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2022年度合格
Y・Kさんの合格体験記

合格者
一発合格

未経験、通信でも合格できると思います。

Y・Kさん

年齢 31歳
受験回数 1回
職業 会社員
出身校 横浜国立大学大学院
受講講座 1年ベーシックコース インプット+アウトプット一括
選択科目 免除あり(修士課程)

弁理士を目指した理由・きっかけ

工場勤務でしたが、工場が地方にあったことや業務上大した実績も残せていなかったため、転職を考えるようになりました。その中で特許職に興味を持ちましたが、担当業務に全く関係がなかったことから、転職の足掛かりとなればと思い、弁理士の資格取得を目指すことにしました。

LECを選んだ理由

通学不可だったので、通信講座を開講しているところを探していました。LECが大手であったことから、個別にLEC新宿エルタワー本校に相談しにいき、一通りの説明を受けたところ、①通信でも質問や添削が受けられること、先取りで昨年度の講座の一部を開講していること、③テキストの質、④受講生の合格率の実績を考慮して、LECを選びました。

LECで受講した初学者向けコースとその担当講師について

初学者だったので前知識が全くありませんでしたが、1年合格ベーシックコースは入門コースから始まるため、基礎知識から学習できる一方で、最終的には合格レベルまで学習することができるところが良かったです。また入門講座が終わると論文基礎講座が始まるため、早い段階から論文問題に触れることができるところです。この段階である程度、本試験の論文問題で問われる内容やレベルがつかむことができるため、早めに論文試験対策を始められるだけでなく、趣旨等も学べるので、より知識が定着しやすかったのではないかと思います。

法文は無機質なイメージがあったため、学習途中で飽きてしまったり、通信だと長い間勉強するのはモチベーション維持が難しいと思っていましたが、宮口先生はパワフルでエンターテイメント性の高い講義を展開するため、学習を継続できました。また重要なところは何回も復唱したり、過去問に出てきたところはクローズアップしてくれるので、要点を押さえて学習できました。

その他にも、論文基礎力完成講座では類題を過去問から抜粋してくれるので、復習と同時に過去問に触れるきっかけになるところ、論文基礎力完成講座では文章量を少なく要点を絞った模範解答が示されるため参考しやすいところ、テキストや宮レジに蛍光ペンを使用するため、復習時に要点を押さえることができるところ(特に覚える必要がないところが明確になるところ)、趣旨を論文試験で書きやすいように要点を押さえて簡略化してくれるところ、趣旨などは出典を明確にしてくれるところ、ゴロ合わせを多数紹介してくれるため、暗記の手助けになるところ、簡単な事例も交えて解説してくれるところ、声が聞き取りやすく、再生速度を上げても問題なく視聴できるところ等が良かったです。

LECで受講した答練について

論文実戦答練 論文直前答練
1年合格ベーシックコース インプット+アウトプット一括には、答練や模試等のアウトプットする場もあるので、一定の演習機会があり、過去問以外に新しい問題に触れることができるだけでなく、演習を通して学習した解答の導き方やテクニックを試すことができます。また答練や演習では講評がもらえ、順位から自他の学習レベルが把握できたり、不足する知識があった場合は、インプットに立ち戻って知識を見直すきっかけになったりしました。

LECで受講したスポット講座について

宮口聡の理想と現実答案/宮口聡の論文ヤマゴロ講座
「理想と現実」では、大量の問題に触れることができるため、出題傾向や学習要点を押さえることができます。現実答案では模範答案を必要最小限の文章量で再現されているため、初学者でも限られた時間で書き上げやすい文章量になっています。また大量の問題を解くことで自信につながりました。
「ヤマゴロ」では、論文基礎力完成講座では取り扱わない実践レベルの知識にも触れることができるだけでなく、講義であまり扱わない判例を取り上げてくれます。また論文の書き方を「型」として伝授してくれるため、初学者でも参考になるかと思います。私の場合には、前年度に視聴したので早めに本試験の論文問題で問われる内容やレベルをつかむことができたのは大きかったです。

LECの教材や学習システムについて

短答アドヴァンステキストは必要な知識が詰まっているテキストなので短答試験から口述試験まで活用しました。特に、学習が進んだ時に宮レジだけでは理解できないところや忘れてしまった部分を補強するために、辞書的に使用していました。

通信Webは再生速度が変更できるため、時間がないとき等は再生速度を上げて少しでも受講時間を短くしたり、繰り返し再生することで、聞き逃した部分も押さえることができたりするので便利です。また講義中に講師が質問したときは、一時停止して、一度答えを考えたり、テキストを見返してたりして自分の中で答えを出してから、再生するようにしていました。

短答式試験対策で気をつけたこと

入門講座の開講時期は、LECのテキストを中心に講義の復習と確認問題や演習問題の解きなおしをしていました。
短答基礎力完成講座が始まると、講義の復習や確認問題、演習問題以外に、講義で学習した範囲の体系別短答過去問を解き始めました。短答基礎力完成講座に合わせて過去問を進めていたので、短答基礎力完成講座が終わる1月末ごろには過去問を1周していました。そこから短答答練が始まるまではひたすら過去問を繰り返していました。

過去問を解くときは、ただ回答するだけでなく根拠条文がいえるかどうかまで確認するようにし、問題ごとに自分でABC判定(A:合格、B:正答だが根拠条文曖昧、C:正答だが根拠条文不明or間違い)をするようにしていました。

答練や模試が始まると、過去問に加えて答練や模試の解きなおしをし、同じようにABC判定をしていました。過去問や答練等で繰り返し問題を解いていると、間違える問題が偏ってくるので、間違えた条文を一覧表にしていました。直前期はこれの暗記とC判定の問題ばかり解くようにしていました。

論文式試験対策で気をつけたこと

論文基礎力完成講座が始まる前に、少し時間に余裕がありましたので、「論文ヤマゴロ講座」を受講してみました。論文基礎力完成講座すら受けていなかったので、いきなりのレベルの高さに戸惑いましたが、内容云々よりも、とりあえず書き方の型を学ぶように意識しました。

論文基礎力完成講座が始まると、予習で事例問題の時系列の作成、解答方針を立ててから講座を受けるようにし、講義後には一度自分なりに回答を作成するようにしていました。また講義中では学習範囲と関連する過去問を講師が紹介してくれるため、「理想と現実」で該当する年度の過去問を解くようにしていました。

11月頃からは、論文基礎力完成講座で紹介があった過去問とは別に、「理想と現実」で過去問演習を始めました。最初は全く書けなかったので、とりあえず解答方針のみ合っているか確認し、それから現実答案を確認するという作業を繰り返していき、12月末までに「理想と現実」を1周していたと思います。1月から2週目を開始し、2週目以降は実際に回答を作成するようにして、ひたすたら答練や模試が始まるまで、過去問を繰り返すようにしていました。この時期は、過去問に出てきた趣旨や判例は暗記するようにしていました。

答練や模試が始まると、過去問に加えて答練や模試の回答作成、解きなおしをし始めました。回答作成時には要点のみを記載し、大きな字で見やすく書くように心がけていましたが、特に特実は時間内に終わらず、正直合格点に届かないことがかなり多かったので不安になることもありましたが、添削時の講評を参考に解きなおしをしつつ、過度に点数を気にしすぎないようにしました。
直前期には、上記以外に、前年度受講した「論文ヤマゴロ講座」のテキストを1年ぶりくらいに引っ張りだしてきて問題演習をしていました。ただしこの時期は時間が限られましたので、回答の全文書きはせず、重要な部分や間違えた部分のみ書くようにしていました。

口述試験対策で気をつけたこと

論文試験後は不合格だと思っていましたので、論文合格発表があるまで何もしていませんでした。そのため試験対策を始めたのは9月末です。正直何をしていいかわからなかったため、LEC新宿エルタワー本校に連絡したところ、宮口先生からアドバイスをいただきました。内容としては、①口述アドヴァンステキストの学習、②口述特訓道場/口述ゴロテク道場を受講、③狙われやすい問題や出題予想をしてもらいました。

まずは、①の口述アドヴァンステキストを完璧に覚えるようにしました。次に②の口述特訓道場/口述ゴロテクを受講し、ひたすらそのテキストを覚えるようにしました。ただし両方の講座をとると、かなりテキストにボリュームがありましたので、実際には内容を絞って勉強するようにしました。特に③の狙われやすい問題や出題予想範囲については、②のテキストを使用して学習しました。

また地方在住ということもあり、アウトプットする機会が一切なかったので宮口先生の紹介していただいた方に、Zoomで口述試験対策をしていただきました。練習機会は本番1週間前で、この1回限りでしたが、試験の雰囲気等もつかむことが貴重な機会となりました。

学習時間を捻出するために苦労したことや工夫したこと

一発合格する方の学習時間が平均1500時間/年と聞いたので、週30時間の学習時間を確保するために、生活リズムの見直しから始めました。特に仕事から帰宅後は、すぐにランニングして夕飯をとっていましたが、この後勉強しようとすると眠くなってしまい勉強にならなかったので、ランニングを朝に回して、夕飯はできるだけ遅くとるようにしました(大体21時半ごろでした)。また休憩時間もあらかじめ決めておくことで、何をしていたか覚えていないような無駄な時間を過ごさないようにしました。

会社や周囲には言わずに勉強していたので、仕事量は特に変化はありませんでしたので、残業で遅くなったり休日出勤もありましたが、時間が多く取れないときでも、テキストの復習やゴロ合わせの暗記等できるだけ勉強しない日を作らないようにしました。その他、食事の作り置き、有給休暇の積極的な取得、大型連休は帰省等を控えて勉強にあてるようにしました。

通学、または通信での受講を選択して良かった点や反省点

通信はどこでもいつでも受講可能であるため、自分の生活リズムに合わせて学習時間を確保できること、繰り返し視聴可能なこと、通学よりも費用が抑えることができるのがメリットだと思います。ただ、わたしの場合は、基本的に講座が公開されたら即受講するようにしていたので、通学生と同じペースで勉強することになり、通信でも学習ペースをある程度拘束していました。こうすることで、かえって勉強がルーティン化し、学習スケジュールを自己管理しやすくなりました。

反省点としては、仕事等時間に余裕がある時期は追加講座を検討して、どんどん早い段階で学習していく方法もいいかなと思いました。いずれに必要になる知識であり、余裕をもって知識を定着させることができるためです。学習を進めていくと、講義を通して追加講座を紹介されますので、消化不良にならないように自分の学習環境を考慮して、体験記を通じて合格者が何を受講していたかを参考にして決めていくのがいいかと思います。

今、合格して思うこと

受験してよかったと思いましたし、やればできるんだと自信にもなりました。
特別な勉強をした実感はないので、学習したことを確実に身につけていくことが重要だと思います。正直、学習初期は曖昧なところやぴんと来ないところも出てくると思いますが、あまり細かいところまで気にしすぎるではなく、どんどん学習を進めていき、ひとまず重要部分を学習してさっさと法文の全体像をつかむのがいいと思います。雑把な理解でも知識量が増えてくると、いろいろ知識同士がつながってきますので、後々理解できるようになったこともあるためです。またできるだけ「暗記」ではなく、「理解」するように心がけると、忘れにくくなるだけでなく、勉強自体が苦痛ではなくなるので、「なぜこの条文があるのか」や立法趣旨を意識して自分なりに解釈しながら学習するのがいいと思います。

初学者は、学習経験者に比べて知識が少ないのは当たり前なので、答練や模試の点数が伸びなくても開きなおって、焦らずに学習してください。皆様のご健闘をお祈りします。

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