橋本 大輔 さん(50代)総合4位合格独学から転向
苦節6年目の合格
受験回数 | 6回 ※おためし受験含む |
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出身校 | 静岡大学 工学部 |
主な受講講座 | 2021年ターゲット攻略合格フルパック 2020年実践力PowerUp合格パック |
保有資格 | 行政書士、FP3級 |
司法書士を目指した理由・きっかけ
リーマンショックを金融機関在籍時に経験をして、世の中の不安定さを感じ取り、どうせなら手に職をつけて独立したいと思い司法書士を目指しました。
LECを選んだ理由
独学で3年間学習に取り組みましたが、法律知識ゼロからのスタートでしたので、3度ともに撃沈。限界を感じ、予備校を探していたところ、高松管区で合格者2名がLEC生だったことから、一択で選びました。
中上級講座についての感想や良かった点
インプット講座は、どのコースを選ぼうか迷うくらい充実していました。独学の頃は基準点すら乗らなかったのですが、インプット講座受講の2年間は、全て基準点に乗りましたが、総合落ちしていました。そこで、インプットと過去問演習がセットになっている「択一ターゲット攻略講座」を受講することに決めて、インプット講座の知識に磨きをかけることができました。特に、今年の試験は、期間が9ヶ月と短いので、効率よく学習する必要性があり、自身でまとめた内容の整理や暗記といった学習にも時間を費やさなければならず、受講のスケジュール管理で悩んでいました。
しかし、択一ターゲット攻略講座の通学スケジュールで受講できるZoom配信サービスがあり、一つ悩みが解決しました。Zoom配信は、欠かさず、その日は予定を一切入れず、必ず受講していました。配信の科目が増えてくると、次回の講義までに、復習、問題演習とまとめが必要になってきますが、択一ターゲット攻略講座のテキストは、過去問題とその論点の解説といった内容で、コンパクトにまとめられており、復習と演習問題の実施が同時にでき、非常にスムーズに学習をすることができました。特にマイナー科目については、試験日直前まで、学習のツールとして使えるほどでした。
直前講座で良かったもの
インプット講座でお世話になった海野講師の「マイナー科目これだけ聴いて点を取ろう!」講座。司法書士の神様と話のできる海野講師の的中率は、ハンパなかったです。
直前期の答練についての感想や良かった点、学習への役立て方
今から2年前の本試験の午後科目のとき、不動産登記法の途中で、頭が真っ白になり、その後の記憶がなくなってしまうという状態になりました。また、昨年の試験では、コロナで模試を試験会場で受けることをやめていましたので、本試験でのペースメイキングがうまく行かず、落ちてしまいました。これら2つの解決策は、やはり、答練・模試の活用にあると思います。頭が白くなるのは、知識の量だけでなく、問題の質問形式の多様性で、思考力に高負荷がかかったときに、どのように対応するのかが鍵になるような気がしましたので、答練・模試は、全肢検討を実施し、択一の時間は60分以内と一つの枠を設けて取り組んできました。そこから、自分にとって一番あった解き方と時間配分を分析して、ペースメイキングに役立てました。
全肢検討することで、正解した問題を肢レベルでもう一度見直す機会が作れ、自身に足りない知識の補充をすることもできました。
模試についての感想や良かった点や学習への役立て方
精撰答練[実力養成編]、[ファイナル編]、模試については、まんべんなく論点が出されていて、受けるたびに、間違えた肢、その論点と周辺知識を押さえながら取り組むことができました。また、模試の実施期間も2週間と自分の学習のペースを乱すことなく受けることができました。
特に、記述の問題は、そのまま本試験の論点として出されてもおかしくない内容であり、添付書面や通数がきっちり理解できた上で正解できるまで、繰り返しときました。このときの思考の過程が、あの緊迫した本試験会場の中でも実力が発揮できた大きな要因になっていると思います。
通信講座の利用方法やメリット・デメリット
通信講座でのデメリットは、2週間後の配信ですが、今回はZoomでリアルタイムに配信をしていただいたことで、スケジュール管理に気を取られることなく、学習をすすめることができました。どうしてもわからない箇所は、もう一度聞きたい箇所は、Web受講で見直しましたが、基本的に、一度しか受講できないという緊張感を持ってZoom配信を受けましたので、その点でも、あまりデメリットは感じませんでした。
根本講師のここが良かった!
メインで受講した「択一ターゲット攻略講座」の根本講師について、兎に角、突き詰めて解説をしていただける点で、過去問の質問の仕方やどのような形で出題されるのかを予想して話されるので、十分な対策が取れたと思います。主要4科目だけでなく、特に憲法の見逃しがちな論点を再度解説を受けて、なるほどと納得できる点が多かったです。
また、YouTubeLive「根本の独り言」では、受験生に寄り添って、抱える問題に講師自らの言葉で答えていただけるのは、本当に直前期の不安な気持ちを打ち消すのには、これ以上にない心の支えでした。
保有資格取得後、なぜ司法書士を目指そうと思ったか
行政書士を司法書士学習開始した年度に受験して合格しましたが、法令の条文の読み方や、中学以来見たことのない憲法の理解の仕方がわかりました。
これから司法書士合格を目指す方へのメッセージ
全くの素人から6年間、途中何度も挫折しそうになりながら受験に取り組んできました。周りの人からは、「そんなのできるわけないよ。やめときな。」と言われましたが、ただひたすら自分の意思を貫き通し、自分を信じて、また、少数ですが信じてくれる人のために頑張り、合格に至ることができました。たった一度の人生です。悔いの残らないように頑張りましょう。