2016年司法書士試験に見事合格した皆さんにお集まり頂き、合格を勝ちとったノウハウや苦労話を伺いました。
樋田 早紀 さん
筆記総合1位&一発合格
学生時代「人の役に立ちたい」と臨床心理士になりたいと考えていたが、志を貫き通すこともできずに挫折。
その後、大学を卒業したものの進路に迷っていた頃、「司法書士になったら?」と友人からアドバイスをもらう。司法書士として「私が望むかたちで人の役に立つことができるのだろうか。」と本気で考え、また司法書士として働いている尊敬すべき母親の存在を追いかけてみようと決意して学習をはじめた。
- ―まずは、数ある予備校の中からLECを選んだ理由を教えてください
- 通学での受講を前提に考えていたので、通学に時間を使わないために家から一番近くの予備校を探したところ、タイミング良く開講する講座があったからということも理由のひとつです。また実際に申込に本校に行ったところ、受付の方や講座を説明をしてくださった担当者のあたたかい対応があったからこそ、LECでがんばろうと思えました。
- ―実際に講義を受験してみてどうでしたか?良かった点など感想を聞かせてください
- 法律初学者としては、常に必死に食らいついていく感じでした。ただそれがペースメーカーとなり、良い意味での焦りとなり、気持ちを引っ張ってくれたように思います。
また先々までスケジュールが組まれていることにより、自宅で学習するに当たっての指針にすることができました。自分の学習進度がどうであれ、講座はどんどん進んでいきます。「もう少し理解出来てから次に進もう・・・」そういうわけにはいきません。結果、やるべきことを絞り、勉強の効率化を図ることができたように思います。 - ―講義で使っているテキストの良かった点など教えてください
- 十分な余白が設けてあるため書き込みをしやすく、自分だけのテキストを作ることができました。テキスト兼ノートとして使うことができ、情報を集約することができたので、後に効率的に復習できるツールとして使うことができました。
- ―これから司法書士を目指すみなさんにメッセージをお願いします
- 過去の自分に対する偏見は捨ててください。学生時代はたった1時間ですら椅子に座って勉強することができませんでした。そのためか努力ができない人間だと思っていました。でも直前期には長い日で20時間も勉強したこともありました。覚悟があれば過去のネガティブな自分すら変えることができます。不安になることや挫折しそうになることもあるかもしれませんが、でも合格への希望を捨てずに自分を信じ、覚悟を決めてがんばってください。
樋田さんの学習を支えた my goods
- イヤホン
- 元々は大好きな音楽を聴くために購入したものだが、勉強中は市販の条文音声を聞くために使用。通勤時やまた気分転換を兼ねたジムでのジョギング中など、隙間時間は常に条文の音読音声を聞いて過ごしていた。その甲斐もあり、問題を解く際には、自然条文が沸きあがってくるようにまでになった。
- ブレークスルーテキスト
- 講義を受講して、講師が指示した部分や大事な部分はとにかくマーカーでラインを引き、図表にある結論が対になるような知識が混乱してしまうような部分にはマーカーでチェックを付けていた。またメモ書きは講師が指示したことはもちろん、判例の詳細情報なども追記していた。
- 完全整理択一六法
- ブレークスルーを一読し、分からない部分に限らず、ブレークスルーに出てくるものはすべて引いた。特に会社法は条文が複雑で読みにくいため、本文と括弧書きを区別するためにマーカーで色分けし、読みやすくなるように工夫していた。またテキストだけでは補い切れない判例などの関連情報の確認のために、すべては通読していなかったが、条文を引いた時に、条文の趣旨や関連判例等も同時に押さえていた。
樋田さんインタビュー 筆記試験総合1位合格ができた理由
平成28年本試験での総合1位・一発合格者の学習方法やモチベーションの維持、直前期の過ごし方など、佐々木講師によるインタビュー形式でご紹介しています。