信頼できる仲間と信頼できる先生
中村 恒幸さん
年齢 | 33歳 |
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受験回数 | 1回 |
職業 | 特許技術者(特許事務所所属) |
出身校 | 慶應義塾大学大学院 理工学研究科 総合デザイン工学専攻(博士(理学)) |
受講講座 | 1年合格ベーシックコース+アウトプット完成コース、中上級者向け講座 |
- ※掲載年齢について…掲載している合格者の方々の年齢は、2015年度弁理士試験の最終合格発表日(2015/11/12)時点のものです。
弁理士を目指した理由
前職は中学校・高校の教員をしていました。教える仕事はとても楽しかったのですが、博士課程まで学んだ技術に対する知識を活かせる仕事をしてみたいと考えました。弁理士は、理系と文系両方の知識が活かせる点が魅力だと思います。
LECを選んだ理由
弁理士試験の勉強には予備校に通う必要があると思いました。そこで、インターネットで検索したところ、LECで1月の終わりにガイダンスがあるのを見つけ、同じ慶應義塾大学出身で理系である宮口先生に惹かれました。早速、新宿エルタワー本校に行ってビデオガイダンスを見ていたところ、後ろから宮口先生ご本人が登場してびっくりしました。ガイダンスのお話もわかりやすく、その場で私の話を聞いてくださったこともあり、宮口先生についていこうと思いました。
入門講座のカリキュラム・テキスト・講師について
入門講座、論文基礎力完成講座、短答基礎力完成講座という流れで四法を3回行い、知識の定着を図ることができた点がとてもよかったです。
テキストは、新・短答アドヴァンスが最もよくまとまっていて、勉強しやすかったです。
宮口先生はどの講座でも当ててくださるので、緊張感があり、また答えられなかった時はとても悔しく二度とその答えを忘れることはありませんでした。アドヴァンス通学は、当てられる回数も多く、その内容も厳しかった点がとても良かったです。
短答試験対策で気をつけたこと
短答の勉強は、まず短答基礎力完成講座の音声を何度も聞いて、宮口先生が強調しているところを確認していきました。その後、宮口先生の短答EVOLUTIONを基本として、問題文のどこに注目して解くかを意識しました。さらにその後は、年内に「短答の過去問に対して、自分で解説を作っていく」というやり方でメジャー四法は制覇できました。
下三法については、条約(特にパリ条約、TRIPS協定)を直前の1か月で固めました。不正競争防止法はメジャー四法との比較で十分対処できました。著作権法は、短答EVOLUTION下三法の宮口レジュメをもとにまとめ、今まで出たものと似た問題を絶対に落とさないようにしました。
論文試験対策で気をつけたこと
論文の勉強は、まず型を身に付けるために、宮口先生の論文ヤマゴロ講座を受講しました。後は、過去問、答練、模試に慣れ、採点された結果を見直し、また答練、模試を受けるということを繰り返し行いました。とにかく、「採点される」ことで客観的に自分の答案を見ることが大事だと思いました。合格レベルに達するためには、試験直前に行われた宮口先生の論文サルベージファイナル道場が最も効果的でした。
通学講座のメリット・デメリット
通学は、気持ちが切り替わって集中できるので、とても良かったです。体調不良のときは大変でしたが、それ以外特にデメリットは感じませんでした。
仕事との両立については、特許技術者なので、実務上必要な知識は定着しやすかったです。勤務している事務所は試験勉強に対してとても理解があるので、勉強時間は作りやすかったと思います。実際の勉強は、講義の音声を聞き直すこと、勉強仲間からの質問に答えることが、最も自分の力になったと思います。
今、合格して思うこと
今振り返ってみると、弁理士試験の勉強がとても楽しかったということが一番です。宮口先生の明るさに本当に感謝しています。そして、一緒に勉強を始めて同じく一発で合格した勉強仲間にも本当に感謝しています。
これから実務修習がはじまり、実際に登録できたときには、もう独り立ちすることになります。弁理士としての責任の重さを感じながら、知財の仕事を思いっきり楽しみたいと思います。
これから弁理士を目指す方へのメッセージ
弁理士試験は決して簡単な試験ではありません。しかし、信頼できる仲間と共に、信頼できる先生についていけば必ず合格します。絶対に合格する!という強い気持ちをもって頑張ってください。