
N・S さん(30代)一発合格
通信講座のメリットを最大限生かし、一発合格!
主な受講講座 | 新15ヵ月合格コース<春生> |
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最終学歴 | 近畿大学 法学部 |
司法書士を目指した理由・きっかけ
私は公務員として福祉の現場で12年間働いていました。そろそろ管理職になる年数になり、現場から離れる日が近づいていました。そんなある日、司法書士のセミナーを後援するという仕事の機会があり、「司法書士なら家族を養いながら生涯にわたって現場で働きつづけることができる」と気づき、目指すことに決めました。また、自分の誕生日が「司法書士の日」であることも知り、何かの縁だと思ったこともきっかけの一つです。
LECを選んだ理由
目指そうと決めたあと、まず初めに教材を購入しようと書店に行きました。しかし販売されているテキストを見て、「自分一人ではすぐに理解できない」と思い、独学には多くの時間を要することを感じました。その書店には各予備校のパンフレットも置かれており、LECのものもありました。内容を確認したところ、一発合格の実績が高かったため、「合格までの時間」という機会損失を少しでも減らすため、迷わずLECを選びました。
初学者向け講座についての感想や良かった点
新15ヵ月合格コースのカリキュラムと良い点は初学者であっても、挫折することなく11科目を終えることができる内容と量になっていることだと思います。
合格のスタートラインに立つには、11科目の勉強をまずは一周する必要がありますが、テキストの周目というのは想像以上に体力、精神力を使います。何故なら、一人では法律用語がそもそもわからず、更に趣旨、背景、全体図がわからなければ、理解することが困難な場面にたくさん出会うからです。闇雲に文章を読んでも日本語であるにも関わらず日本語として理解できません。その結果、11科目終わる前に離脱してしまう人もたくさんいると思います。
この状況にならないためには①講師から「簡単にわかりやすく」説明してもらうこと②「挫折しないスピード」のカリキュラムであること。この2点が非常に重要なポイントになると思います。
新15ヵ月合格コースは、この2点のポイントをしっかりおさえており、フルタイム勤務の私でも「内容がわからないから」「講義が早すぎてついていけなかった」そのような理由で勉強を終えることができなかったということはありませんでした。
次に、教材であるブレークスルーについてはその網羅性に助けられました。例えば不動産登記法であれば、登記簿が実際にどのように変化していくのか等、ふと疑問に思った時に辞書のように引くことができ、調べる時間の大幅な短縮に役立ちました。
直前講座で良かったもの
直前期まではインプットに精一杯でした。そのため、過去問に割ける時間も限られている状況でした。そこで役に立ったのが「直前択一過去問絞込み講座」です。重要な問題だけを集約した過去問集は10年分以上の価値があり、また、本年度に出そうな問題(出題予想問)も含まれていた為、効率的にアウトプットをすることができました。
直前期の答練についての感想や良かった点や学習への役立て方
精撰答練[ファイナル編]全8回を受講していました。特に良かった点は以下の2つです。
①自分のインプットが曖昧な論点を把握できる
自分ではインプットができていると思っている択一論点や記述のひな形も、問題を解いてみると曖昧ということが多々あり、客観的に力量を把握することができました。
②合格を阻害する自分の悪癖を知ることができる
試験では択一も記述も限られた時間の中で問題を解き、そしてケアレスミスもしないということが求められます。答練ではミスの経験をたくさんしました。そのミスを分析すると自分の悪癖が見えてきます。悪癖を自覚することで、ミスの回数を減らしていくことができました。
初学者の大多数がこの答練の成績は良くないはずです。実際に私は4月がE判定、5月がD判定、6月中盤にやっとC判定でした。そのため成績をあまり気にし過ぎることなく上記2点を把握のために答練模試を活用することをオススメします。
模試についての感想や良かった点や学習への役立て方
私は全国公開模試2回と全国スーパー公開模試2回の計4回を受講しましたが、一発合格を目指すのであればこの公開模試を受けることをオススメします。公開模試では実際の本試験と同じ時間で午前択一、午後択一、記述を通しで行うことができます。自分の「知識」の実力を測ることにも役立つのですが、それ以上に5時間という長丁場である試験を行う際の自分の「肉体」や「精神」の状態を把握できることが非常に有益です。朝何時にご飯を食べたら、午前の開始時間に頭が一番回転する状態をもってこれるか。昼休み中にインプットをしたら脳が疲労しないか。昼食は何を食べるか。記述から先に解いた際に択一を冷静に解けるか等です。私は公開模試を通じて3回目までは自分の良きルーティーンを模索し、4回目で定め切りました。その結果、本試験当日はそのルーティーンを遂行するだけであり、「問題を解く」という一点のみに集中することができました。
直前期の学習として取り組んだ事
合格レベルの知識を手に入れるためには「基礎的な論点」を「正確」に覚えていることが重要だと思っていました。そのことから直前期には情報を一元化したケータイ司法書士を暗唱できるまで繰り返すという非常にシンプルなことに取り組み続けました。また、模試の記述の問題と本試験の記述の問題とでは「癖」が少し違うので、本試験の記述の癖を理解するために6月の中旬から試験前日まで記述の過去問を解き続けました。
フォロー制度の利用方法についての感想や良かった点
通信講座の受講であったため、自宅だけではなく、外でも勉強できる場所を確保する必要がありました。その点、職場から自宅に帰る途中にLEC梅田駅前本校があったこともあり、自習室を利用することができました。その結果、勉強する場所に悩まず、また、追加費用もかけずに勉強をすることができました。
通信講座の利用方法やメリット・デメリット
メリット
①いつでもどこでも受講することができる。
②視聴速度を速くすることで、受講時間の短縮ができる。
③遠方であっても、自分と相性の良い講師の講義を受講できる。
④他人と比較せず、自分の成長と向き合うことに集中できる。
デメリット
①講義に遅れている際に、自分のみで立て直す必要がある。
②講義後すぐに担当講師に質問することができない。※ただし、まずは自分で考えるという習慣を身につけることができた。
森山講師のここが良かった!
森山講師の素晴らしいところは合格のための最短ルートの勉強方法を確立されている点です。司法書士試験はその範囲の広さから、どうしても教材が増えてしまい、情報が色々なテキストに点在してしまったり、マイナーな論点に目移りしてしまったりする構造があります。しかし、森山講師はテキスト等の情報をケータイ司法書士という教材に集約し、重要論点のみを暗記することを推奨されています。実際に森山クラス出身の合格者のほとんどがこの方法で一発合格をしています。あとはそれを自分自身が実践できるのかということのみに集中できるのです。しかし、その実践には精神的に辛い時期があるのも事実です。森山講師の更に素晴らしいところは受験生各人の色々な背景を考慮して、その人にあった助言をしてくれるところです。その姿勢や言葉の一つ一つが誠実であり、精神的に辛い時期でも前を向くことができました。
学業、仕事、家庭などとの両立のコツ
直前期までは土日も緊急の要件が入るような仕事をしていました。また2児の父ということもあり、子供の体調不良や、色々な行事によって、勉強に充てられる時間は限られている状況でした。その環境で勉強時間を捻出するため、早朝や通勤時間を活用していました。忙しさから勉強が難しい状況になっても、講義の音声を流し続ける等の工夫をして、細切れでも良いので勉強から離れないということを意識していました。
これから司法書士合格を目指す方へのメッセージ
合格レベルの知識に早く辿りつく方法は「講師を信じきること」だと思っています。無駄な寄り道をしなくて済むからです。そして合格するためには「自分を信じきること」だと思っています。本番で力を発揮できるからです。私はLECにおいて、信じることができる講師のもとで、信じられる自分をつくることができました。遠方でも通信講座で繋がることができるので、信じられる講師という観点で受講コースを選ぶのも良いと思います。