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2018年度合格
今井 友美さんの合格体験記

合格者
一発合格

LECと先生を信じて努力した1年半

今井 友美さん

年齢 29歳
受験回数 1回
職業 会社員
出身校 名古屋工業大学大学院 工学研究科 情報工学専攻
受講講座 1年合格ベーシックコース+アウトプット完成コース その他学習経験者向け講座

弁理士を目指した理由・きっかけ

数年前からメーカーの知財部で主に特許出願の業務を担当しているのですが、実際に設計等を行っている部署から、自社製品に関する特許の侵害の有無や特許以外の知的財産に関することを質問されることが度々ありました。しかし、その返答のためには明細書に書かれている権利の範囲や特許法以外の法域の内容を把握できる必要があり、納得のいく答えを出すことができない私はいつも悔しい思いをしていました。そこで、特許に関する基礎的内容を学ぶのはもちろん、将来より広く深く特許にかかわり会社に貢献できるよう、弁理士を目指すことにしました。

LECを選んだ理由

通信では学習を続ける自信がなく、勉強するならば通学がよいと思っていました。そこで、通学できる予備校の中で合格者を多数出しているLECを選びました。また、ガイダンスに参加した時の高橋先生の印象が良かったことなどから、LECの名古屋駅前本校を選びました。

主に受講したコースや講座の名称と受講した感想

1年合格ベーシックコースは毎週週末6時間(+延長)ですので体力的にきついと感じることもありましたが、高橋先生の講座は非常にわかりやすく私のような初学者でも理解できる説明をして頂けたので、日々の成長を感じながらなんとか乗り切ることができました。コースでは、各法域の特色や趣旨を中心としたおおまかな説明を全法域で行った後に、短答の問題を解くことに特化した詳細な説明に移る構成になっています。そのため、徐々に理解を深めていくことができ、初学者でもとても理解しやすいカリキュラムになっていると感じました。

前述のようにコースの構成が良いのははもちろんですが、講座を担当される高橋先生に、勉強方法や合格のノウハウについて懇切丁寧に教えてもらえる点も大きなメリットでした。私も論文の点数が伸び悩んでいるときに、論文の勉強の仕方、論文試験での時間配分などをよく相談しました。また、短答試験への対策では高橋先生がどうやって解いているか、といった説明を丁寧にしていただきました。おかげで短答を解くための思考プロセスを習得することができました。ですが、講義を受動的に受講しているだけでは理解しきれない点がでてきます。勉強方法に迷ったとき、点数に伸び悩んでいるときは能動的に先生に相談し、改善することも重要だと思います。

利用して良かったLECのテキスト・過去問集等の名称と具体的な感想

短答アドヴァンステキストは、各条文の説明とそれに対応する過去問がセットで並べれられおり、非常に勉強のしやすい構成となっていました。私は暗記よりも理解が重要と考え、直前までは過去問集よりこちらを主に使用して勉強していました。テキストには高橋先生の講義の補足説明や、趣旨、自分が間違った点などを書きこみ、これ一冊だけで戦えるように工夫し、そのページを見た瞬間に講義での説明が頭の中で再生され、自分で説明できるレベルまでやりこみました。短答対策としては、このテキストと過去問さえあれば十分と感じる程のテキストでした。

受講した答練や模試の名称と受講した感想

短答実戦答練、論文公開模試、論文実戦答練、口述模試などを受け、その中でも論文に関する模試、答練では、本番と同様に全文書きを行えることが特に力になりました。私は家では本番と同様の緊張感をもって答案構成や全文書きを行うことができなかったため、良い実践の場となり非常に助かりました。論文では時間内に全て書ききる力が必要ですが、初めのころは、問題を解くことはできても全て書ききることができず悔しい思いをしました。しかし、答案構成や無駄な記載がないかを模試を受けるごとに改善していったことで、着実に点数を伸ばすことができました。模試の添削では、時には厳しいコメントも頂きましたが、今となっては自分を奮い立たせるいい薬だったと思います。

短答式試験対策で気をつけたこと

前述のように短答アドヴァンステキストを中心に勉強をしました。短答アドヴァンステキストをやりこみ、年明けくらいの時期に絶対に間違えないと確信できる問題を消していきました。そして直前期は、そのできなかった問題・箇所をひたすら見直しました。過去問は持ち歩けるように各法域ごとに分冊し、隙間時間を見つけては復習しました。短答試験対策と論文試験対策をどれくらいのバランスで行うか迷われると思いますが、短答試験のみを勉強するというのはオススメできません。併せて論文試験対策を行うことが短答の点数を伸ばすのに必要だと思います。なぜなら、論文試験対策を行うことで各条文への理解が深まるため、その結果として短答試験の問題を解く力がつくからです。

論文式試験対策で気をつけたこと

高橋先生の論文フォーマットゼミを受講しましたが、私はこの講座で扱った問題を完璧しようと考えました。論文の対策としてはこれ以外に趣旨問題への対策、各答練の見直しを行っただけですが、それで十分合格できると思います。趣旨問題は口述の過去問で該当する箇所をマークしキーワードを覚えました。事例問題で点数を取る方に注力したかったため、趣旨に関しては満点を狙うのではなく、半分の点数をとると割り切って学習しました。

最初は高橋先生の答案を丸暗記して、問題に対して答案構成を何度も書くということをしていましたが、時間がかかることからなかなか回数をこなせず点数も伸び悩んでいました。そこで、自分が無理なく続けられるスタイルが必要と考え、書いて覚えることはやめて、音声で覚えるスタイルに切り替えました。ひたすら隙間時間に音声を聞く、会社の休憩時間に頭の中ですばやく答案構成を行う、といったことを継続することで、最終的には文章の主語、述語がすらすら話せ、主要条文の条文番号・要件を条文を見ずにすぐに挙げられる状態となり、講座内のテストで安定して上位をとれるようになりました。本試験では焦りから普段の答練よりも記載時間に余裕がなくなりましたが、文章が無意識でもすぐに出てくる状態でしたので、なんとか時間内にほぼすべて書ききることができました。

口述試験対策で気をつけたこと

口述試験では対話で試験が進み、1つの問題から派生して次の問題につながっていくので、答えすぎないように端的に答えることが必要となります。模試においては問題集の模範解答と同じ受け答えができるように意識しました。口述試験では、普段通りの実力を出せることが重要ですが、私は緊張しやすい性格のため、試験に慣れるために各会派の口述試験対策やLECの模試など、参加できるものはすべて参加しました。その結果、試験本番ではさほど緊張せず、普段通りの実力を発揮できたと思います。

通学、または通信での受講のメリットとデメリット

通学のメリットは勉強仲間ができることだと思います。通信では自分のペースに合わせて勉強できることがメリットですが、一人で勉強しているとモチベーションの維持や情報収集が難しいと思います。先輩受験生や同じコースの受講生と知り合い、実際の試験での情報を詳細に聞くことができたことは非常に有用でした。欠席時は講義音声をシェアしたり、良い勉強方法がないか相談しあったり、勉強の愚痴を言い合ったり、お互い助け合う環境が整っていました。周りの環境に非常に恵まれたため、毎回の講義が楽しみとなっていたことから、勉強が辛い、うまくいっていないと感じることがあっても、諦めず勉強を続けられたと思います。

受講したゼミや道場、単発講座の名称と受講した感想

私は論文に合格している自信がなく、論文の合格発表まで口述試験の対策をしっかりできたといえるほど期間をかけて取り組むことができませんでした。そこで、口述6時間マンツーマン必勝講座を受講しました。このコースは6時間みっちりマンツーマンで問答を行えるため、口述試験の雰囲気や試験問題に短期間で慣れることができました。また、各法域の多くの問題を扱うため、知識に漏れがある箇所に気が付くことができ、非常に有意義でした。時間に余裕があれば、ぜひ受講をお勧めします。

仕事や学業、家庭と勉強の両立のコツ・時間活用術など

通勤時間や家事の途中に講座の音声を聞くなど、隙間時間を活用していました。家にいるときは、机に向かっているとき以外は講義の音声をずっと流していました。反復が重要と考え、短時間で聞けるように理解した部分は飛ばしたり、倍速にして再生するなどの工夫をしていました。また、毎回の講義では、その場でできることは全部する意気込みで受講していました。具体的にはその場で可能な限りメモを取ること、可能な限り条文集・テキストにマーカーを引くこと、そして講義の内容をその場で全て理解することに努めました。時間は限られていますので1回1回の講義を大事にする姿勢が大事だと思います。

今、合格して思うこと

あっという間の1年でした。1年で合格することができましたが、先生や周りの勉強仲間に恵まれたことが大きかったと思います。なかなか結果が出ず苦しい期間もありましたが、支えてくれた家族や周りの方にこれから恩返しできるよう努めていきたいです。

これから弁理士を目指す方へのメッセージ

私は運よく1年で合格することができましたが、試験勉強を何年も続けるとなると精神的、金銭的にも非常に辛い戦いになると思います。弁理士試験は非常に難しい試験ですので、がむしゃらにできることはすべてやるという意気込みで頑張らないと合格をつかみ取ることはなかなか厳しいと思います。まだ合格して間もないですが、合格したことで会社の人から期待の声をかけてもらったり、いろいろな人との出会いがあり、世界が広がっていくのを感じています。全力を尽くして頑張ってください。

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