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2023年度合格
角野 愛紗さんの合格体験記

合格者
一発合格

宮口先生のおかげで一発合格

角野 愛紗さん

年齢 30歳
受験回数 1回
職業 特許事務所勤務
出身校 東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻 博士課程修了
受講講座 1年合格ベーシックコース インプット+アウトプット一括
選択科目 免除あり:博士

弁理士を目指した理由・きっかけ

大学での研究を通して、自分自身が研究を続けることよりも、これまでの研究で培った能力を生かして他の人の研究を形にすることをサポートする方が向いていると感じたからです。
また、資格がものを言う専門職であるため、今後産休や育休で一度仕事を離れることがあっても仕事に戻りやすく、これまでに培った能力を一生を通じて活用することができると考え、弁理士を目指すことにしました。

LECを選んだ理由

まず一つは、一発合格の実績が高いことです。一発合格の実績が高いということはカリキュラムが洗練されているというだけではなく、実績を見て集まってくる他の優秀な受験生の中に身を置くことで刺激をもらえると思いました。
職場から近く、平日夜の講義も通いやすかったことも決め手でした。

LECで受講した初学者向けコースとその担当講師について

1年合格ベーシックコースは、入門講座→論文基礎力完成講座→短答基礎力完成講座の3段階に分かれていることによって、初めに大まかな内容を掴んだうえで、個々の細かな知識を得られたことが良かったです。重要なポイントはコース全体を通して何度も聞くことになるので、意識せずとも知識を身につけることができました。
「論文基礎力完成講座」では答練と解説講義がセットになっているので、問題を解きっぱなしにすることなく、「自分の答案に何を足せばより完成度の高い答案になったのか」ということをしっかりと考えて次に繋げることができました。
「短答基礎力完成講座」では、条文そのものについて深く学ぶだけでなく、重要な審査基準・判例をセットで学ぶことができた点が良かったです。

宮口先生の講義では、実例を交えた解説が多かった点が良かったです。例えば、実際の特許出願・意匠出願・商標出願の願書や無効審判請求書を追加資料として配布してもらえました。私は仕事で特許には触れていましたが、意匠・商標は全く触れていなかったので、テキストを読んでいるだけではピンと来ない部分も多々ありました。しかし、このような配布物のお陰で実際のイメージが掴めるようになり、知識として定着しやすくなりました。
また、宮口先生の講義では重要なポイントをかなり強調して話すので、印象に残りやすくなっています。それに加えて、マーカーを使ってテキストや条文集を様々な色で塗り分けることによって、視覚的にも記憶に残りやすくなります。このように耳と目の両方から知識を吸収できることが、一発合格に繋がったと思います。

LECで受講した答練・摸試について

[受講答練・摸試]論文公開模試 論文直前答練 論文合格答練 短答公開模試
短答実戦答練
「論文合格答練」では、論文基礎力完成講座が終わった後も定期的に論文試験に触れることができたので、短答の勉強に集中しながらも論文の感覚を忘れずにいることができました。
「論文公開模試」では、本番のように1日で特実・意匠・商標の3科目を受験できる点がよかったです。自力ではなかなか本番のスケジュールで問題を解くことはできなかったので、模試を通して当日の疲労感等を経験することができて助かりました。

LECで受講したスポット講座について

[受講講座]宮口聡の理想と現実答案 宮口聡の短答REVOLUTION
宮口聡の論文ヤマゴロ講座 宮口聡の短答サルベージゼミ
「論文ヤマゴロ講座」を論文基礎力完成講座が始まった時期に受講したことにより、いち早く論文の型を身につけることができました。そのお陰で論文基礎力完成講座の答練で最初から高得点を取ることができ、論文試験に対して一度も苦手意識を抱かないまま自信をもって本番に臨めたことが一発合格につながったと感じています。

LECの教材や学習システムについて

弁理士試験の勉強は1年以上にわたって続くため、体調を崩してしまい、講義を欠席してしまうこともありました。LECはWebフォロー制度があるので、出席できなかった講義をすぐに家で視聴できたので、次の講義までにきちんと追いつくことができてよかったです。

短答式試験対策でやって良かったこと

短答試験は覚えなければならないことが非常に多く、なかなか点数が伸びませんでした。1〜3月の模試や短答サルベージゼミでもあまり思うような点数が取れず、一年目での合格は難しいかと諦めそうになることもありましたが、直前期に多数の問題を解くことで本番に間に合わせることができました。特に、ゴールデンウィークに開講された「宮口聡の短答メジャー分野最後の総復習道場」と「短答最後の悪あがき道場」では質の高い練習問題をたくさん手に入れることができたので、本番直前の3日間ですべて解きなおすことで知識を総復習することができました。さらに、多くの問題を解くなかで、宮口先生が講義中によく言っていた「感覚を研ぎ澄ます」ことができるようになり、ベストコンディションで本番に挑むことができたと思います。

論文式試験対策でやって良かったこと

前述の通り、早い段階で「論文ヤマゴロ講座」を受講して論文の型を身につけることができたことが自信に繋がりました。
また、論文基礎力完成講座が終わった後でも論文合格答練によって論文試験に触れる機会があったので、自分の得意分野と苦手分野を把握することができました。私の場合は事例問題は比較的得意だったのですが、知っていなければ解けない趣旨問題が苦手だということがわかったので、夏に開講された「青本等趣旨対策&R3改正本ダイジェスト道場」のテキストを読み返すことで足りない知識の補完を行いました。
短答試験が終わってから論文試験までの間は期間が短かったので、過去問を見て答案構成だけを行うことで、時間をかけずに多くの問題に触れ、本番でどのようなタイプの問題が出題されても対応できるようにしました。

口述試験対策でやって良かったこと

私の場合は、論文試験に続いて口述試験においても趣旨問題が弱点でした。そのため、口述アドヴァンステキストで過去問を解き、答えられなかった問題については前述の「青本等趣旨対策&R3改正本ダイジェスト道場」のテキストを読み返して知識を補いました。
また、口述試験の模試等では試験用法文集を使用することで、本番に近い環境でページをめくって目当ての条文を探す訓練をしました。

学習時間を捻出するために工夫したこと

仕事が終わって帰宅すると、自分の中のスイッチがオフになってしまい、なかなか集中して勉強に取り組むことができませんでした。そのため、仕事が終わった後は家に帰らずに、外で勉強をするよう心がけました。LECには受講生用の自習室があるので、勉強場所に困ることはありませんでした。
また、特許事務所に勤めていたため、業務中に弁理士試験の知識を確認する(例えば翻訳文を提出する案件では提出期限がいつになっているかを確認する)ことで、仕事と勉強の両立を図りました。

通学、または通信での受講を選択して良かった点や反省点

通学クラスを選択したことで、周りの受講生からいい刺激をもらうことができました。例えば、講義中に解いた問題について各自が何問正解できたかを挙手した時には、高得点の人を見て「私もこれくらいできるようになりたい」と感じていました。
また、通学クラスであったお陰で宮口先生の知り合いの先生が開いている勉強会を紹介してもらえることができました。

今、合格して思うこと

振り返ってみると、多くの人に支えていただいた受験期間でした。直接教わっていた宮口先生を筆頭として、一緒に勉強してくれた受験生仲間、試験直前にナーバスになった私を支えてくれた家族、さまざまなアドバイスをしてくれた職場の先輩弁理士など、さまざまな人と助けがあってこその合格だったと思います。これからはお世話になった方々に胸を張れる立派な弁理士となることで、恩返しをしたいです。

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