2020年度合格
H・Mさんの合格体験記

司法書士を目指した理由・きっかけ

約3年間働いた法律事務所を辞める際、当時の上司に「若いうちに何か資格を持っておくと良いよ」と勧められたことがきっかけです。このまま転職しても大した環境の変化は得られないかもしれない、と悲観していた矢先のことだったので、「資格」という言葉はとても魅力的に聞こえました。また、いつかはきちんと法律を学びたいという願望があったので、どんな結果でも不利益にはならないだろうと考え、挑戦することにしました。

LECを選んだ理由

当初は仕事との両立を目指していたので、まずは自宅から近い予備校を幾つか候補として絞りました。そのうち、過去の合格者数や、受講経験のある友人の口コミなどを参考にしつつ、最終的にLECの相談窓口に足を運びました。戦々恐々としていた私に対して、スタッフや講師の皆様がとても丁寧に説明してくださり、一見答えにくい質問にも対応してくださったので、信頼できる予備校だと確信し、LECに決めました。

初級講座についての感想や良かった点

私は佐々木講師のもとで、新15ヵ月合格コースを受講しました。当初は届いた教材の量が膨大すぎて、本当に本試験までに間に合うのか不安でした。しかし実際は、カリキュラム通りに進めていけば、試験日まで程よい緊張感を持って辿り着くことが出来ます。なお、本年は新型コロナウイルスの影響で本試験日程の延期があり、当初のカリキュラム通りにいかない場面もありましたが、講師の方々のフォローもあり、最後まで歩みを止めることなく、本試験当日を迎えることができました。教材であるブレークスルーは平易で解りやすく、図表やグラフが多いので、暗記作業にも適しています。また余白部分にメモを書くスペースが十分にあるので、時間に追われる直前期にも、ブレークスルーと佐々木講師オリジナルの講義ノートさえ机上にあればよく、余計なメモやノートを引っ張り出さずに済みました。「とにかく、ブレースクルーに書かれている内容さえマスターすれば合格できる」と、自分に言い聞かせることで、市場に溢れる教材等の広告にふり回されることなく、勉強に集中することが出来ました。

直前期の答練についての感想や良かった点、学習への役立て方

答練について、初期の頃は全く点数が伸びませんでした。ただ、初学者の多くがそのような結果になることは、佐々木講師から予告されていたので、上手く気持ちを切り替えることが出来ました。むしろ、一歩ずつ点数を伸ばしていく方が、最初から高水準の点数を取るより、直前期のモチベーション維持には役立ちました。答練で良かった点は、自分の苦手分野を特定できたことです。暗記が足りていない部分、間違って理解していた部分を再認識することにより、効率的に勉強の成果を上げることが出来ました。また答練には、本試験と同様、時間を掛けずに捨てるべき選択肢も登場し、そうした肢の峻別を瞬時に行う訓練にもなりました。

模試についての感想や良かった点や学習への役立て方

模試の良かった点は、本番さながらの雰囲気を味わえたことです。特に緊張癖のある私にとっては、とても良い練習になりました。もちろん、コロナ禍での受験だったので、より一層の緊張感があり、精神的に辛い日々でもありました。が、模試で場数を踏んだ分自信が付き、本試験の緊張感にも耐えることが出来ました。模試において私が心掛けたのは、「うっかりミス」の改善です。問題文の読み飛ばし、情報の見落とし、時間配分のミス等、思いつく全ての不安要素をノートに書き出し、一つ一つに具体的な対策を講じました。そして次の試験後、それ等のルールが上手く機能したかどうか、自己採点を行いました。これによって模試で悔しい想いをすることが減り、苦手意識の克服や自信・安心感にも繋がりました。

佐々木講師のここが良かった！

佐々木講師のサポートがなければ、今回の合格はあり得ませんでした。佐々木講師は、とにかく面倒見が良く、些細な疑問点・不安点も一緒に解決してくださいます。特に体調を崩し通学が出来なくなった折にも、「貴方なら、どこで勉強しても合格できる」と仰って下さったのが、何にも勝る励ましになりました。また、教材の中で何度も復習すべき個所と、そうでない箇所を明確に区別される指導方法も、メリハリがついて良かった点です。その内、難解な論点については、追加の講義ノートを配布し、生徒の理解が及ぶまで説明してくださいました。本試験までの道のりを考えると気が遠くなりますが、毎月、佐々木講師に勉強の成果を報告するのは楽しく、そのことを目標に日々机に向かっていました。

通学することのメリット・デメリット

私は初期の頃に通学講座を受講し、後に通信講座に変更しました。通学のメリットは、受講後すぐに講師に質問できる点だと思います。通信でも教えてチューターを利用して質問することは可能ですが、文章を打つのに時間が掛かりますし、返答が届くまでに若干のタイムラグが生じます。通信のメリットは、受講時間を問わない点です。私は朝の方が集中できるので、休日の午前中にWebで講義を受けていました。

学業、仕事、家庭などとの両立のコツ

私は本試験6ヵ月前に仕事を辞め、専業受験生になりましたが、それまではフルタイムで働いていました。限られた時間を有効利用するために、私が心掛けたのは、一分でも長く教材に触れることです。通勤時間や人を待つ時間等、全ての隙間時間を教材の読み込みや過去問を解く時間にあてました。多少集中力が散漫になっても、あえて気にせず、継続し、習慣付けることを心掛けました。

これから司法書士合格を目指す方へのメッセージ

私は自分が受験生であることを、周りに公言していました。幸い家族や職場の人は応援してくれましたが、その分、プレッシャーや不安で頭が一杯になる日もありました。これから勉強を始められる方は、今後、様々なプレッシャーに遭遇するかと思います。その際は、多少自分を誤魔化してでも、「勉強は楽しい。勉強できることは幸せ」と思いながら机に向かう方が、心身の健康のために有用かもしれません。

私の合格getアイテム

• 超直前期に作った暗記チェック表です。科目毎に作成し、チェックした日付と、暗記度マーク（◎、〇、△、etc.）を付けて活用しました。
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