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2022年度合格
冨永 剛史さんの合格体験記

合格者

LEC講師に助けられた3年

冨永 剛史さん

年齢 47歳
受験回数 3回
職業 会社員
出身校 大学院 理学研究科 物理学専攻
受講講座 1年合格ベーシックコース インプット+アウトプット一括/Lゼミ
選択科目 免除あり:大学院修士課程修了

弁理士を目指した理由・きっかけ

研究開発職への転職を機に、特に「特許」と関わる機会は増えました。社内の勉強会や講習を通して、知的財産を学ぶ機会はあるのですが、イマイチ定着はせず、全体像をつかむことができないまま毎日が過ぎていきました。そのような中、この得体のしれない知的財産と今後ずっと付き合っていけるだろうか…?という漠然とした不安に似た感情が大きくなり、そこで思い切って「弁理士になって真の意味で知的財産のプロになってやろう」と決意したのが弁理士を目指したきっかけです。

LECを選んだ理由

この時代、先ずはインターネットでの検索が最初になると思います。私の場合もご多分に漏れず、弁理士試験で検索したところ、トップに躍り出たのがLECでした。また、社内外の弁理士にもお勧めの予備校を尋ねたところ、全員がLECを勧めていました。合格者を多数輩出した実績と、現役弁理士のお勧めにも後押しされ、LECでの受講を決意した次第です。

LECで受講した初学者向けコースとその担当講師について

私は「1年合格ベーシックコース」を京都駅前本校で受講しました。入門講座からスタートし、論文基礎力完成講座、短答基礎力完成講座と各法域の知識を少しずつ深めていくので、講座が進むにつれて理解が深まっていくのが実感できました。また、インプットばかりでなくアウトプットの機会もタイミングよく用意されているので、自分の理解度を確認しながら学習を進めることができたので、このコースを選択して良かったと思います。おそらくLECが多くの弁理士を輩出しているのは、この講座のカリキュラムと内容が良いからだと思います。初学者の方には、非常にお勧めの講座です。

私は、京都駅前本校で渡辺先生の講義を受講していました。渡辺先生の良かった点を詳細に書きだすと、この文字数では正直足りません。あえて一言でいえば、条文理解を徹底的に重視したご指導だと思います。初学者の場合、判例や審査基準、青本などの新たな情報が入り、それぞれ単体で覚えようとすると勉強が嫌になると思います。これに対し渡辺先生は、前記の情報を「条文の解釈」に引き付けて理解するように指導するので、条文と趣旨が相互に関連し、知識のネットワークが構築されていくのを実感できました。このご指導のお陰で、講義で学んだ知識は「短期的な暗記」とならず「長期的な記憶」として残り続けました。特に、論文試験や口述試験のように説明力と説得力の両方が要求される試験では、ここで学んだ知識が相当に役立ったと思います。京都校は少人数クラスですが、必ず数名の一発合格者を輩出し続けます。その理由は、渡辺先生の「条文理解を徹底的に重視したご指導」によるものと思います。

LECで受講した学習経験者向けコース・講座とその担当講師について

私の経験上、弁理士試験に挑むまでは、手書きでまとまった文章を書くような機会は全くなく、初学者の頃は論文試験が不安でした。おそらく、合格体験記を読んでいる皆さんのうち一定数の方は、この不安を理解いただけると思います。そして私が受講した「Lゼミ」は、そんな不安を払拭し「論文試験に受かる答案」の書き方を教えてくれます。

ご存知の通り弁理士試験では、短答試験に合格した者が論文試験を受けることができます。そのため、論文試験の問題に対し「何を書いたらよいか」は、ほとんどの受験生が理解しています。そこで、合格を分けるのが…「内容をどう書くか」です。この「内容をどう書くか」を教えてくれたことが、論文試験の合格につながり大変よかったと思います。

私は、梅田駅前本校で江口先生の講義を受講していました。私にとっては江口先生も渡辺先生と同じくらい良かった点が多すぎて、正直何から書いたらよいか迷います。なので、良かった点を一言でいうと、江口先生のご指導は超丁寧です。レジュメの活用性が高いことや、答案講評が適格なのは当然として、何よりも、各受講生へ渡される添削結果へのコメントが非常によかったです。自分が出来ているところ、足りないところが客観的に分かるので、本試験までの準備が非常に捗りました。

江口先生のご指導は「三段論法」を重視しているのが特徴です。このご指導が本試験での高得点に確実につながりました。先生のいう「三段論法」が普通に書けるようになると、文章の流れが良くなり読みやすい答案が書けるようになります。私自身も「条文」と「事例の事実」を当てはめて「結論」を導く力が上達していくことを実感できました。そのため、講義が進むにつれて論文問題を解くことがどんどん楽しくなっていったことを今でもよく覚えています。

そして本試験の結果としては、先生の指導通りに書けた答案は、高得点で返ってきました。

LECで受講した答練について

論文実戦答練/短答実戦答練
LECでは、インプットに偏重することなく非常にタイミング良く答練が用意され、自分の知識をアウトプットする機会があります。自分の知識レベルを理解しつつ、本試験に臨むことができるので答練は良かったと思います。講義の進行や受験生のレベルに合わせて答練が用意されているところが、LECの良いところだと思います。

LECで受講したスポット講座について

口述特訓道場
口述試験の直前期に、江口先生の口述特訓道場を受講しました。最近の口述試験の合格率は高いですが、受験生の誰しもが、最後の仕上げを十分にして本試験に臨みたいと思います。そんな風に思っている受験生の期待に応える道場だったので、非常に良かったです。
そして、口述試験前の一週間は、江口先生から頂いたレジュメをひたすらやっていました。このレジュメも江口先生っぽさが出ていて、超丁寧で大変活用させていただきました。

LECの教材や学習システムについて

Webフォロー制度、音声ダウンロードは大活躍でした。私の場合は、通勤中と寝る前にダウンロードした音声を聞いていたことで、少しずつ理解を深めていけたと思います。Webフォローは会社の休み時間に見ていました。時間を気にせず、いつでも見たいとき、聞きたいときに勉強ができるので良かったです。

短答式試験対策で気をつけたこと

短答の勉強では、条文理解から離れないことに気を付けていました。過去問はあくまで確認のためのツールとして活用し、本質は条文の理解であることを念頭において勉強をしていました。なので、短答アドヴァンステキストを読んだり、条文を素読することが多かったです。

本試験の問題は非常に良くできており、受験生の知識が曖昧だと迷いが生じます。この迷いを払拭できるのは、条文理解を深めること以外に無いと思います。なので、条文理解から離れないような勉強法をもって短答試験に臨まれることをお勧めします。その意味で短答アドヴァンステキストは「条文+解説」で構成されているので、本試験の得点アップに大活躍したと思います。

本試験で恐ろしいことは、誤読と読み飛ばしです。これが起因して本来なら得られる得点をあっさりと落とすことがあります。少しずつ得点が削られて、合格点に届かないことにならないよう、一言一句をペンでなぞりつつ、問題を確認する訓練をしていました。その意味で過去問を解く時間は、目安になります。

論文式試験対策で気をつけたこと

短答試験を突破した受験生のほとんどは、論文問題の問いかけを理解でき、何を書いたらいいか分かるようになります。なので、論文をどのように書いていくかを重視して対策をしました。具体的には、江口先生のご指導に従い、「条文」と「事例の事実」を当てはめて、正しく「結論」を導くことを重視しました。

これを本試験でやってのける実力を備えるには、理屈でなく「書いた量」だと思います。私の場合、過去問とLゼミの問題(講師レジュメを含む)を活用して、少なくとも1日1通の論文を毎日書いていました。平日は帰宅後1〜2時間、土日祝日は4〜8時間を費やしていたと思います。

過去問とLゼミの問題(講師レジュメを含む)を繰り返しこなしていれば、本試験の論点は概ねカバーされるので、実際の本試験では殆ど緊張することなく答案作成に臨めたと思います。

口述試験対策で気をつけたこと

合格体験記を読んでいる皆さんもいずれは分かると思いますが、論文試験後から結果発表の3か月間はとにかく辛い!!結果が分からないまま、3ヶ月放置されるので正直なところ口述を勉強する気になれません。しかしながら、幸いにも受験同期(今年、試験に合格しました)が口述の勉強会を開催してくれたお陰で、論文試験の直後から口述練習を定期的に行うことができました。こればかりは、私の自発的な対策でなく同期のお陰だと思います。LECに通っていると、受験生同士の横の関係にも支えられます。

学習時間を捻出するために苦労したことや工夫したこと

社会人でも学生でも仕事や学業のピークがあり、学習時間を捻出できない時があると思います。私の場合は、もがくことなく優先順位に従って物事を進めていました。とはいえ、勉強時間がゼロになる日はなかったです。ありきたりですが、勉強を継続するために、隙間時間(通勤等の移動時間、家事手伝いの時間、子供と遊園地に行った時の待ち時間、買い物中の時間)、TVを見る時間、少し削った寝る時間、などをかき集めて勉強する時間を1日1時間以上確保していました。

通学、または通信での受講を選択して良かった点や反省点

通学で良かったことは、LEC講師へ直に質問し、指導を受けることができるので、曖昧さを残さず勉強を進めることができることです。また、LECに通っていると、受験生同士の横の関係も構築できるので、既述の「口述勉強会」のような機会も得ることができます。

そのような中、反省点としては、家族に(特に妻には)色々と負担をかけたことです。ただ、私自身が仕事を疎かにせず、そして勉強に対し真剣に取り組んでいたからこそ、家族は一定の理解を示してくれたんだと思い、今では感謝しています。

今、合格して思うこと

私の場合、初年度の短答試験でまさかの足切り落ちとなり、非常に悔しい思いをしました。そして2年目も論文試験の商標で再び足切り落ちとなり、更に悔しい思いをしました。そして3年目にしてようやく合格することができました。

おそらく弁理士試験では、合格に向けて努力をすれば、各試験を突破するチャンスを得ることができ、そのチャンスをものにした人が次のステージに進むのだと思います。そして「チャンスをものにする」には、不断の努力ばかりでなく、その時の運もあると私は思います。ここで諦めた人は「チャンスを得る」機会も失う結果となり、非常に勿体ないことになると思います。今振り返って思う事は、諦めずに勉強を続けてきて合格を勝ち取って良かったということです。

これから弁理士を目指す方は、いずれ自分にも「チャンスをものにする」日がやってくることを信じて頂きたく思います。合格体験記を手にして読んでいる皆さんには、既に目の前に「弁理士になるチャンス」があることをご理解いただければ幸いです。

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