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2024年度合格
小澤 三奈美さんの合格体験記

合格者
一発合格

知財未経験でも一発合格できました

小澤 三奈美さん

年齢 28歳
受験回数 1回
職業 特許事務所 (受講開始時はメーカーの研究開発)
出身校 立命館大学大学院 理工学研究科 機械システム専攻 マイクロ機械コース
受講講座 スマート攻略コース インプット+アウトプット一括
選択科目 免除あり:応用情報技術者

弁理士を目指した理由・きっかけ

私は新卒でメーカーの研究開発職に就きました。そこで特許出願する機会があり、知財の分野に興味を持ちました。そして、私は実験するよりも、論文の執筆や資料作成などの方が好きだったため、明細書の作成業務に興味を持ち、思い切って弁理士を目指すことにしました。

LECを選んだ理由

近所に予備校が無かったため、通信講座を開講しているところを探していました。また、受講しても自分に法律の勉強が向いていなく途中で挫折することも考えられたので、できるだけ受講費用が抑えられるスマート攻略コースにしました。

LECで受講した初学者向けコースとその担当講師について

<スマート攻略コースの良かった点>
①モチベーションの維持がしやすい
1コマの講義時間が60分と短いため、集中力を切らすことなく受講できました。また、馬場先生は、時期ごとにやるべきことを明確にしてくれます(例えば、「コース受講当初は四法対照に落とし込み」、「年内は四法のこれポンを完璧に」、「下三法は2月からでOK」など)。そのため、今何をやるべきかについて悩んだことが少なく、モチベーションが維持しやすかったです。馬場先生の講義はわかりやすく面白いため、楽しんで講義を受講できました。様々な雑談を交え、そして面白い動きを入れながらの講義であるため、インパクトが大きく、講義の内容も頭に残りやすかったと思います。
②受講料が低廉
弁理士試験の受験を決めた頃は新卒2年目だったので、金銭的余裕も無く、講座にあまり費用をかけることができませんでした。スマート攻略コースは、比較的低廉な価格設定であるにもかかわらず、講義やテキストの質が高いため、非常にコスパの良いコースだと思います。

<馬場先生の良かった点>
馬場先生は、通信講座でも質問や相談し易い環境を提供していただいた点が良かったです。過去問の内容でわからない点の質問や、勉強の進歩についての相談など、とても親身になって対応していただけました。親身に対応してくれたからこそ、先生を信頼して最後まで走り抜けられたのだと思います。
また、馬場先生は、「試験に合格するための勉強をすること」を常に意識させてくれました。特に、試験に出る事項についての重要度・優先順位を明確化してくれたため、試験に出ない内容に深入りすることなく、効率的に勉強を進められました。そのため、コース受講当初は知財について未経験かつ知識が全くない状況であったにもかかわらず、一発で合格できたのだと思います。

LECで受講した答練・摸試について

[受講答練・模試]論文公開模試 短答公開模試 短答プレ模試
<短答公開模試>
他の受講生がいる中で、かつ制限時間がある中で受ける模試は、緊張感ある環境で解く経験を得られてよかったです。模試を受けることによって、短答は時間が結構余る試験だとわかりました。そのため、本番では落ち着いて問題を解くことを意識できました。

<論文公開模試>
短答試験が終わるまで論文の答練を受けたことが無かったので、初めての模試では、時間が足らずに絶望しました。模試のおかげで、自分の書くスピードがとにかく遅いことに気づきました。そのため、「特許」については本番で答案構成をしっかりしてはいけないと考えました。試験本番では「特許」については、ほぼ答案構成することなく、無事最後の問題まで回答できました。

LECで受講したスポット講座について

[受講講座]馬場信幸の短答これだけゼミ 馬場信幸の審判完全攻略道場
ペースメーカーかつ知識の整理のため、馬場先生の短答これだけゼミを受講しました。毎週たくさんの問題を解くことで自分の苦手な個所が明確になり、そこを重点的につぶすことができました。また、これまでずっと通信講座でしたが、短答これだけゼミでは通学を選択し、片道約2時間かけて通学しました。多くの受講生がいる中で問題を解く機会を得られ、本試験の練習となってよかったです。

LECの教材や学習システムについて

通信Webでの受講がメインでした。アプリに講座動画をダウンロードできるため、通勤時間中にスマホを使って倍速で見直しをしていました。
また、馬場先生がご好意でXでの質問を受け付けてくださっていたので、通信Webでの受講であっても気軽に質問できました。

短答式試験対策でやって良かったこと

入門講座に入ったあたりから短答これ問(短答試験の過去問教材)を使って、四法対照に落とし込みを始めました。落とし込みを行うことで、条文のどの箇所が問われやすいかや、論点を理解できました。四法横断攻略講座(現在のセカンダリー四法攻略講座)のレジュメのまとめ表などをコピーして切り取り、四法対称に貼り付けていました。落とし込みや表を貼り付けた四法対照は、知識を整理するためによく見直していました。落とし込みが終わった後(8月ごろ)、短答これ問のこれポン(よく出る論点)を覚える作業と、これポンに関する過去問を解く作業に入りました。この際、これポンだけではなく、これポンの理由付けもセットで覚えるようにしました。これポンの過去問は、年内で4周以上は回したと思います。上四法の短答に関しては、年内はこれポンを完璧にするよう意識して取り組みました。
下三法は、年明けの1月中旬ごろから勉強を開始しました。著不に関しては、レジュメの表がわかりやすくまとまっていたので、それをコピーして移動時間中に暗記していました。パリ条約は、条文数が少ないので、条文数を丸暗記しました。TRIPsは、コスパが悪いと思い捨てました。PCTは、フロー図を丸暗記し、自分でフロー図を描ける状態までにしました。

論文式試験対策でやって良かったこと

短答対策と並行して論文の対策をしていました。論文これ問(論文を書くのに必要なパーツ集)が配布された直後から、通勤時間を使って論文これ問の定義や趣旨のインプットを行いました。また、夏に平成14年〜令和4年の過去問のマッチング(条文の言葉、問題文の言葉、覚えるべきキーワードをマーカーで色分けする勉強)を行いました。年内は、とにかく論文これ問を繰り返し読み、過去問のマッチング、及び過去問を使って項目上げする練習をしました。
論文の勉強は年明け1月で切り上げ、短答試験後は、とにかく答案構成を繰り返し行いました。平成20年から令和4年の過去問の項目出しを4周以上しました。全文書きは模試だけでしたが、十分でした。移動時間は答案構成ができないので、論文これ問を繰り返し読みました。

口述試験対策でやって良かったこと

論文試験後は燃え尽きてしまい、7月いっぱいは全く勉強できませんでした。8月に入ったあたりで口述アドヴァンステキストを使って練習し始めました。論文試験の合格発表後、LECの模試を1回と会派の練習会を5回受けました。色々な試験官に慣れることが出来たので参加して良かったです。

学習時間を捻出するために工夫したこと

学習時間を確保するために、隙間時間の活用を意識していました。通勤時間や昼休憩、予定の待ち時間はインプットを行い、一方で机に座って勉強する時は講義の受講や問題演習をしていました。 平日は3〜5時間、休日は8〜10時間勉強していました。平日は、退勤後は疲れて集中できなかったので、朝3時や4時に起きて出勤する前に勉強していました。土日は、コワーキングスペースに朝6時からこもって勉強していました。コワーキングスペースを契約して、集中できる環境でがっつり勉強できたのは良かったと思います。

通学、または通信での受講を選択して良かった点や反省点

通信で受講しました。通学と違って受講日が決まっていないので、自分の好きなタイミングで講義を視聴できたので良かったです。教室で講義を受けるよりも、自分でスケジュールを立てて一人で黙々と勉強する方が自分に合っていたので、通信で受講してよかったと思います。

今、合格して思うこと

馬場先生の講義のおかげで知財の面白さに気づき、スマート攻略コースを受講して半年後にメーカーの研究開発職から特許事務所の特許技術者に思い切ってキャリアチェンジしました。 弁理士合格はゴールではなく、これからのスタートラインなので、一人前になれるよう研鑽していきたいと思います。

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