
K・N さん(30代)一発合格
9ヵ月合格速修コースで合格できました!
主な受講講座 | 9ヵ月合格速修コース |
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最終学歴 | 大学卒業 |
保有資格 | 行政書士 |
司法書士を目指した理由・きっかけ
現在、私はフルタイムで仕事をしています。この仕事を辞めたいと思ったことが司法書士を目指したきっかけでした。仕事を辞めるにしても、田舎に住んでいるため、再就職は難しいだろうと国家資格を取ることにしました。司法書士には受験資格がないこと、登記や後見などの業務で人の役に立てること、独立すれば自分のペースで仕事ができることなどが魅力で、挑戦しようと決めました。
LECを選んだ理由
司法書士の資格を取ろうと考えたのが2023年7月で、翌年には受験したいと思っていました。2024年の合格を目指すには独学では難しいことは容易に想像がついたため、予備校を調べました。その中でLECに9ヵ月合格速修コースという初学者向け講座があることを知り、カリキュラムや体験講座を見て、自分と相性が良さそうだと思ったこと、2024年の合格が目指せそうだと思ったことから、受講を決めました。
初学者向け講座についての感想や良かった点
9ヵ月合格速修コースは秋元講師がテキストを作られており、重要な条文や制度趣旨が書かれているのはもちろん、難しい箇所は分かりやすいように口語体で説明があり、暗記用に図表もたくさん掲載されています。講義中にテキストの大事な部分、一回だけ読めば良い部分をマーカーの色で指示しながら、教えてもらえますので、テキストを再読する際はそのマーカーの色を目印に読むようにしていました。また、特に重要な図表については「コピーして部屋に貼って覚えてください」と指示があるので、壁に図表を貼って、暗記しました。指示がない図表でも覚えられないものは貼るようにしたので、試験直前は壁が図表だらけになっていました。トイレの壁に貼るとよく覚えられます。9ヵ月の講座ですので、スピードが速く、ついていくのが大変な部分はあります。しかし、秋元講師がメリハリをつけて教えてくれるため、私は楽しく講義を聞くことができました。特に秋元講師の記述の解法が自分に合っていたと思います。記述解法ベースアップ講座、実況中継記述解き方講座も秋元講師が解説をしてくださるのですが、不登法も商登法も登記事項証明書に申請内容をメモするという方法をとっており、択一で時間を取られてしまう私はこの方法のおかげで午後を時間内に解き終えることができたと思っています。記述を最後まで書けたのは全国スーパー公開模試2回目と本試験だけでしたので、ギリギリでした。
直前期の答練についての感想や良かった点や学習への役立て方
初学者が司法書士試験の難しさを痛感するのが答練なのではないでしょうか。9ヵ月合格速修コースのカリキュラムには精撰答練が組み込まれており、私もご多分に漏れず毎週ひーひー言いながら受けていました。最初の方の答練ではまだ全ての科目の講義が終わっておらず、刑法、供託法、司法書士法は分からないまま受けていました。当然良い成績を取れるわけもなく、8回を通してDが4回、Cが4回の判定だったのですが、秋元講師に気にしなくて良いと言われていたので、間違えた問題を復習したらすぐ次の勉強へ移りました。記述も毎回不登法、商登法の問題があったため、記述の問題をたくさん解いて慣れることができて良かったと思います。記述問題2問を連続して解くという練習にもなり、脳と腕の疲れを実感しました。直前期には過去問だけではなく答練も回そうと思い、択一は2回、記述は1回まわしました。
模試についての感想や良かった点や学習への役立て方
こちらもカリキュラムに模試4回が組まれていたので、全然時間が足らない……となりながら受けました。どの順番で解くのか、時間配分はどうするのか、択一で正しいものを選べと誤っているものを選べという問題の取り違えをしないようにするにはどうすれば良いのか(私はこのミスがよくありました)、記述は何をメモするのか、考えることはたくさんありました。模試を受けて、最終的に午後は択一、商登法記述、不登法記述の順番で解くことに決め、本試験でも決めた順番どおりに解きました。成績はAが2回、Sが2回だったので、答練のときからは少しずつ成長できていたのかなと思います。ただ、慢心はせず、こつこつ勉強を積み重ねていこうと、択一は過去問中心、記述はカリキュラムの中で解いた問題の復習を続けました。プラスして模試も全て終わった後に、択一、記述ともに再度1回ずつ回しました。
直前期の学習として取り組んだ事
フルタイムで仕事をしておりましたので、直前期は朝5時に起きて勉強してから出社していました。帰ってきてからも1~2時間勉強、休日は予定によって時間が違うという感じでした。秋元講師が直前3ヶ月の勉強方法も講義内で教えてくれるため、自分のできる範囲でその内容のとおりに勉強しました。過去問は年度別に解き、記述は1日1問(不登法か商登法交互に)解きました。
過去問題集の活用方法
秋元講師の直前3ヶ月の勉強方法を参考に、択一は9年分を年度別に4回まわしました(直近の令和5年度をのぞいて令和4年度~平成26年度)。また、マイナーの民事訴訟法、民事執行法、民事保全法が苦手だったため、その3科目は平成15年以降の問題を追加して解きました。過去問を解くときは、全肢検討をするようにしていました。記述は10年分を1回解いて、本試験の問題に慣れるようにしました。
基準点突破のために役立ったこと
9ヵ月合格速修コースのカリキュラムにあることは全部一通りやりました。横断整理講座を含めた講義の視聴、講義内で出された合格ゾーン過去問題集、ポケット判択一過去問肢集、書式ベーシックの宿題、択一式到達度チェックテスト、記述解法ベースアップ講座、実況中継記述解き方講座、精撰答練、模試と全て秋元講師の言う通り、カリキュラム通りにこつこつとやりました。基準点突破の力は9ヵ月合格速修コースの中で十二分についたと思います。
フォロー制度の利用方法についての感想や良かった点
テキストや問題で不明点があるときに数度フォロー制度を利用しました。分からない点があってもきちんと教えていただける制度があるのは有り難かったです。
通信講座の利用方法やメリット・デメリット
私は田舎に住んでいるため、通信講座しか選択肢がありませんでしたが、自分の好きな時間に、自分のペースで講座を聞けますし、分からなかった部分は戻して聞くことができたので、自分に合っていたかなと思います。ただ、模試も図書館で受けていましたので、かなり孤独な勉強環境ではありました。そういうときに根本講師のYouTubeLIVEを見て、受験生仲間がいることを実感していました。
秋元講師のここが良かった!
講座の初めの全体構造編のときに秋元講師から司法書士を目指すことを決意した動機を明確にし、書いておいた方が良いとアドバイスをいただきました。アドバイスどおり、テキストになぜ司法書士になりたいのかを書いておき、勉強がしんどくなったときには、絶対に合格して司法書士になるぞ!と当初の決意を思い出すようにしていました。講義では、登記実務体験(書面申請の書類を揃える体験)の時間があり、補助者でもない受験生ではなかなかできない体験で面白かったです。これは他の講座にはないとのことですので、おすすめのポイントです。また、たまに教えていただく秋元講師の実務の話も興味深く、自分が司法書士になったときのことを想像して、一段とやる気を出すことができました。9ヶ月という短い期間で私が司法書士試験と戦えるようになったのは秋元講師のおかげで、感謝の気持ちでいっぱいです。
学業、仕事、家庭などとの両立のコツ
フルタイムの仕事をしながらの受験勉強で、使える時間は限られていました。平日は仕事が終わってから講義を聞いたり、宿題をしたりして、休日も同様に勉強していました。しかし、仕事終わりですとどうしても疲れてやる気が低下しますので、直前期は朝5時に起きて勉強することで勉強時間を確保していました。休日は何もなければ一日勉強していましたが、精神面のためにも余暇の時間はなくさないようにしていました。
これから司法書士合格を目指す方へのメッセージ
司法書士試験は科目が多く、覚えることがたくさんあります。また、合格点もかなり高い試験です。そのため、しんどくなったり、嫌になったりすることがあると思いますが、それを乗り越えて、基本をきちんと覚え、択一・記述ともに解法を身に付ければ合格できると思います。人それぞれ自分に合った勉強方法は違いますので、可処分時間と相談しながら、良い勉強方法を見つけていってください。