LECの良かったところは講義の質の高さ!
井澤 哲舜さん
年齢 | 25歳 |
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受験回数 | 1回 |
職業 | 特許技術者 |
出身校 | 東京大学大学院工学系研究科応用化学専攻 |
受講講座 | 1年ベーシックコース インプット+アウトプット一括 |
選択科目 | 免除あり(修士号) |
弁理士を目指した理由・きっかけ
大学院で研究活動をしていく中で、研究成果は論文という形だけでなく、特許という形でも発現することを知りました。特許は、論文による成果発表よりも社会への貢献が目に見えやすいため、自分も特許を通じて社会貢献をしたいと考え、弁理士を目指しました。
LECを選んだ理由
充実した講座ラインナップ、講師の方々の質の高さがLECの決め手でした。ほかの予備校と比べて若干価格が高いところはありましたが、高い料金に見合う充実した講座でした。また、知人の紹介があって、特典をもらうことが出来た、という点も魅力的でした。
LECで受講した初学者向けコースとその担当講師について
1年合格ベーシックコースWIDEは、いきなり各法域について、まんべんなく詳細なところまで学習するのではなく、最初は概論から入り、重要な条文について、なんとなくの理解をすることができる点が非常に魅力的でした。また、何回も同じ内容を繰り返して勉強できるので、自然と内容を記憶することができました。テキストの内容も非常に充実していて、他に参考書を購入して勉強する必要が全くない点も魅力的でした。
オンライン上で好きな時間に講座を受講できる点も非常に魅力的で、自分の生活スタイルに合わせて学習を進めることができる点も良かった点です。また、質問もオンライン上で気軽にできたので、わからないことがあったらすぐ聞くことが出来る環境が用意されている点も良い点であったと思います。
佐藤先生の講義は、声のトーンが非常に聞き取りやすかった点が自分にとっては一番良い点でした。ストレスなく講座を受講することが出来たので、より深い内容理解につながったと思います。条文については、深いところまで掘り下げた話をしてくださったので、単なる暗記ではなく、しっかりした理解をすることができました。そのため、限られた時間の中で効率的に学習できたと思います。
また、特許法、意匠法、商標法について、共通する部分と異なっている部分を、わかりやすく対比しながら講座を進めてくださったので、特許法の勉強をしながらも意匠法、商標法について理解を深めることができた点も魅力的でした。
さらに、膨大な量の条文があるなかで、しっかり勉強をすべき点と、試験前に詰め込めば済む点と、を分けて説明してくださったので、自分の中で勉強の優先順位をつけることができ、効率的な勉強につながりました。
LECで受講した答練について
- 論文実戦答練 短答実戦答練
- インプットだけでなくアウトプットの場も必要ですが、論文実戦答練、短答実戦答練、いずれも本番の問題に即した、非常に質の高い答練だったので、質の高い学習をすることができました。また、解説も非常にしっかりしていたので、復習を通じて知識を定着させることができました。
LECの教材や学習システムについて
通学、通信、DVDと、自分の生活スタイルに合わせて各種受講形態が選択できる点が非常に魅力的でした。また、オンライン上で質問できたので、疑問に思ったことをすぐ聞くことができ、効率的な学習につながり、良かったと思います。
短答式試験対策で気をつけたこと
まずは、特許法、意匠法、商標法で共通する事項がある点について、まとめて勉強するように気を付けました。このときに、短答アドヴァンステキストを活用しました。また、特許法、意匠法、商標法で異なる点についても、特許法をベースに、どのように異なるか、なぜ異なるのか、を理解することを心がけて勉強しました。こうすることで、より深い理解につながり、内容をすぐに忘れなくなり、また、論文試験の対策にもなっていたと思います。
それから、重要な条文と、それほど重要でない条文と、にわけて学習し、後者については試験前に詰め込む勉強をしていました。限られた時間の中で、最初から同じ強度ですべての条文について学習することはあまり効率的ではない、と教えていただいていたので、それをうまく実践することができました。
論文式試験対策で気をつけたこと
短答試験対策と同様、特許法、意匠法、商標法で共通する事項がある点については、まとめて勉強するように気を付けました。このときに、短答アドヴァンステキストを活用しつつ、実際に手を動かして文章を書くことによって、理解を深めました。
また、短答試験対策において、特許法、意匠法、商標法で異なる点について、特許法をベースに、どのように異なるか、なぜ異なるのか、を理解することを心がけて勉強した結果、論文試験のために新たに学習する事項を少なく済ませることができたので、短答試験後の2か月では、実際に問題を解くといった、実践的な学習に時間を費やすことができました。
後は、他人が書いた上手い文章を見て、どのように書くと簡潔に内容がまとまるのか、という点を勉強しました。
口述試験対策で気をつけたこと
口述試験は、自分の知識をいかにして簡潔にわかりやすく伝えるか、という点を意識して勉強しました。
また、口述試験は、試験官との会話なので、自分ばかりがしゃべりすぎないようにし、あくまで会話である、という点を意識して勉強しました。
学習時間を捻出するために苦労したことや工夫したこと
通信の講座だったので、1.5倍速で再生して学習時間の短縮を図りました。また、電車などの移動時間には、単語帳等を利用して暗記をしていました。
それから、特許法、意匠法、商標法を関連付けて勉強することで、学習時間の短縮を図りました。
通学、または通信での受講を選択して良かった点や反省点
通信での受講を選択することで、ちょっとした空き時間にも受講することができた点がよかったです。また、講義も倍速再生ができるので、限られた時間の中でも十分に受講の時間を確保することができました。理解は追いつかないときは再生をストップして思考する時間を確保できた点もよかった点です。
今、合格して思うこと
受験期間は非常に長いので、途中で気分が落ち込んだり、やる気がなくなったりしましたが、勉強量を調節したり、適度に息抜きをしたりして、うまく学習を継続することができたことが今回の合格につながったと思います。