をもって仕事をしたいと思い、弁理士の資格を取得しようと考えました。
LECを選んだ理由
友人がLECの入門クラスに通っており、弁理士資格を取得したいならLECを受講するべきだと勧められたことがきっかけです。勧めにしたがってガイダンスを受けてみて、大変だとしても短期集中で合格を目指したいという自分の考えに合致しておりると感じ、受講を決めました。
LECで受講した初学者向けコースとその担当講師について
1年合格ベーシックコースを受講しました。このコースの良かった点は、大きく分けて2つあります。
1つは、試験範囲全体を何度も繰り返し学習しながら、知識を深めていける講義形式です。早期申込者だけにつく前年度の講義動画による先取学習、入門講座、短答対策講座と、理解を深めていくことができ、1年間でバランスよく学習を進めることができたと思います。
2つめは、6月頃から論文の授業があることです。論文試験のイメージを早めに掴むことができたため、短答の勉強をしながらも論文にも必要な知識や力を意識して学習を進めることができたと思います。
宮口先生の講座の良いところは、講義前後のサポートが充実しているところです。休み時間毎に質問を受け付けていただけ、多くの人が質問しに行く雰囲気が早い時期からあったため、少し引っかかるなという程度のことでも早めに質問して解消することができ、理解を深めることができました。
LECで受講した答練・摸試について
- [受講答練・模試]論文公開模試 論文直前答練 論文合格答練 短答公開模試 短答プレ模試 短答実戦答練
-
短答の試験時間は3.5時間、論文の試験時間は合計5時間のため、それほど長時間に渡って集中力を維持できないと思っていたのですが、何回も答練や模試を繰り返していくことで体も頭も慣れてきて、ある程度集中力を持続できるようになりました。
また、どういう順番で解いていくのが自分にあっているのか等を本番に近い内容と緊張感の中で試せたことがよかったと思います。
LECで受講したスポット講座について
- [受講講座]
宮口聡の短答REVOLUTION
宮口聡の論文ヤマゴロ講座
宮口聡の短答サルベージゼミ
宮口聡の「青本・審査基準いいとこ取り」道場
宮口聡の知財判例スーパーチャージド140+理解度アップ演習問題120
宮口聡の論文サルベージゼミファイナル - 宮口先生の勧めに従って、論文ヤマゴロ講座を2023年の5月(ベーシック講座を受け始めてすぐ)に受講しました。まだ入門講座を一通り受けた段階だったのでわからない内容も多く難しかったですが、論文の入門講座に入る前に、論文試験がどのようなものかを知ることができるとともに、入門講座の初めから、型を意識して演習に取り組むことができたと思います。
LECの教材や学習システムについて
土曜日に講義を受けて、講義の次の週の平日にWebフォロー制度を利用してその講義をもう一度視聴できるため、授業の記憶がまだ残っている間にもう一度音声を聞きながら復習でき、記憶を定着させやすかったのが助かりました。
短答式試験対策でやって良かったこと
短答REVOLUTIONの枝別問題と、短答サルベージゼミの演習問題を繰り返し解いたことがよかったと思います。短答サルベージゼミは全範囲を網羅的に扱っているので、全問を暗記しそうなくらい繰り返し解きなおしました。短答Revolutionの枝別問題は、一問毎になんとなく正解だった、を無くすために、一問毎に〇×の理由まで正解することを意識して問題を解き、2回以上連続で理由まで含めて正解できることを目標に繰り返し過去問を解きました。
論文式試験対策でやって良かったこと
夏の道場(青本・判例)の教材をベースに、過去問や予想問題に登場した知識を補足していく形で知識固めを行ったことがよかったと思います。夏の道場の教材は、何が重要点なのかがわかりやすいとともに、必要な情報が簡潔にまとまっているので、どの知識が必要かわかりやすく、効率的に知識固めが進められました。
また、網羅的な教材になっているので、漏れなくカバーできているという安心感があり、論文試験まで時間がない中で何から手を付ければいいのか分からないという心理的な不安が軽減できて勉強に集中できたと思います。
口述試験対策でやって良かったこと
口述用の具体的な学習に入る前に、宮レジを読み直して各分野の全体像を復習しておいたことがよかったと思います。特に、論文試験までは論文対策に集中してしまっていたため、論文で使わない知識が抜け落ちて、瞬発力が落ちていたように思います。
全体を把握しなおせていたため、特許の査証制度など、口述試験の過去問題でも扱われていない条文がでてもスムーズに知識を引き出すことができたと思います。
学習時間を捻出するために工夫したこと
通勤時間などの隙間を暗記と復習時間に当てて学習時間を確保していました。例えば、Webフォロー制度を活用して通勤時間に授業動画を見直して復習したり、カードを自作してちょっとした空き時間を暗記に当てたりしていました。
通学、または通信での受講を選択して良かった点や反省点
基本的に通学で講義を受けていました。やる気が出ない時期でも教室に行ってしまえば集中して授業を受けることができることと、疑問点や学習の進め方についての悩み等があっても、その日中に質問・相談ができることがよかったです。
今、合格して思うこと
学習を始める当初の目標は一発合格だったものの、途中で何度も諦めそうになりました。無事に目標を達成することができたのは運がよかったのと、何よりも周囲のサポートに助けられた面が大きいと思います。これからは、仕事に励んで弁理士としての力をつけて、周りに恩返しできるようになりたいと思います。
受験勉強をこれから始める方は、これから大変な時期や不安になる時期はあると思いますが、一人で抱え込み過ぎずに、先生方の力も大いに借りて頑張ってください!