H・N さん(30代)総合2位合格10年のブランクを乗り越え合格
10年後にリベンジ
受験回数 | 3回 ※おためし受験含む |
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出身校 | 千葉大学 法経学部 |
主な受講講座 | 2021年新15ヵ月合格コース<秋生> 2011年新15ヵ月合格コース<春生> |
司法書士を目指した理由・きっかけ
大学在学時に、法律資格で手に職をつけて独立開業したいと考え、受験しましたが基準点もクリアできず不合格でした。その後は試験勉強から離れて、社会人として勤務してきました。30代を迎えて自らの人生を振り返った際に、人生一度きりだから、挑戦したいという気持ちが強くなり、再挑戦を決断しました。
LECを選んだ理由
仕事をしながらの勉強であったため、効率的な勉強が必要であると考えていたところ、森山講師の講義は理解しやすく、すき間時間に活用を考えていたケータイ司法書士の著者でもあったことから、効率的に学習できると考え受講を決めました。
また、兼業受験であるため、可処分時間から新15ヵ月合格コース<秋生>の週2コマ(6時間)の講義スケジュールが適切でした。
初級講座についての感想や良かった点
新15ヵ月合格コース<秋生>の週2コマ(6時間)の講義スケジュールは、土日で受講して、平日に復習が可能なボリュームでした。兼業受験では、講義スケジュールに遅れてしまうと、遅れを取り戻すためのまとまった時間はなかなか取れないため、とにかく講義スケジュールについていくことが重要だと思います。そして、「鉄は熱いうちに打て。」と言われるように、講義で得た知識もなるべく早く、ケータイ司法書士や過去問で復習することで記憶の定着がより良くなると感じました。
また、適切な時期に実施される「全科目択一式到達度チェックテスト」も知識の定着具合を測るために役立ちました。テストとはいうものの、あくまで自分の知識をチェックするためのものであり、成績が悪かろうがスケジュールに従って受験することを心がけました。
その後は「記述解法ベースアップ講座」が始まりますが、記述対策だけでなく択一知識の復習にもなりました。このカリキュラムに加えて直前期までに、合格ゾーン過去問題集を全科目1回は回したいと考えていたため、本当に与えられたカリキュラムをこなすことで精一杯でした。カリキュラムに沿って学習するだけで教材としては充分と感じたため、迷うことなく与えられた教材の学習を繰り返すことができたと思います。
また、会社法改正についても、追加の講義でしっかりとフォローしていただき、このカリキュラムについていけば大丈夫という安心感を最後まで感じることができました。
直前期の答練についての感想や良かった点、学習への役立て方
答練は難しく、精神的に苦しかったというのが感想です。しかし、最初から答練でいい成績がとれるとは思っていなかったので、当たって砕けろ精神で受講できました。答練のペースも週1でかなりのボリュームであるため、復習はその日の内に済ませるようにしました。はじめは多くの肢がわからず、不安になったり復習にも時間がかかりましたが、過去問レベルの知識も出題されているため、過去問を繰返すうちに、知っている肢とそれ以外を判別できるようになり、知っている肢は答練の復習からは除外することで復習時間が短縮されました。全範囲を繰り返し学習する必要がある直前期は時間が限られているため、可能な限り重複した学習をしないことも重要な視点だと思います。答練は解きなおすことはしませんでしたが、解説冊子のわからなかった肢の部分にはマークと付箋を付けて本試験までに2、3回見返しました。
模試についての感想や良かった点や学習への役立て方
基本的に答練と同様の活用をしましたが、模試はより本試験の疑似体験となるので、4回のうち、2回は会場で受験しました。その際は、とにかく本試験当日だと思って、前日の夕食、当日の朝食・昼食は何を食べるか、服装はどうするか、午後の時間配分はどうするか、を考えて実験してみました。本試験で力を出し切るためのいい機会になりました。
通信講座の利用方法やメリット・デメリット
自宅で集中できない場合には、通信のデメリットになるかと思いますが、TVや娯楽を一切排除したためデメリットは感じませんでした。メリットとしては、時間短縮になるということです。講義は倍速で聞くことができますし、朝起きてすぐに講義を受講することができます。机で勉強する時間があまりとれない兼業としては、できる限り時間短縮を図るために有効でした。
森山講師のここが良かった!
森山講師の講義は、法律の趣旨からわかりやすく説明されるため、知識を効率よく定着させることができました。また、講義内容がケータイ司法書士とリンクしているため、復習を気持ちよく進めることができました。本試験までは長い道のりですから、辛い思いをすることもありますが、森山講師のおかげで気持ちよく勉強を継続することができたと思っています。
また、ケータイ司法書士以外にも、著書が多く、様々に活用させていただきました。解法のテクニックを学んだり、暗記から逃げずに自分の強みにしていくことができたのも、森山講師の著書や講義でのアドバイスがあったからだと思っています。
学業、仕事、家庭などとの両立のコツ
仕事と両立するには、時間が限られているため、受験勉強を生活に溶け込ませる必要があり、なるべくストレスを感じない方法で勉強を習慣化しようと考えていました。私の場合は、移動時間や家事の際に、講義を聞く、ケータイ司法書士を使うということを徹底しました。
なお、今回の受験で必ず合格するため、直前期の3ヵ月間は休職しました。兼業でやってきたからこそ、勉強に没頭できる有難さを感じ、より集中できたと思っています。
これから司法書士合格を目指す方へのメッセージ
司法書士試験は何かを犠牲にしなければ合格できない試験です。私は、10年前の受験で、それを痛感していたからこそ、計画をたてて、勉強の支障になるものを排除し、強い気持ちを保つことができたのだと思います。LECが提供している講座では合格に充分な知識量が提供されます。あとは強い気持ちをもって本試験まで、愚直に、誠実に、一歩を積み重ねることができるかにかかっています。皆さんの合格を心から祈っております。