短期合格するならLEC一択!
林 和宏さん
年齢 | 20歳 |
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受験回数 | 1回 |
職業 | 学生 |
出身校 | 慶應義塾大学法学部法律学科 在学中 |
受講講座 | 1年合格ベーシックコース インプット+アウトプット一括 |
選択科目 | 免除あり:応用情報技術者試験 |
弁理士を目指した理由・きっかけ
私が弁理士を目指したのは、理系と法律の両方の知識を求められる点に魅力を感じたからです。
私は高校まで理系選択をしていましたが、大学では法学部に所属しており、現在も法律の勉強をしています。このような背景があるなか、将来の進路を考えたとき、理系の知識も扱いながら仕事をしたいという思いがあったのでこの資格を取ろうと思いました。
また、この業界は国際的な業務が多い点も特徴だと思います。英語を使って仕事をしたいという思いも漠然とあったので、そのような環境に身を置けることもあり、弁理士を目指しました。
LECを選んだ理由
私がLECを選んだ理由は、圧倒的な合格実績です。大学生協に置かれていたパンフレットの表紙に「一発合格者の5人に4人がLEC」と書かれており、一発合格をするにはここしかないという思いでLECを選びました。
実際に、一年でも十分合格できる講座が組まれており、LECを選んで良かったと思います。
LECで受講した初学者向けコースとその担当講師について
1年合格ベーシックコースは、1年で合格できるカリキュラムが十分整っており、受講して良かったです。
特に、論文試験の対策を夏明け頃から早期に開始できる点は一年で合格するために重要なポイントだと思います。論文の基本的な書き方や基礎的な知識を模範回答と照らし合わせて学べるため、短答試験後の1ヶ月で焦ることなく論文の勉強に取り組めると思います。
また、添削もコメント付きでしてくださるので、直した方がいいところを知ることができます。短答試験対策についてもしっかりと答練が準備されています。具体的には、年明けから毎週実施され、本試験と同等かそれ以上の問題が膨大な量用意されています。
また、同じコースを受けている受講生200人以上の中での順位と各問題の正答率が毎回グラフで示されるので、自分が合格レベルに達しているのか、そうでないのかをしっかりと把握できる点が非常に良かったです。
まずは、宮口先生には1年間大変お世話になりました。ありがとうございました。
宮口先生の講義の特徴を一言で表すならば、「記憶に残りやすい講義」です。記憶に残りやすい要因は様々ありますが、まず大きな特徴が7色の蛍光ペンでの色付けです。正直なところ、初めはテキストをカラフルにすることに抵抗がありましたが、勉強を進めるうちにその重要性がわかりました。条文のここら辺が青だったなというイメージも覚えておくことで、定着率は格段に上がりますし、これを宮口先生の言葉でいうなら、右脳と左脳のどちらも使うのが大切だということです。
また、宮口先生の語呂合わせも重要事項の定着に役立ちます。長年講師をされている宮口先生は非常に多くの語呂合わせを教えてくださり、特徴のある語呂を大きな声で何度も読み上げてくださると、頭にとても残ります。体験講義を受講すると分かると思いますが、宮口先生は明るく元気で面白い先生です。短答、論文試験の直前期で気が滅入りそうになるときは、講義をオンラインで見て元気をもらっていたので、精神面でも非常に助けられました。
講義が分かりやすいことはもちろん、面白さや大きな声は宮口先生の特徴です。勉強を楽しむこともできますし、オンライン受講の際は早送りしてもはっきり聞きとれることは非常にいいので、ぜひ受講してみてください。
LECで受講した答練・摸試について
- [受講答練・模試]論文公開模試 論文実戦答練 短答公開模試 短答実戦答練
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短答公開模試は300人程度の受験者がおり、自分の順位がはっきりと示されるので、試験1、2ヶ月前の自分の立ち位置を把握できて良かったです。
また、短答公開模試、論文公開模試のいずれも本試験レベル又はそれ以上の問題も出題されるので、特に1年目の受験者にとっては本試験レベルの問題に慣れるという点で重要だと思います。
LECで受講したスポット講座について
- [受講講座]宮口聡の理想と現実答案 宮口聡の短答REVOLUTION
宮口聡の論文ヤマゴロ講座 宮口聡の短答サルベージゼミ - 短答REVOLUTIONは20年分の過去問が先生の解説とともに収録されており、市販の過去問題集は10年分しか載っていない点で、他の受験生と差をつけることができます。私もこの短レボを繰り返し解き、本試験では54点を取ることができたので、非常におすすめです!
- 論文ヤマゴロは、これを受講しなかったら論文試験は合格できてないだろうと感じるくらい受けて良かった講座です。この講座は論文の型を身につけるためのものですが、「論文の型」を覚えると、題意把握ミスや的外れな記載が減り、安定した点数を取ることができるようになります。また、論文を書くスピードが早くなるメリットもあるので、論文が苦手な方はすぐに取ることをおすすめします。
LECの教材や学習システムについて
LECの短答アドヴァンステキストは、審査基準や基本書の内容まで細かくまとめられており、短答試験に必要な内容が漏れなく記載されている点が非常に良かったです。
また、Webフォロー制度が設けられており、通学受講であっても自宅でWeb上で講義動画を視聴できることは良かったです。授業内でよく理解できなかった箇所や先生の語呂合わせを振り返るために活用でき、さらに本試験2ヶ月前には倍速再生で講義を一通り聞き直していました。
短答式試験対策でやって良かったこと
短答試験の勉強として過去問を繰り返し解くことはもちろんですが、他には条文を読み込むことがとても大切だと感じました。
弁理士試験の短答において、非常に細かい部分まで聞かれる問題が多いことは過去問を通じて感じるかと思います。それらを正確に解くためには、ある条文に但書があるのか、語尾はmustかcanかなどを頭の中にある程度入れておかなければなりません。実際に私は、電車移動などの隙間時間でひたすら条文を見ながら繰り返し読んでいました。そのときには宮口先生の7色の色分けが非常に役立ったのを覚えています。
このように、過去問演習と条文の読み込みの繰り返しが短答試験で重要となり、過去問演習では短答REVOLUION、条文読み込みでは宮口先生の7色の色分けが役に立ったと思います。
論文式試験対策でやって良かったこと
論文試験の勉強で重要なことは、早めに判例、青本、論文の型を覚えるということです。具体的には、夏頃(8、9月)から徐々に始めていきました。この時期から短答の勉強以外も進めておくと後々余裕が生まれますし、短答試験後の1ヶ月で詰め込むことはほぼ不可能だと実際に勉強をしてみて思いました。宮口先生の講座として8月頃に判例と青本の道場があり、この講座で頂く冊子は口述試験まで使っていました。
また論文の型は宮口先生の論文ヤマゴロで身につけられます。特にこの「論文の型」は覚えただけでは身に付かず、繰り返し答練で使うことで定着させることができます。1年目で知識がそれほどついていない段階でも、論文の型だけ覚え、論文基礎力完成講座の答練で意識しながら使うと、それだけで半年後の論文の実力の差は大きく変わってくると思います。論文を書く速さと内容の正確性を並行して上げていくことができるので、興味がある方は論文ヤマゴロも受講してみてください!
口述試験対策でやって良かったこと
口述試験の勉強では、会派の主催する口述練習会に参加しました。短答、論文と異なり、口頭でのアウトプットが求められる口述は全く違うタイプの試験です。私自身も練習会の最初は回答に詰まることが多々あり、場数を踏むうちに慣れていったので、参加可能な練習会にはできるだけ参加されることをおすすめします。
学習時間を捻出するために工夫したこと
私は学生なので、社会人の方たちよりは勉強時間を確保しやすい環境でした。そのため、勉強時間がないことを言い訳にできないという思いで、時間があるときは日々勉強に取り組んでいました。
その中で社会人の方たちと共通する点で言えば、いかに移動時間で勉強するかだと思います。通勤、通学の往復2時間程度を毎日勉強に当てるか否かで差は開いていくので、隙間時間を有効に使うことが大切だと思います。
通学、または通信での受講を選択して良かった点や反省点
私は、通える距離であれば通学一択だと思います。通学の利点は、その日のうちに分からない箇所を先生に聞いて解決できることや、同じ試験に挑む方々に会えるということです。試験勉強をしていると、時々自分がどの程度実力があるのか見失いがちですが、通学することで他の方々から刺激をもらえますし、自分が順調か遅れをとっているかも感じることができます。
また、宮口先生は受講生のどんな質問でも丁寧に答えてくださるので、宮口先生を選ばれる方は尚更通学がオススメです。
今、合格して思うこと
合格をしてみて、一番は支えてくれた両親に感謝したいです。試験勉強中の1年半の間、食事面でも精神面でも金銭的な面でも支えてもらい、両親のサポートなしには合格できなかったと思います。また、1年半お世話になった宮口先生にはもちろんのこと、勉強期間中に応援してくれた友人にも感謝したいです。
試験期間を振り返ってみると、もしもう一度最初から勉強をするかと言われたら正直断るかもしれません(笑)。それくらい1年間やりきりました。これから又は現在勉強をされている方にメッセージを送るならば、それは次の本試験まで完全燃焼するくらい勉強することが大切だということです!体調に気をつけて頑張ってください!