S・W さん(60代以上)
受験勉強を振り返って
主な受講講座 | パーフェクトローラー講座 公開模擬試験パック |
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最終学歴 | 大学卒業 |
保有資格 | 宅建士 |
司法書士を目指した理由・きっかけ
高齢者や障害者の支援をテーマとした専門職の勉強会に参加する中で、成年後見人の活動に興味を持ち、専門知識をもって相談支援の活動をするには司法書士の資格が有効だと思い、資格取得を目指すことにしました。
LECを選んだ理由
地方在住ですが、LECの本校が近くにあり、答練、模試を受けるのに便利でした。ネットで模擬講義を視聴して魅力を感じ、全国キャラバンで来校された根本講師のお話を聞いて、受講の気持ちが固まりました。
学習経験者向け講座についての感想や良かった点
パーフェクトローラー講座のテキストは、図表が充実していて、類似項目の違いについて知識の整理ができるのが良かったと思います。おかげで、比較表やまとめ表を自分で作る苦労が随分減りました。民法については、テキストが条文ごとに構成されているので六法を参照する必要がなく、特に「完全な地ならし」ができる感じがしました。
講義は、理解の難しい部分に重点が置かれ、応用的で無理しなくて良いところ、直前期で良いところなど、メリハリのつけ方を教わり、効率的な学習に役立ちました。また、インパクトのあるフレーズや話術は記憶に残りやすく、暗記が捗りました。
模試についての感想や良かった点や学習への役立て方
通信受講生でしたが、本番の環境や緊張感に近づけるため、模試は必ず学校の教室で受け、試験のシミュレーションを行いました。具体的には、択一式では、解答する科目の順番を工夫したり、正誤の取り違え等のケアレスミスをなくす方法や、時短を図る選択肢の検討順を試したりしました。記述式では、問題文のうち、依頼・問い、事実関係、注意事項などの読む順番や、答案構成に必要なメモの取り方等の確認を行いました。
通信講座の利用方法やメリット・デメリット
通信講座のメリットは、自宅で好きなときに視聴でき、画面を一時停止するなどしてじっくりメモを取ることができたこと。デメリットは、そのような視聴の仕方をしていると、通常の2〜3倍以上の時間を要してしまうことです。
保有資格取得後、なぜ司法書士を目指そうと思ったか
法律科目の勉強をするのは、大学時代に公務員試験を受験して以来でした。司法書士試験の受験後、民法の知識が薄れる前が良いと思い、科目に重なりがある宅建士の勉強し試験を受けました。これは「本試験後の過ごし方」として、以前、根本講師が言われていたことを実践したものでもあります。
学業、仕事、家庭などとの両立のコツ
フルタイムの仕事を持っていたため、収入面の心配はなく切迫感がない反面、学習はなかなか進まず、1回目の受験では記述式にはほとんど対応できない状態でした。講座の受講を開始した後は復習時間の確保に苦労しましたが、片道1時間超の通勤電車の中は、必ず勉強時間に充てるようにしました。なお、コロナ禍では、その対応のため業務が多忙になった一方、懇親会等がなくなり勉強に集中できた面もありました。
これから司法書士合格を目指す方へのメッセージ
合格へのルートは様々で、独学で始めるのも良いと思いますが、合格体験記を参考に、ご自分の置かれた環境や目的にあった講座を見つけ、受講後はその教材を繰り返すことが合格への近道のように思います。