
淡々と勉強をこなしていくのみ
年齢 | 32歳 |
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受験回数 | 2回 |
職業 | 会社員 |
出身校 | 名古屋大学大学院 応用化学専攻 |
受講講座 | 1年合格ベーシックコース インプット+アウトプット一括 Lゼミ |
選択科目 | 免除あり:大学院卒(化学) |
弁理士を目指した理由・きっかけ
新卒から一貫して研究開発職の会社員として勤務してきました。製造業ですので、大型の設備を使って、チームで協力して仕事を進めていくといった働き方をしてきました。あるとき、「自分が自身だけの能力でできることって何だろう」と、ふと思い立ち、なるべく自分自身の力で食べていける力を身に着けたいと考えたことがきっかけです。年齢制限や勤務地、勤務時間、勤務場所、業界に縛りが比較的少なく、働き方に広がりがあることも弁理士の魅力だと考えています。
LECを選んだ理由
最も実績があり、短期合格ができそうと考えたからです。確かにコースはいずれも高額ではあると思います。しかし、合格までに要する勉強時間と費用を天秤にかけた際には、私にとって短期合格が何よりも価値がありましたので、もっとも早く合格できるであろうLECを選びました。何を重視するかは各人異なってくるとは思いますが、ドライに勉強時間を時給に換算すれば定量的に比較できます。およそ2年の勉強と、2回の受験で合格できたことから考えると、LECを選択したことは正解だったと考えています。
LECで受講した初学者向けコースとその担当講師について
あれこれ考えずとも、1年合格ベーシックコースを受講しておけば通り一辺倒の合格知識を身に着けられるという安心感がありました。また、言い方はよくないですが、勉強しきれないほどのテキストが次々と送られてきますので、勉強教材が不足するということはなく、他の一般書籍などを購入する必要はなくなります。また、短答基礎力完成講座の前に、論文の入門講座があることが良かったです。短答試験までまだ日があるうちに論文試験のいろはを学習することで、一度論文に対する抵抗をなくし、合格までの道筋をイメージすることができるようになりました。インプット講義の後にも、これまた充実した答練や模試が多数パッケージになっている点からも、非常に充実している講座であると考えられます。
江口先生の講義は入門からハイレベルで、講義についていくだけでも非常に大変です。しかし、Webフォローや音声フォローで繰り返し復習することで、入門講座の時点から短答試験に挑めるレベルの力を身に着けられますので、合格に向けて着実に成長している実感を得ることができました。また、難関の短答試験であっても江口先生の入門講座をしっかり吸収できれば、だいたいの問題には対応できるという自信にもつながりました。結果的に、入門講座のテキストは5周程度は繰り返し学習していて、個人的には短答試験においては、過去問以上に重宝したテキストとなりました。そのおかげもあり、短答基礎力完成講座テキストや、短答アドヴァンステキストについては、入門講座の復習のような位置づけで、特段圧倒されることなく学習が進められました。
LECで受講した答練・摸試について
- [受講答練・模試]論文公開模試 短答公開模試
- きっちりした環境と、当日と同じ決められた時間で問題をやりきるという訓練をすることに価値があると考えています。論文試験は、時間的にタイトで、ペンをひたすら動かす疲労感もかなりあり、商標法では始まる前からヘトヘトでした、これがわかっていれば、休憩時間の使い方や疲労回復グッズの準備、ペン選びまで備えることができます。私は意思が弱いので、自宅で同じような環境で模試ができないので、会場で受けられる公開模試はありがたかったです。また、模試は本番より難しく設計されていることも多々あると思いますし、結果が悪くてもあまり落ち込む必要はないです。
LECの教材や学習システムについて
入門講座の音声フォローが良かったです。江口先生の講義はテキストが充実していますので、テキストと音声フォローがあれば、何度も繰り返し勉強できますので、消化不良になっている部分を重点的に学習することができました。
短答式試験対策でやって良かったこと
江口先生オリジナルの入門テキストをひたすら繰り返していました。江口先生の入門テキストは入門ではありますが、スタンダードな短答試験問題であれば十分に対応できるレベルにあるので、合格点をとるという意味では決して不足感は感じなかったです。後は、個人的に「1点の取りやすさに科目の差がある」ということに気づいてから、効率よく勉強が進められたのかなと考えています。あくまで私自身の感覚ですが、近年では、不正競争防止法、パリ条約と意匠法は比較的短時間の勉強でも高得点が狙える科目と考えていたので、これらは満点を狙い、他の科目は確実に取れるところをとっていく、といった作戦が功を奏したかと思います。ただ、論文試験を連続で合格しようとすると、やはり特実・商の勉強はしっかり行うべきですので、私と同じく、「まずは短答を確実に合格する」という戦法をとる場合には参考にしてみてください。
論文式試験対策でやって良かったこと
江口先生のLゼミが非常に良かったです。江口先生のLゼミでは毎週順位表が発表されます。短答試験と違い、論文試験は相対評価で合否が決まるという性質を鑑みれば、合格レベルに対して自分がどの程度の位置にいるのかが常にウォッチできるLゼミはとても重要でした。論文試験は採点も自身では確信をもって行えないため、毎週江口先生に精密に採点して頂ける機会は貴重なものでした。
また、相対評価ということを考えると、受験生間で同じように論点を挙げられたとしても、江口先生の隙のない論述方法の方が高得点がとれることは疑いようがなく、時間的に余裕がある意匠や商標の場合には、特に有利であると考えています。論文試験は指導者の考え方や個性をトレースすることになると思いますが、自分自身が信頼してついていける指導者を早く見つけることが大事であると考えます。
口述試験対策でやって良かったこと
模試に数多く参加したことはよかったです。場慣れしますし、試験官の表情を見て、口述していることが正しいのか、間違っているのかを判断して、臨機応変に対応できるようになれました。あとは、口述オールインワンテキストは非常に良かったです。一見ボリュームがあって手を付けにくいですが、論文試験を合格できるレベルであれば、全く初見の内容はそれほど多くはないと思いますので、総復習を兼ねて、非常に有効活用できると思います。
学習時間を捻出するために工夫したこと
いわゆる飲み会や、休日に友人と遊ぶことは極力減らしました。私は、あまり隙間時間に脳みそを切り替えて集中できるタイプではないので、少なくとも1時間以上のまとまった時間があるときに勉強をしていました。一概には言えませんが、フルタイムで仕事をしているのであれば、時間の使い方の取捨選択をしないと、短期合格に必要な勉強時間の確保は難しいのではないかと思います。自身が何年で合格する気があるのか、合格レベルに達するのに逆算して、どの程度勉強する必要があるのかはわかってきますので、計画を立てたうえで、プライベートとのバランスを考えてもらえばよいと思います。
通学、または通信での受講を選択して良かった点や反省点
通学講座を選択しました。通学の時間・距離的に無理がないのと、自宅などで通信にて長時間集中する自信がなかったので、通学が自分に合っていました。住まいの関係で通信を選択せざるを得ない方も多いと思いますが、毎週相当量で授業が進んでいくため、しっかり消化できるようにスケジューリングすべきです。
今、合格して思うこと
何よりも、家族の協力があってこその合格だったと考えています。約2年間、こどもも生まれたばかりで大変だったにもかかわらず、文句ひとつ言わずに私に勉強に集中させてくれたおかげで、短期合格が叶いました。これから弁理士試験に挑もうとするのであれば、自身が弁理士試験の勉強をするのに及ぼす影響もよく考え、それでも弁理士になりたいか?を熟考したうえで、受験の決断・受験勉強をされたほうがよいとアドバイスをしたいです。