
N・R さん(30代)一発合格総合4位
反復継続を楽しめたからこその合格でした。
主な受講講座 | 新15ヵ月合格コース<秋生> |
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最終学歴 | 法学科 |
司法書士を目指した理由・きっかけ
学生時代に勉強をやり切ったという感覚がなく、その点に後悔があり、難関の資格試験に挑戦したいと考えていました。過去に受験を検討したこともありましたが仕事の忙しさ等もあり踏ん切りがつかずにいたところ、丁度転職を考えているタイミングで不動産会社に勤めている親族から勧められ、また業界の話を聞けたことで具体的な司法書士の仕事や勉強のイメージを掴むことができ、挑戦し甲斐のある資格だと思い目指すことにしました。
LECを選んだ理由
一発合格を目指すためには勉強法を自分で一から考えることは現実的ではないと考えていたため予備校を利用するつもりでいたところ、最初に受講相談したスタッフの方に非常に親切にご対応いただけたことがLECを選んだ一番の大きな理由です。また業界大手で一発合格者を多数輩出しており安心感があったこと、模試を会場受験できることも理由のひとつです。
初学者向け講座についての感想や良かった点
森山講師の新15ヵ月合格コースを通信で受講しました。基本的に毎週ごとに3時間の講義が2コマ配信されるため、配信されたその日に受講することを徹底し、勉強スケジュールを立てる際の指標としていました。週1回の配信のため、次の配信日までに講義で履修した部分を復習する時間を充分にとることができ、無理なく勉強を進めることができたと思います。教材の中ではブレークスルーテキストを最も使用しました。直前期までは複数の教材を併用していましたが、最終的にはほぼ一本化し何度も繰り返し通読しました。細かい論点まで掲載されているので辞書のように使うこともでき、また余白が充分にとられているため、講義のメモや過去問等で間違えた論点を記載することで自分なりにアレンジして使用できる点が非常によかったです。記述式の対策としては演習教材の書式ベーシックや記述解法ベースアップ講座が含まれていましたが、入門として初学者にとっては適度な難易度でストレスなく取り組むことができました。書式ベーシックは講義終了時に講師が宿題として取り組む箇所を指定してくれるので、その箇所を次の講義までに何度も繰り返し解きました。記述解法ベースアップ講座は本試験のような出題形式で、回答を提出すると採点サービスや順位の掲示もあるので、自分が受講生の中でどれぐらいの位置にいるかを把握することができ勉強のモチベーションアップにつながりました。
直前講座で良かったもの
「赤松式記述ヤマ当て講座 太郎と花子の事件簿」を記述の問題を解く場数を増やす目的で、直前期の4月~6月に3回繰り返し解きました。かなり難しく、問われる論点も多岐に渡るため最初は苦労しましたが、繰り返すうちに本試験でどんな問題が来ても大丈夫と思えるほど記述式に対する自信がつきました。ヤマ当てという意味でも、本試験の最中に太郎と花子でやったところだ!と思ったほど的中している論点も多かったです。
直前期の答練についての感想や良かった点や学習への役立て方
会場受験ではなく自宅受験でしたが、基礎講座と同様に毎週決まった曜日に受験することで勉強のスケジュールを崩さないようにしました。本試験と同様の形式で出題されるため時間配分の検討や、勉強の進捗度合の把握に非常に役立ちました。特に記述式においては、気を抜くと枠ズレしてしまい点数がつかないような論点も出題されるため、本試験に臨むうえでの注意深さを培うことができたと思います。ただ、答練を中心として勉強するのではなく、あくまでテキストのインプットや過去問演習に重点を置いて勉強するようにしていたので、復習にはあまり時間をかけず、答練を解いた当日か次の日までに振り返りを終わらせるようにし、自分の腕試しとして受験するような意識をしていました。また答練や模試も含め、直前期に取り組んだ記述式の回答については、コピーしてファイリングしておくことで結果や間違えた部分をすぐに参照することができるようにしていました。
模試についての感想や良かった点や学習への役立て方
本試験に近い環境に慣れることを目的として会場受験を選びましたが、個人的にはその選択をしたことが合格できた大きな要因だったと思います。12月、3月に行われる模試と直前期に行われる公開模試を含めて計6回受験しましたが、本試験に挑む気持ちで前日や当日に何を食べるか、何分前に会場入りするかなど念入りに準備を行うようにしました。特に直前期の5月の模試はひととおりインプットが終わり、受験生が最も多いLECの模試において自分がどれほどの位置にいるかが可視化されるため、手が震えるほど緊張しました。しかしその姿勢で模試に臨んでいたおかげか、本試験では一切緊張することなく余裕をもって受験することができ、実力を発揮することができたのではないかと思います。また他社の公開模試は受験しませんでしたが、量や質ともにLECの模試で充分に本試験に対応できるものだと感じました。
直前期の学習として取り組んだ事
択一対策としては過去問全科目とテキスト全科目をそれぞれ通しで1周することを1クールとして直前期の3ヶ月はそれを繰り返していました。それにプラスして過去問や答練の結果を分析し、苦手分野はケータイ司法書士やテキストの精読を追加したり、インプットとアウトプットをバランスよく行うようにしていました。記述式の対策としては、4月からほぼ毎日、過去問等の本試験レベルの問題を1日1問取り組むようにしていました。
過去問題集の活用方法
科目ごとに講義を受講した後早めに過去問にとりかかることで、まずは自分のインプットのレベルを把握するようにし、勉強の指針としていました。また1度解いた後も1~2ヶ月後に再度解くことで知識の定着を図りました。特に直前期の4月からは全科目5周し、過去問で出題された選択肢を網羅するつもりで取り組みました。最終的には主要科目は10~12周、マイナー科目は7~8周ほど繰り返し解きました。
フォロー制度の利用方法についての感想や良かった点
教えてチューター制度は、疑問点をそのままにせず、すぐに質問できることがよかったです。通信生で周りに受験生がおらず話し合える環境がなかったため、チューターに質問するために疑問点を整理することは、自分の中で理解が深まるよい機会となりました。
通信講座の利用方法やメリット・デメリット
メリットとしては、自分で受講するタイミングや場所を決めることができるため、自由に勉強計画を立てられることだと思います。デメリットとしては、通信の講義の配信日が通学に比べると若干遅れることだと思いますが、私の場合は、配信日に講義を受講しなかったり、遅れて受講すると通学生にどんどん差をつけられてしまうと考えていたので、しっかりと毎週配信日に講義を受講するという意識にもつながっていました。
森山講師のここが良かった!
森山講師の講座の良いところは、副教材が充実しているところだと思います。講義の復習にはケータイ司法書士を使用しますが、基本論点が押さえられており、まず第一にケータイ司法書士を完璧にすることで、しっかりと基礎を身につけることができたと思います。またVマジックも森山講師の講義を文章化した内容なので、より理解を深めたい場合に講義の補足として使用していました。特に会社法で勉強することになる組織再編の分野は、記憶する範囲が膨大で似たような規定も多く、市販のテキストを読んでみたりと理解するために色々と試行錯誤し、非常に苦労していたのですが、Vマジックはその似たような規定が横断的に整理されており、一気に理解が進みました。また定期的にホームルームとして受講生向けの配信があったのですが、常に前向きな言葉をおっしゃられていたことが印象深く、勉強していく上でのモチベーション維持として非常にありがたく感じました。
これから司法書士合格を目指す方へのメッセージ
司法書士試験合格を目指すことを決断した時点で、家庭や時間、仕事等、何かしらの対価を払うことを考えて決断されたのだと思います。だからこそ、折角対価を払っているのだから勉強を目一杯楽しんでやるという意識を持って受験生活を過ごしてほしいと思います。その意識は勉強を続けることの支えになりますし、また結果も自ずとついてくるはずです。心から応援しています。