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2020年度合格
M・Sさんの合格体験記

合格者
一発合格

LECでの出会いに感謝

M・Sさん

年齢 29歳
受験回数 1回
職業 特許技術者
出身校 学習院大学 人文科学研究科 アーカイブズ学専攻
受講講座 短答&論文速修コース インプット+アウトプット一括

弁理士を目指した理由・きっかけ

特許事務所に転職する前は、メーカーで開発業務に従事していました。技術内容そのものよりも、開発者の方々との対話に面白さを感じるようになり、発明者との対話を通じて、発明者の権利を保護する弁理士という仕事に興味を持ちました。

LECを選んだ理由

私は時間の管理が苦手だったので、家での学習をベースとした通信講座での資格取得は難しいと考えていました。そこで、通学講座を選ぶことにしました。LECの講座を選んだのは、勉強開始時期に開講する講座がちょうど見つかったことと、新宿エルタワー本校へのアクセスが都合よかったこと、LECが一発合格者を多く輩出していたこと等の理由によります。

主に受講したコースや講座の名称と受講した感想

馬場先生の短答&論文速修コースを受講しました。勉強を始めた当初、馬場先生が学習内容を細かく指示してくださったので、「今勉強するべきこと」が明確だったと思います。学習指示に従って勉強を進めていくうちに、「今勉強するべきこと」「今は勉強するべきでないけど、いつか取り組まなければならないこと」「勉強が必要そうで、実は必要ないこと」を自分で考える力を自然と身につけることができたと思います。

また、馬場先生は生講義後の質疑応答や、Xでの質問対応など、個別に対応していただける場面が多かったので、今の自分の方針が正しいのか、を頻繁にチェックすることができました。馬場先生は、合格という結果の請負人になってくださったのだと思います。

利用して良かったLECのテキスト・過去問集等の名称と具体的な感想

時期に応じて、四法(特実意商)の「短答これ問」を様々な方法で使いました。最初は、講座中の指示に基づいて落とし込みのために用いていました。落とし込みを通して、法文集を常に参照する癖を身につけることができたと思います。その後、短答試験が近づくにしたがって、「短答これ問」の問題を繰り返し解きました。「短答これ問」では、本試での出題形式とは異なり、枝別に問題を解くことができたので、「(出題形式をヒントとして)答えを覚える」ことを回避することができたと思います。「短答これ問」を用いて問題を解くことは、過去問集と比較すると、出題範囲も広く、正答率も上がりにくいですが、1枝1枝で問われている論点を丁寧に理解することができたと思います。

受講した答練や模試の名称と受講した感想

本試での時間の使い方をシミュレーションするために、論文直前と論文公開模試を複数回受けました。全体的に難易度高めでしたが、とりわけ印象に残っているのは論文公開模試で出題された商標の問題です。別途商標では、4条1項3号の論点が本試で出題されましたが、この論点は模試でも出題されたと記憶しています。模試では、4条1項3号の例外規定をもれなく(イ及びロ)記載することが(解説レジュメで)重要視されていたので、本試でも落ち着いて問題に取り組み、点数を稼げたと思います。

短答公開模試も受験しようと思っていましたが、コロナの影響で会場受験ができませんでした。会場の雰囲気に少しでも近い場所で受けようと思い、地元の図書館で時間を測って問題を解いていました。2回分の模試を解いたと記憶しています。1回目を7月に、2回目を9月に受験しました。図書館の滞在時間が限られていたため、通常よりも短い時間で解く必要がありました。1回目は32点、2回目は40点だったと記憶しています。ほとんどの枝を覚えていませんが、意匠の枝(願書の記載事項)は、本試でも同じ論点が出ていたと思います。そのおかげで、本試で確実に1点稼げたと思います。

短答式試験対策で気をつけたこと

短答試験に向けた対策では、一言で言えば、過去問を解く「量より質」を重視していたと思います。生講義での先生のお話しを踏まえ、「過去問の解き方を間違えると、何回解いても点数が上がらない」状態になることを避けようとしていました。具体的には、四法も下三法も問題毎に答えを出すのではなくて、枝毎に答えを出すようにしていました。また、過去問を解き始めた当初は、〇×の答えの下に、なぜその答えになるのかをメモ書きで残していました。四法は、「なぜそのような規定になっているか?」「なぜ自分はその枝を間違えたのか?」を意識していました(馬場先生が講座で仰っていたアドバイスです)。答えの背景にある考え方を確認するために、過去問を解きながら青本を確認するようにしていました。また、直前期には、間違えた枝に対応する条文とその条文の解説を確認するようにしていました。

下三法は、過去問を解き始めるタイミングに気を遣ったり、「点数の稼げない問題」は思い切って無視したりしていました。下三法の中でも、PCTについては、四法と同じように「なぜそのような規定になっているか」を理解することで解ける枝が多かったので、特に重視していたと思います。

論文式試験対策で気をつけたこと

入門講座を受けていたときに「論文書き方講座」を見て、「問題文の言葉+条文の言葉」という論文答案の書き方のベースとなるという考え方を知りました。その後、年内までには、過去問のレジュメから、問題文の言葉や条文の言葉を見つける「マッチング」を終えていたと思います。この作業と並行して、入門講座の終わった項目から、配布された「論文これ問」のレジュメを移動中に再現することも行っていました。当初は、入門講座で取得した知識の定着を図ることを目的としていましたが、後になって考えると、このときに「論文これ問」を繰り返し学習することで、論文試験への基本的な対応力を身につけていったと思います。短答試験が終了するまでは、これ以外の勉強方法は取り入れませんでした。

短答試験の翌日から、事前に配布されていた「地獄の論文マラソン」に取り掛かりました。「(短答試験から論文試験までの間の期間は)論文過去問の答案構成をひたすら繰り返す」ことが重要というお話を先生から伺っていたので、机に向かって勉強する時間には、いつも答案構成していました。「繰り返した分だけ合格率が上がる」と考えて、やることを絞っていました。

口述試験対策で気をつけたこと

本番までにいかに経験値を積むかが口述試験では大事と言われていました。そこで、会派の練習会やLECの口述模試に参加したり、他のゼミ生の方々とZoomを介して問題を出し合ったりして、実践経験を積むことに気をつけました。特に、論文試験の合格発表後に、馬場先生の呼びかけにより集まった方々と自主的にグループを組めたことは、ゼミ生同士互いに情報交換したり励まし合ったりすることで、口述試験に向けてモチベーションを高めることにつながったと思います。

通学、または通信での受講のメリットとデメリット

通学のメリットは、週に一度、必ず勉強する時間を確保することができたことです。一週間の中で勉強にリズムが生まれたことは、今にして思うと、勉強を継続するために必要なことだったと思います。特に私は、家での勉強が得意ではなかったので、LECへの移動時間なども勉強時間として活用することができました。

デメリットは、週末にプライベートな時間を確保することが難しかったことです。家族の理解がなければ、継続は難しかったと思います。

受講したゼミや道場、単発講座の名称と受講した感想

年末に、馬場先生の「難攻不落の三審攻略道場」を受講しました。入門講座を終えて、審判について「なんとなく知っている」状態だった自分の知識を、適切な時期にブラッシュアップできたと思います。配布されたワークシートを使って、審判の流れを繰り返し復習することで、頻出論点は何で、そのためにはどんな知識が必要なのかを、感覚として掴めました。

GWに安西先生の「3時間完成『国際出願法』道場」を受講し、メインコースで扱われなかった国願法の中身を高速でインプットすることができました。講義(逐条での解説)を聞きながら、対応する青本の記載を読むことで、「なぜこのような規定になっているのか」を考えていました。これにより、例えば、「発明の単一性の要件を満たさなかった場合に、国際調査と国際予備審査では対応がどう違うか」「国際調査機関(国際予備審査期間)が非特許文献を指定官庁へ送付できる期間」といった混乱しやすい内容を、理由も含めて理解することができました。

仕事や学業、家庭と勉強の両立のコツ・時間活用術など

仕事をしながら勉強を進めていくために最も大切だったのは、勉強時間を記録することだったと思います。Study Plusというアプリを用いて、今日は何時間勉強したのかを常に記録していました。Study Plusでは一週間の目標勉強時間を決めることができたので、例えば「明日は(週末には)どれくらい勉強しなければいけないのか」といった短期的な計画を策定するために重宝しました。また、通勤時間に勉強できる環境を重視していました。自宅から会社まで、電車に乗っている時間はもちろん、駅から自宅(会社)まで歩いている時間にも、音声を使って勉強していました。

今、合格して思うこと

弁理士試験には合格できたものの、実務経験がまだまだ乏しいのが今の自分の現状です。まずは、一日も早く独り立ちできるように、毎日の努力を重ねていきたいと思います。独り立ち叶ったときには、自らの海外経験を活かして、日本と世界との懸け橋になれるような弁理士を目指します。

これから弁理士を目指す方へのメッセージ

弁理士試験は、落とし穴の連続だと思います。受験生活を思い返してみると、うまくいくことよりも、うまくいかないことの方が多かったと思います。しかしながら、うまくいくか/いかないかということと、継続するか/しないかということは別問題だと思います。今日の失敗が、明日の成功につながることを信じ、ぜひ合格を勝ち取っていただきたいと思います。

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