南雲 英樹 さん(50代)短期合格働きながら合格
対リストラ対策としての司法書士資格
受験回数 | 3回 ※おためし受験含む |
---|---|
出身校 | 富山医科薬科大学大学院 前期博士課程 医療薬学専攻 |
主な受講講座 |
2020年実践力PowerUp合格パック 2019年実践力PowerUpサポートパック 2018年新15ヵ月合格コース<春生> |
司法書士を目指した理由・きっかけ
リストラ候補宣告を受け、会社に依存しない生活手段を考える必要に迫られました。また、組織法の専門知識を有する社員として生き残りを図ることも考慮し司法書士資格に挑戦しました。
LECを選んだ理由
会社に勤務しながら通学する必要があることから、予備校の立地を第一優先に考えました。私が通学した渋谷駅前本校は、駅直結であることと、自宅とオフィスの中間点に位置することから、通学には理想的でした。
学習経験者向け講座についての感想や良かった点
実践力Power Up講座のテキストは秀逸です。このテキストに書かれていることを理解すれば、合格のための知識量として十二分で、他の教材に手を出す必要性は低いと思います。私の場合、まずテキストを読む。次いで、読んだ部分について、海野講師の講義をダウンロードして聴き、もし違和感に気付いたときは、テキストを開いて、自分の理解の何が解説と違っているのかを確認。それでも納得がいかないときは、教えてチューターに投稿。この作業を1年間継続しました。活字で理解した情報と、海野講師の音声による解説とを照合する作業の組み合わせが効果的だったと感じています。
直前期の答練についての感想や良かった点や学習への役立て方
答練の択一問題は、過去問を補完する教材として有用でした。答練の終了後、復習教材として使えそうな問題(間違えた問題)の解説ページのところに付箋を貼って、山積みにしておきました。試験の超直前期になると、過去問はやり切ってしまい、これ以上過去問を回しても、あまり伸びが期待できないと感じましたので、当該付箋の貼ってある答練の解説冊子を引っ張り出して、自分の勉強の仕上がり具合と弱点のチェックに活用しました。
模試についての感想や良かった点や学習への役立て方
模試のレベルは、本番試験にかなり近いと感じました(即ち、択一問題については、難易度が非常に高い問題が多数含まれていて、全てを理解することは逆に危険)。そのため、模試の択一問題については、本番試験のための勘を養うことを一次的な目的として利用しました。模試を通じて、択一問題の対処方法(切捨て、時間配分等)を体で覚えることが、午後の試験突破には必要だと思います。
直前期に受講して良かった講座
森山講師の暗記の力技100プラス25講座。きらりと光る、絶対に忘れない語呂を幾つも教えて頂きました。全国スーパー公開模試 第1回受験特典の根本講師の「残しがち論点20」は匿名組合などのマイナー論点がコンパクトにまとまって説明されていて、知識の補強に役立ちました。
海野講師のここが良かった!
私は、新15ヵ月合格コース+実践力Power Up×2回の計3年半海野講師にお世話になりました。合格の近道は、講師に指導された方法をそのまま信じて実践することだと思います。海野講師から「やたらに知識を増やすことは危険」とのアドバイスを何度も聞いていたのですが、どうしてもそこが守れず、今から思えば、余計な回り道をしてしまったように思います。「海野講師の説明を疑うことなかれ」が吉と思います。
いつもと異なる学習環境となる中、勉強方法で工夫したこと
通勤が制限された期間は、体力低下を避けるため、海野講師の講義音声をスマホにダウンロードして、1時間半の講義を聴き終わるまで、近所の裏山をウォーキングするようにしていました。
受験勉強の中で成功だと思ったこと、失敗だと思ったこと
模試の記述問題を解きまくって経験値を稼ごうとした結果、解き方が雑になってしまい、本試で手が思うように動かないという経験をしました。記述の勉強は、本番と同じように解くのがベターと思います。
合格した年に工夫したこと
各科目の主要論点と登記ひな形をまとめたExcelファイルを作りました。本番試験前日・前々日は、この自作超直前期資料をグルグル回して学習しました。試験直前でも休暇が取りづらい人にお勧めです。
学業、仕事、家庭などとの両立のコツ
私は、通勤時間を勉強に当てました。午前5時頃に家を出て、ほぼ始発の電車に乗って座席を確保。会社には、始業の1時間半前に着いてしまうので、その空き時間を使って記述問題を1問解く。お昼休みにもう1問を解く。それ以外は、きっちり仕事をするというやり方をルーチンにしていました。付き合いが悪くなったといわれましたが、そこは切り捨てました。
これから司法書士合格を目指す方へのメッセージ
司法書士試験は、あきらめなければ合格できるタイプの試験ではないかと思います。テキストを読み込んで、講師の指導を守って学習するという、至極当たり前のことを継続することが合格への道と思います。