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2022年度合格
三上 聖人さんの合格体験記

合格者
一発合格

先生方と最短経路を駆け抜けて掴んだ合格

三上 聖人さん

年齢 26歳
受験回数 1回
職業 特許技術者
出身校 東京大学工学部卒業(東京大学大学院工学系研究科中退)
受講講座 1年ベーシックコース インプット+アウトプット一括
選択科目 理工U(数学・物理)

弁理士を目指した理由・きっかけ

特許事務所で働く中で、仕事の幅を広げるためには弁理士の資格が必要であると感じ、弁理士を目指しました。また、一緒に働いている先輩弁理士の方がお客様に非常に頼りにされており、自分も先輩のような頼りがいのある知財マンになりたいと思ったのもきっかけの一つです。

LECを選んだ理由

勉強を始めようとした頃は、新卒で特許事務所に就職したばかりであり、これから自分がどういった働き方をしていくことになるのか、勉強時間をどれだけ自由に確保できるのか、ほぼわからない状態でした。そのため、講座や答練の受講スケジュールをある程度柔軟に調整できる通信講座にしようと考えました。

そして、通信講座を提供している予備校や各種サービスについて、調べられる限りすべて資料を取り寄せ、体験授業もすべて視聴しました。どんなに短くとも1年間はその予備校等で勉強することになるので、「1年間ずっとそこで勉強したいか」を軸に各予備校等を比較しました。結果、LECの講座、特に納冨先生の講座に最も魅力を感じ、申し込みを決めました。

LECで受講した初学者向けコースとその担当講師について

1年合格ベーシックコースは、まず法全体の概要を把握し(入門講座)、把握した概要を論理立てて繋げていく練習をすることで法への理解を深め(論文基礎力完成講座)、そして最後に細部まで知識を詰めていく(短答基礎力完成講座)というような、概ねステップアップ型の構成をとります。私自身、弁理士試験の勉強を始める以前は法律について何一つ知らない状態であり、勉強についていけるか不安だったのですが、少しずつ重ね塗りをしていくように知識を増やしていくことで、最終的には合格ラインまで達することができました。振り返ってみれば、短答・論文・口述すべて合格するのに必要十分な知識や考え方を最短経路で網羅していく、とても合理的なカリキュラムであったと感じます。

弁理士試験合格という目標を達成するにあたって敢えて予備校を使うのは、合格するために必要かつ十分な事項を把握できるというメリットがあるからだと私は考えています。

納冨先生の講義は、「有限にして完成度を高める」との理念に基づいています。この理念は、ともすれば無限にも思えるインプット事項の中から合格するのに必要十分な事項を抽出し、これを完璧にすることで最短経路での合格を目指すというものであり、私がまさに望んでいたことでした。

短答試験対策を例に挙げて説明すると、納冨先生は、副教材として「Nプロジェクトシート」を配布してくださります。この「Nプロジェクトシート」は、条文ごとに、短答試験を突破するためにインプットが必要な事項をまとめたチェックリストであり、逆に言えば、「これ以外の部分は深追いしなくていい」ということを教えてくれるものでした。私は、このシートを用いながらひたすら四法対照条文を読み込む勉強を繰り返したことで、寄り道せず最短経路で短答試験合格というゴールにたどり着くことができました。

LECで受講した答練について

論文直前答練 短答実戦答練
インプット一辺倒では、自分の不理解に気づかなかったり、学習ペースが遅れがちになったりといった問題が発生すると思います。答練を通して自分の現在地を確かめることで、今の自分に足りないものを把握でき、良かったと思っています。

LECで受講したスポット講座について

高橋克宗の論文レベルアップゼミ
論文レベルアップゼミでは、高橋先生自らが毎週答案を添削し、独自の配点表とともにフィードバックをしてくださいます。この配点表は、私にとって宝の山でした。採点基準がかなり細かく、論文合格をするうえでおそらく習得が必須であろう「何を書けば点数になるのか」が一目でわかるものであったからです。私は、添削済み答案と配点表とを比較して、どの部分に点数が入っているのか、どの部分の記載が余計だったのか、逆にどの部分の記載が不十分であったのかを把握することに重点をおいて毎週復習を行うことで、徐々に自分の感覚を高橋先生の配点表(≒本試験の配点表)に近づけていくことができました。
また、高橋先生は、質問や相談に対しとても気さくに、かつ親身になって応えてくださる方です。私はそんな先生の人格に甘え(?)、ゼミの問題等について何か質問があったときだけでなく、勉強のモチベーションが上がらないとき等にもたくさん相談をさせていただきました。なんとなく雑談をして心を穏やかにしていただくこともありました。知識取得的な面はもちろん、精神的な面からも力強くサポートしてくださった高橋先生には感謝の気持ちでいっぱいです。

LECの教材や学習システムについて

全ての講座について音声ダウンロードが可能であったことがよかったです。特に入門講座については納冨先生から講座の録音を毎回2回ずつ聞き直すよう指示があったため、音声ダウンロード機能をフルに活用していました。

短答式試験対策で気をつけたこと

上四法について、基本的には、ひたすらNプロジェクトシートと四法対照条文で勉強していました。具体的に、Nプロジェクトシートには条文ごとに「主体」「客体」「時期」「手続」「効果」等のチェック項目が載っているので、それらのチェック項目が条文中のどの部分でどのように述べられているかを意識しながら各条文を精読しました。一方、過去問についてはスケジュール表で指示された最低限程度のものしか行いませんでした。正直、条文の精読は問題演習に比べてかなり根気のいるものでしたが、あくまで条文の試験である短答試験において高得点を取るには条文の理解が一番であるということと、そういった理解が次の論文対策にもなるということを鑑みれば、結局は最も効率的な方法であったと感じています。

また、上記の方法による自習に加えて、納冨先生の「短答特訓ゼミ」を受講し、インプットおよびアウトプット双方の強化に努めました。自分でインプットを行う→ゼミでの問答を通して自分の出来を把握する→それを自習にフィードバックする、というサイクルが自分には合っており、効率的に学習することができました。

下三法については短答試験でしか問われないため、最低限の勉強をするようにしました。具体的には、短答ゼミや直前道場で納冨先生から指示があったことだけを行いました。

論文式試験対策で気をつけたこと

論文試験合格のためには、「何を書くか」という観点だけでなく、「どのように書くか(=型)」という観点も大切であるといわれています。

一方、年明けから5月までは短答試験の勉強がメインになることを考えると、論文試験対策に時間を大きく割けるのは、論文基礎力完成講座が開講している秋〜年末までの期間と、短答試験後〜試験当日までの期間しかないのが実情だと思います。そして、上述した2つの観点の両方を、短答試験後の期間で追いかけることは間違いなく大変であると思います。

私は、幸いにも論文レベルアップゼミを受講していたため、ゼミの復習を完璧にすることで、年明け前に論文の「型」をある程度身につけることができました。短答試験後は、年明け前に身につけた「型」に基づいて直前答練および直前模試に取り組むことで、「何を書くか」の部分について集中的に勉強することができました。

口述試験対策で気をつけたこと

論文合格発表の1か月ほど前から、過去問を解きつつ、Webでインプット講座を受講しました。合格発表後はアウトプット講座、自主ゼミ、会派模試に参加し、問答の練習を重ねました。直前一週間はアウトプット講座の問答集と過去問をひたすら回しました。その際、可能な限り、実際に声に出して練習するようにしました。

学習時間を捻出するために苦労したことや工夫したこと

入門講座の期間は、通勤時間を使って講義の音声を聞き返していました。また、短答基礎力完成講座が始まってからは、四法対照条文への書き込み作業をできるだけ会社の昼休みの時間に行い、通勤時間に四法対照条文を読んでいました。論文対策が本格化した短答試験後は、今までと同じように電車内で四法対照条文を読んだり、読み物系のレジュメを読んだりしていました。

また、短答直前・論文直前は職場の近くに自習室を借りました。私は自宅にいるよりも外にいるほうが集中力を発揮できる性格であることが経験上わかっていたからです。自習室で勉強することで集中力を持続させ、平日は2時間ほど、休日は昼前から夜まで、勉強時間を確保していました。

通学、または通信での受講を選択して良かった点や反省点

通信講座には、講義中に何か気になることがあった際に巻き戻しや一時停止が自由にできるというメリットがありました。また、土曜に2コマ分配信された際に土日の2日間に分けて受講する等、受講するタイミングを柔軟に調整できたことは、学習のしやすさに繋がりました。

ただ、通信講座では同じ目標に向けて勉強している他の受験生が見えないので、自分だけが頑張っているというような感覚に陥ることもあり、モチベーションの維持にあたって苦労することがありました。そのため、私はベーシックコースを通信で受講しながらも論文ゼミと短答ゼミは通学を選択しました。一緒に頑張っている仲間が身近にいるということは、つらい時にもうひと踏ん張りする力になりました。

今、合格して思うこと

ただただほっとしています。また、先生方の教えがなければ短期合格を達成することは私にとって間違いなく不可能であったため、先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。
これから勉強を始めようとしている方、今まさに勉強している方、それぞれ不安や環境は様々かと思います。迷ったときは先生方に相談し、自分と先生方を信じて突き進めばきっと大丈夫です。応援しております。

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