外国人の私でも弁理士試験に合格することができました
松尾 心さん
年齢 | 32歳 |
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受験回数 | 3回 |
職業 | 特許事務所 |
出身校 | 国立清華大学生医工学・環境科学専攻 |
受講講座 | Lゼミ |
選択科目 | 受験した:熱力学 |
弁理士を目指した理由・きっかけ
私は台湾出身で、大学院修了後に語学留学で来日し、その後エンジニアとして就職し、自動車部品の開発職をしていました。開発業務の中で弁理士という職業を知り、理系知識や語学力を活かせるところに魅力を感じ、弁理士を目指すようになりました。
LECを選んだ理由
短答合格までは他校の講座を使っていましたが、論文試験向けのアウトプットに物足りないと感じましたので、たくさんの予備校の教材を比べた結果、教材が使いやすく答練の回数が多いことから、LECを選びました。
LECで受講した学習経験者向けコース・講座とその担当講師について
西田講師のLゼミを受講しました。近年、論文式試験、特に特許法の問題数が増えている傾向があり、限られた時間内に正確かつ論理的な回答を書くことが合格に繋がると感じました。西田先生の独自の参考答案の書き方を通じて、答案用紙の使い方、項目の立て方、条文の書き方、用語の使い方などを全て身につけて、完成度の高い答案を作成することができるようになりました。
西田先生には論文の書き方以外、勉強方法や計画の立て方についても相談に乗っていただきました。また、ゼミ生専用のメールがあり、わからないことがあったら、ゼミの日まで待たなくても、いつでもメールで質問することが可能であるのはとても便利でありがたかったです。
LECで受講した答練について
- 論文実戦答練/論文直前答練/論文完成答練/論文集中答練
- 論文実戦答練、論文集中答練、論文完成答練、論文公開模試や論文直前答練を受講しました。論文試験は相対評価であるため、受験生が多いLECの答練や模試の順位から自分の立ち位置を知るうえでとても役立ちました。
論文実戦答練を通じて論文の書き方に慣れ、参考答案冊子を使って、効率よく青本を復習することができました。徐々に順位が上がっていくことで成果を感じ、モチベーションを維持することができました。添削のコメントでは、自分の論文に不足している部分を知ることができ、とても役立ちました。
LECの教材や学習システムについて
納冨先生の論文合格完成答案コースのNフィリングシートminiは、講義で使用されるNフィリングシートをA5サイズの冊子にまとめたものです。その中に、論文試験に合格するための必須知識を全て備えています。通勤・通学のときに電車内で読みやすく、復習の時間を短縮できるので、おすすめです。
短答式試験対策で気をつけたこと
過去問を中心に勉強をしていましたが、新作問題に対応するため、解答を覚えるのではなく、根拠条文を探して理解することを心をかけていました。また、過去問でよく問われた論点をまとめて、四法対照法文集に書き込んで自分ノートを作成しました。
論文式試験対策で気をつけたこと
論文対策としては西田先生のLゼミを受講しました。知識の強化をしながら、西田先生の独自の参考答案を真似て、書き方を統一させていくように意識していました。また、よく出題される論点について、要件が漏れないように心かけました。
口述試験対策で気をつけたこと
口述試験においては、細かいことはほとんど出題されませんから、試験官とうまく会話することが合否のキーポイントです。そのため、論文合格できるくらいの知識量があれば、大量のインプットより、模試や会派の練習会を活用してアウトプットすることが大事だと思います。
学習時間を捻出するために苦労したことや工夫したこと
フレックスタイム制を活用して、その日の勉強計画に合わせ、出勤時間を調整していました。また、勉強時間を確保するため、効率よく勤務時間内に仕事を終わらせるように、仕事の締め切りを確認し計画を作っていました。休日は予定がある日でも少なくても1時間勉強するよう心がけていました。
通学、または通信での受講を選択して良かった点や反省点
モチベーションを維持するため、通学で受講をしていました。通学での受講のメリットとしてはわからないところがあるときに先生に直接質問できることです。また、他の受験生と話をすることができるので、試験や知財業界に関する情報交換ができることも通学のメリットだと思います。デメリットとしては家から本校まで通学の時間がかかることです。
今、合格して思うこと
私のように理系知識と語学力両方活かせる仕事をしたいと考えている人はぜひ知財の仕事にチャレンジしてみてください。弁理士試験は勉強を諦めなければ必ず合格できる試験だと思いますので、LECのような実績豊富な予備校を有効に使えば、短期に合格することができると思います。