長谷川 有 さん(20代)一発合格
銃をペンに持ち替えて一発合格
主な受講講座 | 新15ヵ月合格コース<春生> |
---|---|
最終学歴 | 陸上自衛隊幹部候補生学校 |
司法書士を目指した理由・きっかけ
私は前職で陸上自衛官として勤務していました。自衛隊での訓練や座学の中で法律に興味を持つ出来事があったこと、自衛隊と同じく人の助けになる仕事をしたいと思ったこと、将来的に独立して自分の事務所を持つことができる専門的な資格が欲しいと考えたことから、法律の専門職であり、社会のために働くことができる職業である、司法書士になろうと決めました。
LECを選んだ理由
いくつか資料請求した予備校の中で一番連絡が早かったからです。お誘いいただいた池袋本校での実務家講演会が非常に面白かったので、その場で講座を申し込みました。
正直、当初は司法書士が何をする仕事なのかすら理解しておらず、法律の知識も皆無だったため、独学は不可能と考え、家からの距離も近く、対面講義を受けることができる点に魅力を感じ通学講座を選びました。
初学者向け講座についての感想や良かった点
佐々木講師の新15ヵ月合格コースを受講しました。この講座の良い点はとにかくやるべきことが明確なところです。講義を受ける→テキストを読み込む→過去問演習という簡潔なループが確立しているので、後はそれをひたすら回し続けることで知識を定着させることができました。教材は図表が多く、佐々木講師による補助テキストもあったため、法律の学習経験がない私でも理解しやすかったです。また、佐々木講師によるマーカーやペンで教材にひたすら書き込んでいくという受講スタイルは、ノート中心の勉強をしていた私にとっては衝撃的でした。ノートを作る手間をなくすことによって時間に余裕が生まれ、読む力が非常に向上しました。当初は意味不明だった難解な条文も、直前期にはスラスラ読めるようになったほどです。佐々木クラスの最大の魅力は、本試験までのマイルストーンがいくつもあることです。各教科ごとにトライアルテストという満点目標のチェックテストがあり、直前期も答練・模試について時期ごとの目標点を示してくれたため、これらの課題を達成することのみを直近の目標として迷いなく勉強することができました。本試験までは15ヵ月もの長期戦であり、モチベーションが維持できるか不安でしたが、これらのマイルストーンのおかげでやる気が衰えることはありませんでした。佐々木講師、そしてLECのスタッフの皆様のアシストがあってこその一発合格だったと思います。
直前講座で良かったもの
直前期の答練は、精撰答練[ファイナル編]を受講しました。午前・午後科目ごと、本試験に準じた形式の答練のため、以下の2つのメリットが有りました。
①自分の弱点が分かる
科目ごと、分野ごとの点数がはっきりと出るため、自分の弱点を認識し、克服することができました。例えば責任転質の問題を間違えていたら、以後二度と同じような問題を間違えないように質権全体を徹底的に復習しました。
②知らない問題への戦い方を訓練できる
過去問演習とは違い、LECのオリジナル問題が多数出題されるため、見たことのない問題に対する対処を求められます。他の知識から類推したり、別の肢から解いたりと色々な戦術を試すことができました。本試験では殆どが見たことのない問題だったので、この訓練は大いに役立ちました。分野ごとの実力のムラを均し、未出問題に対する耐性を得られた点で、直前期の答練で得られたものは大きかったです。
模試についての感想や良かった点や学習への役立て方
最大のメリットは本番の模擬戦ができることです。
毎回の模試を本試験だと想定し、前日は何時に寝て、何時に起きて、朝食は何を食べ、昼食をどこで買い、何時に会場につき、ペンはどれを使い、試験開始までどう過ごすか…などなど、事前にあらゆる行動をシュミレーションしておくことで、本番の不安を無くすことができました。
内容についても、1問につき何分まで悩んでよいか、記述はどちらから解くかなど、事前に決めた方針を試し、問題があれば修正することができました。
成績については全国順位が出るため、こんなに勉強してもまだ上がいる!と益々モチベーションを上げて勉強に打ち込むことができました。なにより、模試の会場を見渡して、頑張っているのは自分だけじゃない、ライバルは沢山いるんだということを再確認し、闘志の炎にガソリンを注ぐことができたことが良かった点です。
直前期の学習として取り組んだ事
過去問、答練、模試などの手元にある教材全てを徹底的に回していました。特に答練や模試の復習は時間的に何度も回す余裕がなかったため、「この一回で完璧に覚える!」と一度にできるだけの知識を吸収できるよう務めました。また、この時期はブレークスルーテキストではなく、佐々木講師に勧められたLECの完全整理択一六法を使用して、条文ベースの確実な知識を追求していました。
過去問題集の活用方法
合格ゾーン 択一式 過去問題集の下にあるチェック欄が埋まり切って溢れるほど解き続けました。佐々木講師の「3周連続◎」を追求し、少しでも不明点が有るページは付箋を貼って、3周連続で◎が付いたらその付箋を引きちぎることで苦手な分野を視覚的に分かりやすくしていました。
最終的に付箋だらけのままでしたが、何度も繰り返し解くことで、解答の軸足となる確実な知識を身につけることができました。
基準点突破のために役立ったこと
とにかく勉強量に尽きると思います。マル秘・必勝法!のようなスマートな勉強方法は結局、最後まで見つかりませんでしたが、泥臭く何度も何度も過去問を解き、間違え、考えることで自分なりの勉強のスタイルが固まっていったように思います。苦手分野を丹念に踏み均すことを繰り返した結果、模試ではコンスタントに基準点以上の点数を取ることができるようになりました。
フォロー制度の利用方法についての感想や良かった点
最も利用した制度は、「教えてチューター」のシステムです。
いつでもオンラインで質問をすることができ、疑問を解消することができました。また、質問内容を分かりやすくするため、疑問点を明確かつ具体的に文章化することで理解が深まり、質問の送信ボタンを押す前に自己解決することもしばしばでした。
通学することのメリット・デメリット
①メリット
否応なしに講義が進んでいくので、スケジュールを遵守できます。また、講義後に質問ができるため、疑問点をすぐ解消することができ、質問をする前提で講義を聞くことで自然と考えがまとまり、理解が早まりました。
②デメリット
通学時間が発生することですが、電車の中でも勉強していたため、特に問題はありませんでした。
佐々木講師のここが良かった!
①やることが明確!
毎月のように面談を行っていただき、「いつまでに」「なにを」「どれくらい」やれば良いか明確に示してくれました。そのおかげで勉強法については悩むことなく、ひたすら勉強量を追求することができました。
②受講生のメンタルケアがすごい!
私は非常に負けず嫌いな性格なのですが、佐々木講師は上記の面談の中でそこを的確に突くアドバイスをくださり、上手くモチベーションを引き出し続けてくれました。私は非常に飽きっぽい性格でもあったので、佐々木講師のクラスでなければとても15ヵ月も勉強し続けられなかったと思います。
③講義が分かりやすい!
声の抑揚・強弱からポイントが分かりやすく、また図表や手書きのメモを画面に映してくれるため、視覚・聴覚で学習することができます。また教材についても必要・不要をバッサリと示してくれるので、効率良く復習を行うことができました。
保有資格取得後、なぜ司法書士を目指そうと思ったか
特に法律系の資格は保有していなかったのですが、逆に先入観なく素直に知識をインプットすることができ、吸収は早かったように感じます。行政書士や社労士などの資格を持っている方も周囲にはいましたが、無資格・無知識でも全く問題はありませんでした。
学業、仕事、家庭などとの両立のコツ
講座の受講前に陸上自衛隊を退職し、塾でアルバイトをしながら勉強していましたが、あくまで本業は勉強!と割り切り、シフトを調整してもらっていました。アルバイトのない日は毎日自習室に通い、アルバイトが有る日はシフトの直前まで勉強し、休憩中も要点をメモした紙を眺めてスキマ時間を有効活用していました。
直前期はアルバイトも辞め、完全に勉強に専念していました。
これから司法書士合格を目指す方へのメッセージ
試験中「ダメかも…」と弱気になりましたが、「誰よりも勉強した」という自信のおかげで立ち直れました。その自信は毎日の小さな勝利の中からしか生まれません。電車の中で、自習室で、教室で、「誰よりも勉強した」小さな勝利の積み重ねが合格に繋がりました。まずは5分の電車の中で「誰よりも勉強した」受験生になってみてください。その小さな勝利は本試験という戦場で何より大きな武器となってあなたを助けてくれると思います。