片岡 南 さん(30代)一発合格家事と勉強を両立して合格
LECのおかげで一発合格できました
受験回数 | 2回 ※おためし受験含む |
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出身校 | 東京工業大学大学院 生命理工学研究科 |
主な受講講座 | 2021年新15ヵ月合格コース<秋生> |
司法書士を目指した理由・きっかけ
前職で法律に関する業務に携わり、法律に関心を持ったことから、専門的に法律を勉強してみたいと思うようになったことがきっかけです。あわせて、資格を手にしてライフステージに合わせた柔軟な働き方ができればいいと考え、司法書士を目指すようになりました。また、親戚の相続で司法書士の講師にお世話になったと聞き、人の役に立つ仕事をしたいと思うようになったことも理由の一つです。
LECを選んだ理由
司法書士試験を受験するなら絶対に一発合格したいと考えていたため、毎年一発合格者を多数輩出し、業界屈指の実績を誇るLECを選択しました。また、後述のように、フォロー制度が充実していることに加え、分かりやすくかつ使いやすいテキストを採用しており、初学者の自分でも挫折せずに長期間の学習を進められそうだと思えたのも決め手になりました。
初級講座についての感想や良かった点
カリキュラムについては、一週間で約二コマの講義のペースで年間スケジュールが組まれていて、一週間のサイクルの中で講義の復習や過去問演習のボリュームを含めて丁度良いペースで学習が進められるように配慮されていたと思います。直前期前の三月までびっしりと予定が組まれていますが、一発合格に手が届くよう最適な配分で練られたスケジュールだと体感しました。
ブレークスルーテキストについては、図表を多用していることに加え、重要な箇所が青字で掲載されているなど、一目見て直感的に分かりやすい構成になっていたため、初学者としても抵抗なく内容の読み込みを行うことができました。全てのページの端に書き込みができる余白がついていて、講義中に佐々木講師が仰っていたことや、過去問・答練などで問われた知識を加筆することができ、ブレークスルーに知識を集約できるようになっていた点も使いやすくて良かったと思います。また、佐々木講師が試験対策の観点からテキストの中で重要な箇所・そこまで読み込む必要のない箇所をあらかじめ提示して下さり、それに従って講義を進めて下さったため、効率的に点数に結びつく学習ができました。それに加えて、ブレークスルーだけでは理解が難しい論点や、初学者としてブレークスルーの記載以上にしっかりと理解しておかなければならない点については、佐々木講師が独自の解説冊子を作成して下さったため、飛躍的に理解が進みました。
直前期の答練についての感想や良かった点、学習への役立て方
四月から始まった答練は、一回目と二回目は全く基準点に届かなかったのですが、それが逆に良い起爆剤になったと思います。答練は約二ヵ月間・全八回もあったため、毎週欠かさず答練を受けることで、直前期の学習のペースメーカーになり、回数を重ねるごとに点数の伸びを実感できるようになりました。毎週新しい問題に接することで、曖昧な知識や理解が進んでいなかった分野をあぶり出すことができ、間違えた問題をノートに書き出すことで知識の強化を図りました。過去問だけではカバーしきれない、改正されたばかりの内容や出題頻度の高くない分野についてもバランス良く問題が出題されていたため、良い学習の機会が得られたとともに、見たことのない問題が出題されても落ち着いて対処する姿勢を身につけることができました。また、解説冊子が丁寧に作成されていて、図表等を切り取って復習の際に繰り返し活用しました。講師の解説動画も分かりやすかったです。
模試についての感想や良かった点や学習への役立て方
模試は会場受験を選択し、毎回本番と同じような緊張感を持って受験しました。一日を通したペース配分を意識して取り組み、特に、午後は三時間の中で択一に加えて記述も出題されるため、自分にとって最適なペース配分を見つけることが重要になるため、模試を通じて「択一は可能な限り全肢検討して七十分以内に解き終えるよう、深く考え込まず反射的に解き、残りの時間で不登法、商登法の記述のうち難易度の低そうな方から手をつける」というスタイルを確立しました。また、昼食に何を食べるか、どんな服を着て行くか、筆記用具は何を使うか、マスクはどんな素材のものがいいか、試験中にお手洗いに行くとしたらどのタイミングがいいか、といった点までシミュレーションを行ったことで、万全の体制で本番に臨めました。LECの模試は受験生が最も多いため、試験結果を通じて他の受験生と比べて自分の実力がどの程度なのかを正確に把握することができました。
フォロー制度の利用方法についての感想や良かった点
「教えてチューター」のシステムにより、勉強中に不明な点が出てきてもすぐにオンライン上で質問することができたため、疑問を溜め込むことなく学習を進められました。また、質問をフォームに打ち込むにあたって、自分がよく理解できていない論点を文章で書き出すことによって、頭の中を整理整頓することにも役立ち、記憶の定着がはかどりました。回答だけではなく、講師から励ましの言葉をいただくこともあり、励みになりました。
通学することのメリット・デメリット
毎週決まったスケジュールで通学することにより、予定から遅れず着実にカリキュラムをこなすことができました。また、生の講義を受講することで、講師の説明がより印象に残り、学習内容の定着につながりました。モチベーションを保つという点でも、講師や周りの受講生から良い刺激を受けられました。通学受講生であっても、通学できない際は通信で受講できるため、都合に合わせて受講形態を選択できるのも良い点だと思います。
佐々木講師のここが良かった!
佐々木講師の最も良かったところは、受講生一人一人のことをよく気にかけて下さって、親身に接して下さった点です。学習期間中は孤独で人と接する機会がほとんどなく、また、自分の学習方法が間違っていないか不安になりがちでしたが、佐々木講師には丁寧に優しくご指導いただき、モチベーションを落とさずに勉強を進めることができました。また、講義は毎回メリハリが聞いていてとても分かりやすく、ときにテキストと説明する順序を変えたり、講師が作成された講義ノートでテキスト以上に丁寧に説明いただいたりと、初学者でも学習についていきやすいような講義の進行をしていただけたと思います。学習が進んできたタイミングで追加の問題を出していただいたりと、様々な形で追加的な課題を与えていただき、大変だと思うこともありましたが、合格をするためには必要な試練だと捉え、とにかく佐々木講師を信じて突き進み、一発合格を掴み取ることができました。
学業、仕事、家庭などとの両立のコツ
試験前年の六月に仕事を辞めたため、それまでは兼業受験生でした。仕事があると学習のペースを一定に保つのは困難でしたが、出勤中など隙間の時間に過去問を解いたり、講義の動画を聞き流すなど、なるべく学習から離れないよう工夫しました。また、自宅に戻ると疲れて勉強する気がなくなってしまうため、仕事帰りに喫茶店に寄って勉強をしていました。
これから司法書士合格を目指す方へのメッセージ
学習期間中は常に自分との戦いで、答練で点数が伸び悩んだときは本当に辛かったですが、試験を終えて振り返ってみると、佐々木講師やスタッフの方々を始め、家族や友人、元同僚、アドバイスを下さった先輩司法書士の方など、多くの人に支えられてきたことを実感し、感謝の気持ちでいっぱいです。司法書士試験は大変な試験ですが、受験資格は特になく、誰でも挑戦できるフェアな試験だと思いますので、初心を忘れず頑張って下さい。