2016年司法書士試験に見事合格した皆さんにお集まり頂き、合格を勝ちとったノウハウや苦労話を伺いました。
井上 善博 さん
働きながら一発合格
大学では電子工学を学び、その後、技術系の仕事を経て現在は市役所に勤務。仕事上、法律の知識が必要になり、宅建を短期間で合格。
一時は資格取得熱も冷めて5年近く経過したが、不動産に関する部署に在職する中で、やはり民法や不動産登記法等の知識が必要だと実感したこと、子育てが中心の生活でも、勉強時間を確保できること、また空き家問題が顕在化する中で、司法書士として問題を解決する手法があるのではないかとも考え、司法書士試験を受験。
- ―まずは、数ある予備校の中からLECを選んだ理由を教えてください
- 法学部出身でもないので、独学では合格は難しいと思い、予備校に通うことを考えました。そこで大手で安心感があったこと、通学は時間的に難しいこと、インターネット環境が自宅になかったので、DVDで受講できることからLECにしました。また価格もそこまで高くなかったことも理由です。また講座スケジュールの中でも、直前期も仕事と育児の都合上、大量の勉強時間が取れないので、最速で終わる講座を選び、その後の答練模試や総復習にスムーズに移行できると考えました。
- ―実際に講義を受験してみてどうでしたか?良かった点など感想を聞かせてください
- 新15ヵ月合格コース〈秋生〉は、その名からも推察される通り、一年で合格するというよりも二年近くかけて合格することを前提にしています。8月に申し込んだので筆記試験まで23ヵ月勉強しました。結果的に、無理のないカリキュラムで良かったと思います。
また講義は初心者でも非常にわかりやすく、講義を聞いた直後に、習った範囲の過去問を解くとほぼ全ての問題が解けたので、このまま受講していけば合格できると安心できました。講義の合間には、先生の受験生時代のお話や過去の受講生の話しは、面白く、良い息抜きになりました。 - ―講義で使っているテキストの良かった点など教えてください
- ブレークスルーは情報が豊富で、過去問に載っていない問題が本試験に出たとしても、大抵はブレークスルーに記述があります。つまり、ブレークスルーを全て覚えれば絶対合格できるという確信を持てるところが魅力です。逆に言うと、最終的にはブレークスルー以外は特に勉強しなくても合格できるということです。
ただ、やみくもにブレークスルーを読んでも覚えきれないと思います。新15ヵ月合格コースでは、先生が重点的に覚える範囲を指定して下さるので効率よく勉強することができました。また、指定された範囲外でも本試験に出題される可能性はゼロではないので、答練・模試等で出題されたら、そのことについて記述されているブレークスルーの範囲をチェックしていました。
ところで私は8月から受講したので、最初の3か月ほどは特典で閲覧が可能となっていた前年度のブレークスルー民法をweb上で読んでひたすら予習していました。その後、講座が始まった後も予習中心で勉強したので、能動的に勉強することができ、効率よく勉強ができたと思います。 - ―これから司法書士を目指すみなさんにメッセージをお願いします
- この試験は努力をすれば必ず報われる試験です。仕事をしている、なかなか勉強時間を確保できず、思ったように進めることができず苦しいこともあるかもしれません。私は朝方でしたので、出勤前の時間を使い勉強をしていましたが、工夫次第で時間を確保し、諦めずこつこつと進めていけば必ず結果がでますので。頑張って合格を目指してください。
井上さんの学習を支えた my goods
- キャプチャーで確認
- 学習スケジュールは、ストップウォッチを使い計測、隙間時間なども使い勉強していたため積算時間と目標時間を記載して進捗状況を確認していた。民法及び会社法のまとめノート等も保存しているため、学習スケジュールから講義、復習や解法手順の学習まで一括管理して行っていた。
iPadでスケジュール管理
- ブレークスルーテキスト
- DVDを2倍速で聞いていたため、メモは少ないが、先生の話した事以外にも、知識が混同して記憶しにくい部分に注釈を加えていた。