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2020年度合格
S・Sさんの合格体験記

合格者
一発合格

自分に合った勉強スタイルを続けること

S・Sさん

年齢 34歳
受験回数 1回
職業 無職
出身校 東京理科大学 理学部 第一部数学科
受講講座 1年ベーシックコース インプット+アウトプット一括
その他学習経験者向け講座

弁理士を目指した理由・きっかけ

金融業界でもフィンテックの流れから特許出願が行われていることを知り、弁理士の仕事に興味を持ちました。ビジネスモデルの変革期にある環境下、高い専門性を持って、最先端の技術に触れられる仕事は魅力的だと思いました。

LECを選んだ理由

多数の合格者を輩出しているという実績が一番の理由です。私は法律を学んだことがなかったので、伝統ある初学者向けの1年合格ベーシックコースで基礎力を養おうと考えました。また、ベーシックコースの入門、論文、短答と3回繰り返すカリキュラムも効率的な知識の定着のサポートになるのではないかと考えました。

主に受講したコースや講座の名称と受講した感想

宮口先生の1年合格ベーシックコース インプット+アウトプット一括を受講しました。宮口先生の講義は、やる気を起こさせる勢いがあることが魅力だと思います。一発合格者を多数輩出されており、勉強方法や重要ポイントの指示が的確で、講義のテンポもメリハリがあって、記憶に残りやすく受講しやすいものでした。

また、宮口先生の講義スタイルも、これがなかったら倍の学習時間が必要になったのではないかというくらい、私にとって有用なものでした。
まず、宮口先生は講義中にラインマーカーを多用されるので、テキストの要点が見返しやすいです。自分で勉強する際にも、自然と法文集に先生と同様のルールでマーカーを引くようになり、条文の構成が頭に入り易くなります。

次に、趣旨等のゴロテクです。条文や判例の趣旨、審査基準などの暗記必須事項について、テンポの良いゴロを伝授してくださいます。暗記が苦手な私は、短答・論文・口述と宮口先生のゴロテクに弁理士試験の最初から最後まで助けて頂きました。

利用して良かったLECのテキスト・過去問集等の名称と具体的な感想

口述アドヴァンストテキストが基本の整理に役立ちました。短答、論文の過去問を一通り解いた後に、口述アドヴァンストテキストを読んでみると、条文の要旨や事例問題(特に意匠は図示されているので分かり易いです)がそれまで詰め込んだ知識の盲点を付いていて、知識の整理に役立ちました。
短答アドヴァンストテキストは、条文ごとに必要な知識が網羅されているので、辞書のように使用することができました。短答の過去問を解く過程や特実、意匠、商標の条文を読み込む過程において、不明点が出てきたときに参照するようにしていました。

受講した答練や模試の名称と受講した感想

短答と論文は、1年合格ベーシックコースに含まれる答練、模試のみを受講しました。しかし、短答実戦答練は、私には難易度が高く受講は控えることにし、まずは過去問を何周か解き切る事を優先しました。その上で、短答実戦答練の総合回、短答公開模試を解いてみて、完成度のチェックに使用しました。

論文直前答練、論文公開模試は、自分の答案を客観的に評価頂ける貴重な機会でした。主に、検討事項に見落としがないか、答案構成の流れや答案の量が適切かという点について、模範解答や添削コメントを見直しました。

口述は、口述模試を受講しました。本番の試験と同じような形式、環境で受けられるので、限られた時間で、緊張しているなか、口頭で答えるという事はどのような感じになるのかを実践で学ぶことができました。

短答式試験対策で気をつけたこと

短答対策は、宮口先生のゴールドWeb講座「短答REVOLUTION」を受講して行いました。この講座は、条文毎に過去問の枝が分解・まとまっているため、頻出分野や問題の出題傾向が一目瞭然で対策し易いです。各設問について、○ならその根拠、×なら設問を正しく直せるようになるまで繰り返しました。その過程において、条文に立ち返ることになるのですが、設問が条文毎にまとまっているので、効率的に条文に戻ることができます。また、解説冊子がとても充実しています。青本の趣旨が引用されていたり、先生オリジナルのゴロテクが掲載されていたりと、周辺知識が豊富だったので法文集に書き込む等して、解説冊子の内容も見落としのないようにしました。

LECの体系別短答過去問では10年分の問題が掲載されていますが、それよりも古い年度の問題や平成29年度の追試問題が掲載されており、先生の解説があります。そういった問題に触れられたことでも、本試験本番で助けられたと感じています。

直前期には、特実、意匠、商標、条約(パリ条約、TRIPsの頻出分野のみ)は、条文の素読を行いました。過去問をある程度、完成させてから行うことで、狙われ易いポイントがわかってくるので、その点を意識して素読を行いました。また、素読しながら、パリ条約、TRIPsについて、特実、意匠、商標との紐付けを意識的に行いました。論文の過去問を解いてみて、趣旨問題で役立つと思ったからです。

論文式試験対策で気をつけたこと

論文対策は、宮口先生のゴールドWeb講座「『理想と現実』答案 論文過去問22年分」講座を受講して行いました。先生の『現実答案』を目標にして、論文の型や簡潔な表現、文章のボリュームを学びました。

論文の過去問は、上述の短答の勉強を始める前に一度でも解いておいた方が良いと感じました。論文の過去問を解くことによって、条文の理解が進んだからです。また、短答の過去問を解くときに論文を意識しながらインプットすることができます。私は過去問を解くときは、全文書きをしていました。全体のボリューム感を体で覚えたかったからです。試験当日、緊張のあまり時間をロスして、一発書きとなりましたが、全文書きをしていたことで、自然とまとめ切ることが出来たのかなと思っています。過去問に出てきた趣旨、要件といったインプット事項は、『現実答案』の簡潔な表現で一箇所に集約し、定期的に見返すようにしていました。
また、インプットの量が過去問や答練だけでは足りないと思い、口述アドヴァンストテキスト掲載の趣旨や宮口先生の「論文最後の悪あがき道場」を受講して、知識の量を増やしました。

口述試験対策で気をつけたこと

論文試験終了後、口述アドヴァンストテキストや論文のインプット事項を復習するなど、知識が衰えないようにしていました。口述対策として、宮口先生の「口述特訓道場」、「口述ゴロテク道場」を受講しました。「口述特訓道場」のテキストは、条文毎にの趣旨や要点がまとめられており、とても使い易いものでした。
また、口述模試を受けてみて、実際に口に出してみることは大切だと思いました。長く答えようとすると焦るので、端的に答えることの重要性を痛感しました。

通学、または通信での受講のメリットとデメリット

私は、通信Web受講を選択しました。外に出るのが好きではなく、自分のペースで勉強したいスタイルだったからです。ただ、論文の答練等は通学にしていました。本番に近い環境下で、初見の問題を時間内に書き切る練習がしたかったからです。

通信のデメリットとして、周囲に弁理士試験の経験者がいなかったことから、勉強の方向性があっているか不安に思うこともありました。ですが、そこは、宮口先生が講義中に言及されていた事を真摯に受け止め、実践すれば大丈夫かと思います。

受講したゼミや道場、単発講座の名称と受講した感想

夏に行われる宮口先生の判例道場を受講しました。この道場は、一日で、各法域の重要な判例を学ぶことができます。先生が判例の要旨をまとめてくださっているので、効率よく判例を学ぶことができました。本テキストは、短答、論文、口述まで参照していました。

宮口先生の法改正の道場を定期的に受講していました。意匠法など法改正の影響を受ける年でしたが、宮口先生は早い段階から、法改正の道場を定期的に開催して下さったので、改正後の内容をいち早く勉強することができました。最初から改正後の内容で勉強することで、二度手間にならずに済みました。

仕事や学業、家庭と勉強の両立のコツ・時間活用術など

仕事と勉強時間の両立は難しかったです。私は、早く資格をとりたかったので、より確実な方法を取るべく、前職を12月末で退職しました。試験勉強に集中することができたので、決断して良かったなと思います。
インプット事項は、タブレット端末のノートアプリを使用してまとめていました。新たな内容の追加や修正、先生の板書の貼付けなど、編集がし易かったです。外出先では、スマートフォンで、そのノートを読み込んでいました。

今、合格して思うこと

法律にこれまで触れたことのなかった私が、弁理士試験に合格することができたのは、宮口先生の講義があったからです。先生の講義は、覇気があって楽しいので、飽きることなく、続けられました。また、苦手な暗記も、先生のゴロテクでなんとか乗り切ることができました。本当にありがとうございました。

これから弁理士を目指す方へのメッセージ

自分に合った勉強スタイルを取ることが重要だと思います。私は、一人の勉強を好むので、通信を選択しました。ただ、論文の答練は、緊張感を持って解く必要性を感じたので、自分を律して通学を選択しました。また、問題を解きながら理解する方法を好むので、過去問中心の勉強をしました。

このように、自分に合った勉強方法で頑張ることで、長期に渡る勉強を乗り切ることができると思いました。これから勉強を始める方の参考になれば幸いです。

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