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2017年度合格
加藤 いぶきさんの合格体験記

合格者
一発合格

杏色の人生が待っているかも?

加藤 いぶきさん

年齢 42歳
受験回数 1回
職業 特許事務所勤務
出身校 東京工業大学大学院 生命理工学研究科 生命情報専攻
受講講座 1年合格ベーシックコース+アウトプット完成コース

弁理士を目指した理由・きっかけ

私は特許事務所でバイオ関係の実務に携わっています。初めは、外国出願の中間処理を担当していましたが、そのうち、日本の法律をきちんと勉強したいなと思うようになりました。あるとき、LECの宮口先生のガイダンスに参加したところ、宮口先生に「杏色の人生が待っているよ」と言われ、杏が大好きだったので、直感的に、「やるなら今しかないな」と思ったことから、弁理士受験を決意しました。

LECを選んだ理由

初めてのガイダンスが、事務所から割と近くで行われていた、LECの宮口先生のガイダンスでした。ガイダンスで、宮口先生の教え方は「ポルシェ方式だ」とか、よく分からないことをおっしゃっていましたが、その真意が後で分かりました。結局のところ、「誰の教え方にも似ていない」ということです。とにかく、話が平坦でないというか、重要事項が頭に残ります。ということで、4月から始まる宮口先生のコースを通学で受講することにしました。

主に受講したコースや講座の名称と受講した感想

2017年向けの入門講座、論文基礎力完成講座、短答基礎力完成講座を受けました。宮口先生の講座のメリットは、とにかく眠くならないこと、蛍光ペンの塗り分けによりビジュアル的にイメージがしやすいこと、クラスの雰囲気が女性にも優しいことです。現に宮口先生のクラスは、受験界全体における女性の比率に比べ、随分と女性の比率が高いような気がしました。3割から4割が女性でしょう。また、宮口クラス出身の一発合格者のうち、半数以上が女性と聞いています。なので、男気ある宮口先生のクラスは男性にとっては勿論でしょうが、女性の受験生にとっても安心です。もう一つ挙げるとするなら、宮口先生は、講義中にどんどん当てて受講生に趣旨を答えさせるので、早いうちからの口述対策にもなります。

また、宮口先生が、「早期から本試験を意識することが早期合格につながる」とおっしゃっていたので、短答過去問対策のゴールドWeb講座「短答REVOLUTION」と、論文過去問対策のゴールドWeb講座「『網羅と簡潔』2つの視点で読み解く論文過去問15年分(今では『理想と現実』という名称)」を受講しました。特に「短REVO」は良かったです。過去問集は、実力があれば、自学自習できるのでしょうが、早期の段階で過去問に取り組むのはきついです。でも、「短REVO」なら宮口先生が手取り足取り、解き方を教えてくれるので、無理なく過去問を制覇できました。中でも、条約は秀逸で、パリ条約、PCT規則、国際出願法、TRIPs協定、マドリッド協定議定書ごとに、スプレッドシートという分析表があって、これを見れば勉強すべき条文が分かり、言い換えれば、すべての条文を勉強しなくても良いことが分かり、条約の勉強が随分楽になりました。

短答式試験対策で気をつけたこと

私は、予習はあまりしませんでしたが、復習はしっかりやっていました。復習の際、もちろん分からないことも出てくるわけですが、分からないことがあっても、あまり気にしないというか、「いずれ分かるだろう」という気持ちで臨んでいました。実際、宮口先生に質問に行くことはほとんどなかったのですが、ほとんどすべての疑問点は、事後的に解消していました。なので、1つのことが分からなくても前進し続けることをおすすめします。

論文式試験対策で気をつけたこと

宮口先生がよく「沢山書いたら負けだ」とおっしゃっていたのが、とても有難かったです。私は沢山書けるタイプの受験生ではなかったからです。特に、論文過去問対策のゴールドWeb講座「『網羅と簡潔』2つの視点で読み解く論文過去問15年分」においては、ロングバージョンとショートバージョンの答案が用意されていて、本当に助かりました。模範答案でありがちな、ぎっしりとした答案にはうんざりでしたので、宮口先生の簡潔答案(ショートバージョン)だけを学習しました。お陰で、論文本試験当日も宮口先生から教わった型通りの答案を書くことができて本当に良かったです。

また、宮口先生が論文直前期に実施されている「論文サルベージゼミ」は超おススメです。H29の本試験の特実TでPCT19条補正とPCT34条補正の問題が出ましたが、まさにそっくりの問題がゼミで出題されていたのです。これはもう神懸り的というほかありません。

口述試験対策で気をつけたこと

宮口先生のゴロテクが好きでした。楽に覚えるためには繰り返し聴くことが大切だと思ったので、1年前の口述ゴロテクを受講して、早くから聴いていました。H29の本試験の特実で、1番最初に覚えたゴロが活躍する問題がでたのでビックリしました。
直前は、LECの講座や模試を受けたり、事務所の所長にご協力頂いたりして、実践練習を多くしていました。

通学、または通信での受講のメリットとデメリット

私は通学で受講していました。宮口先生は声もよくて、よい声でダイナミックに褒められるのは格別でした。また、通学で受講すると、勉強会のグループに入ることができます。私も、途中から参加しました。とても楽しかったです。色々な情報を得ることもできました。ということで、迷ったら「通学」でしょう。

仕事や学業、家庭と勉強の両立のコツ・時間活用術など

プライベートの時間を減らしたくないから予備校に行こう、と思ったくらいなので、初めの頃は、両立させようとは思っていませんでした。私はマイペースな方だと思いますが、人によっては、初めから両立させよう、と思わないこともよい場合もあるのかなと思います。こんな私でも、宮口先生が自然に熱中させてくれました。

時間活用術として、電車の中やお風呂の中では、宮口先生の講義を流していました。あとは、時間の節約と気分転換を兼ねて、都内や熱海などで1人合宿していました。なかなか家で全文書きをすることができなかったので、論文試験対策にもおススメです。

今、合格して思うこと

選んだ予備校、選んだ講師を最後まで信じて下さい。現に私は宮口先生と安西先生の授業以外には出ていません。信じた者は救われます。宮口先生がよく「予備校評論家、講師評論家になる前に受かれよ。予備校のこと、講師のことが語れるなら、それはベテランたる証だ。決して望ましいことではない。」とおっしゃっていましたが、まさにその通りだと思います。ただ、信じるべき対象を間違うと、とんでもないことになるので、周りの助言も拝聴しつつも、最終的には自分の直感を頼りに決断して下さい。一発合格できたことに鑑みれば、私の直感は間違っていませんでした。

これから弁理士を目指す方へのメッセージ

安西先生もよくおっしゃられているように、最後の最後まで諦めないことが大切だなと思いました。宮口先生によりますと、杏色の人生が待っているかも?しれないので、みなさまも杏色の人生を楽しみに頑張りましょう♪

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