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2019年度合格
福村 直久さんの合格体験記

合格者
一発合格

逆境であっても諦めず、駆け抜けた1年半

福村 直久さん

年齢 24歳
受験回数 1回
職業 特許事務所勤務
出身校 上智大学法学部法律学科
受講講座 1年合格ベーシックコース インプット+アウトプット一括

弁理士を目指した理由・きっかけ

学生時代に特許事務所でアルバイトをしており、知財業界に興味を持ちました。そして、知財の保護の中核を担うため、また将来のキャリアを考えたとき、若いうちに弁理士になることが重要と考え、弁理士を目指しました。

LECを選んだ理由

特許事務所で弁理士を目指すということを伝えたところ、LECの宮口先生をおすすめされました。実際に宮口先生の無料体験講義を受講し、自分の勉強スタイルに合いそうと感じ、その日のうちに受講を決めました。

主に受講したコースや講座の名称と受講した感想

宮口先生の1年合格ベーシックコース及びオプション講座の合格ナビゲートゼミを受講しました。特許事務所では外国事務を担当していたため、あまり日本の特許制度には馴染みがありませんでしたが、入門講座で各制度の大まかな概念を学び、その後、論文基礎力完成講座、短答基礎力完成講座と徐々に各制度の詳細を学んでいくことで、着実に知識を身につけていくことができました。

宮口先生の講義では、7色のマーカーを使ってテキストに書き込んでいきます。講義後にテキストを見返してすぐに重要度の高い箇所がどこなのか、そしてその箇所がポジティブな効果を持つのか、ネガティブな効果を持つのか、理由づけなのか等が見てすぐわかるため、自主勉強で重宝しました。

宮口先生の抑揚の効いた語り口は、さらに雑談が交えられて進むため、仕事終わりでもほとんど眠くならずに受講することができました。生クラスでは宮口先生から問題を出され、順々に当てられていきます。当てられた問題は頭に残る上、実際に声に出して答えることで口述対策にもなりました。

利用して良かったLECのテキスト・過去問集等の名称と具体的な感想

短答基礎力完成講座で使用する「短答アドヴァンステキスト」は短答の合格に必要な情報が網羅されており、辞書のように使用することで知識の定着を図ることができました。また、「宮レジ」は必要な情報が端的にまとまっており、一度頭に入れた知識を効率よく確認することができました。

判例の勉強をするにあたり、実際に裁判所で出された判例を参照すると1件1件の判例が非常に長文で初学者にはわかりづらく、また自分でまとめようとすると膨大な時間が必要となります。宮口先生の夏の最判道場で使用するレジュメは試験に必要な判例の必要な箇所のみがまとめられているため、判例勉強に最適で口述試験までずっと使用していました。

受講した答練や模試の名称と受講した感想

1年合格ベーシックコースに含まれる論文合格答練を受講しました。論文合格答練が行われる年始以降は短答対策に追われ、論文対策にほとんど手をつけられない時期ではありますが、論文合格答練で少なくとも週1回は論文を書き続けたことにより、論文基礎力完成講座などで培った論文の実力を落とさずに短答試験後の論文対策につなげることができたと思います。

また、論文合格答練受講生向けの宮口先生の短論一気合格狙いハイブリッド道場では、論文合格答練の解説及び添削を宮口先生が担当して下さるため、論文基礎力完成講座の答練と安西先生の論文レベルアップゼミとあわせて一貫した指導方針の下、論文の解説や添削を受けることができ、論文の型を身につけることができました。

短答式試験対策で気をつけたこと

年末までは短答基礎力完成講座の復習に時間をとられ、過去問講座・過去問集である宮口先生の短答REVOLUTION2019も特許・実用新案法が1周終わるところまでしか勉強が進んでいませんでした。正月の新春宮口模試&法改正ダイジェスト道場で下から3番目の成績をとってしまい「このままではマズい」と感じ、それまでの復習中心の勉強から過去問演習中心へとシフトしました。

過去問演習では、問題に正解したか否かよりも何故その結論となるのかの根拠がわかること(例えば、○条の要件と合致しない等)を重視し、根拠がわからなかった問題は翌日もう一度解くようにしました。また、わからない問題についてはその場で短答アドヴァンステキストや宮レジを参照し、その場で疑問点を解消するようにしました。

短答対策では過去問以外に新作問題対策も重要であると聞いていたため、過去問を上四法3周、下三法2周行った後は新作問題に取り組みました。新作問題は短答REVOLUTION2019、短論一気合格狙いハイブリッド道場等の教材である宮口先生オリジナルの一問一答集を活用しました。

4月末にあった最後の短答公開模試では22点という点数をとったものの、そのことが逆に自分を奮起させることとなり、平日に4時間、休日も8、9時間ほどは勉強に充てました。直前1週間は仕事を休み、1日11時間程度勉強していました。

論文式試験対策で気をつけたこと

年明けからは短答試験対策にほとんどの勉強時間を割いていたため、短答試験の翌日から本格的な対策を始めました。まずは、宮口先生の論文ヤマゴロ講座を受講し、より多くの論文の型を覚えることに重きを置きました。次に、覚えた型を、「『理想と現実』答案 論文過去問21年分」で解くことで身につけていくようにしました。また、同時並行で、趣旨対策に青本趣旨対策講座を受講し、通勤時間を使って判例とともに暗記しました。

この時期はとにかく時間がないため、より多くの問題に触れるために答案構成のみ行うようにしていました。論文の全文書きは答練や論文公開模試のみで行っていました。答練・模試では得点は気にせず、時間感覚を掴むことと自分が書けない事項の確認をすることを重視しました。

直前期には宮口先生の論文サルベージファイナル道場を受講することで、足りていなかった全文書きの機会を得、感覚を研ぎ澄ませることができました。また、この道場で自分が「短く書いて高得点をとる」という宮口先生の教えを実践できていることや題意把握ミス等の重大ミスをほとんどしなくなっていることを確信でき、本番に自信を持って臨むことができたのは大きかったと思います。

口述試験対策で気をつけたこと

先輩方から口述アドヴァンステキストは最低限完璧に仕上げる必要があるということを聞いていたので、優先して取り組みました。趣旨対策は論文試験の勉強でも使用した青本趣旨対策講座のテキストを使いました。条文は過去問で出されているものと定義系の条文を中心に暗記しました。

選択科目は免除だったため、論文試験を受けてから結果の発表までは3ヶ月近く空いてしまい、モチベーションの維持が課題でした。そのため、8月から週1回受験生同士で問題を出し合う勉強会に参加し、口述の経験を積みました。論文の合格発表後はすぐに会派の練習会等に申込を行い、なるべく多く練習の機会を得るようにしました。

口述試験に関しては知識面ももちろん重要ですが、一番大事なのはなるべく多くの場数を踏み、慣れておくことであると感じました。今年は台風の影響で日程が変更になるといったアクシデントもありましたが、場数を踏んだおかげで落ち着いて試験に臨むことができました。

通学、または通信での受講のメリットとデメリット

私は通学を選択しました。通学で一番良かったと感じるのは、講義中やその他の勉強でわからないことがあったとき、すぐに質問に行けることです。すぐに疑問点を解消することができたため、わからないまま済ませることなく、知識を定着させることができたと思います。

また、前述の通り宮口先生の講義では先生から指されて質問されることで、より知識を頭に残すことができますが、これも生クラスならではのメリットだと思います。さらに周囲にも受験生がいるため、緊張感を持って講義を受けることができますし、勉強仲間を作ってお互い切磋琢磨し、モチベーションをあげることもできました。

一方で、自分の勉強の進み具合とは関係なく講義は進んでいってしまうので、よく理解できないまま講義を聞くだけになってしまいかねない点、通学自体に時間がかかってしまうため、その分勉強できる時間は減ってしまう点などは通学のデメリットだと思います。

受講したゼミや道場、単発講座の名称と受講した感想

安西先生の論文レベルアップゼミでは、論文の型と型の使い方を学びました。基礎的事項を問う論文基礎力完成講座の問題を使って講義が進むため、論文を解く上で必要な基礎の型を身につけることができ、年明け以降の応用問題に対応する力を得ることができました。また、非常に複雑で覚えづらい意匠の時系列3点セットに関する問題や侵害系の問題について特化された講義があり、レジュメも充実していたため、混乱することなく理解することができました。

さらに、ゼミの教材として配布された「スーパーリチャージド判例55」は、判例が論文試験に特化した形でまとめてあり、特に短答試験と論文試験の間の短い期間で判例をマスターしなければならないときに重宝しました。

仕事や学業、家庭と勉強の両立のコツ・時間活用術など

通勤に往復3時間かかっていたため、この時間をうまく使えるよう工夫しました。短答では問題演習を、論文では一行問題対策を中心にしていました。仕事終わりには、講義映像を見たり、答案構成を行ったりするのに、カフェを閉店まで活用しました。

独身で実家暮らしであったため、ご家庭持ちの方と比べ勉強時間の確保は比較的容易であったと思います。年度末には仕事が忙しくなったため、それまでよりも早い時間に出社し、職場で勉強することで勉強時間を確保するよう努めました。

今、合格して思うこと

短答試験に合格したとき、まさか自分が短答試験に合格できるとは思っていませんでした。その頃から願望でしかなかった今年の試験合格が現実的なものとなり、明確な目標に変わったように思います。ここまで来ることができたのは自分一人の力ではなく、宮口先生、安西先生、その他様々な方、そして家族に支えていただいたからこそだと思っています。

弁理士試験の合格はあくまでスタートラインにすぎません。今後はより精進し、お世話になった方々へ恩返しできるよう成長していきたいと考えています。

これから弁理士を目指す方へのメッセージ

自分の経験から弁理士試験は直前期が非常に重要だと思います。たとえそれまでパッとしなかったとしても、最後まで諦めずに勉強し続ければ一発逆転はあり得ます。もし、何を勉強したらいいのかわからなかったり、勉強方針で悩んだりしたら、先生方の指導を素直に受けることをお勧めします。先生方は合格への最短経路をご存知ですから。

決して諦めず、そして素直であること、これが合格への近道です!ぜひ頑張って下さい!

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