藤岡 将 さん(30代)一発合格
森山講師の講座で合格までに必要な勉強時間を極限までショートカット
受験回数 | 1回 |
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出身校 | 東京大学 |
主な受講講座 | 2019年新15ヵ月合格コース<春生> |
司法書士を目指した理由・きっかけ
祖母が亡くなり不動産を相続することとなったのですが、調べると、自分で相続登記が可能なことが判明し、自分で取り組んでみました。法務局の方はとても親切・親身で、また、申請に必要な書類を集めたり、既定の書式に沿って申請書を作成するのが結構楽しく、司法書士の業務内容に興味を持ったのがきっかけでした。また現在の仕事で、高齢者と接することが多く、「この人どうやって財産管理しているんだろう、大丈夫かいな」と疑問に思うこともあり、成年後見の分野で活躍する司法書士の業務に関心が深まりました。
LECを選んだ理由
昔、母がLECの行政書士講座に通っていて、勉強や通学自体を大変楽しんでいて、「『勉強が楽しい』って、LECって予備校すごいな」と思っていました。今回、司法書士に興味を持ち、LECのWebサイトから「おためしWeb受講制度」を利用したところ、どの講師もステキだったのですが、とりわけ森山講師が私にとって魅力的であったため、申し込みました。事前の予想通り、受講自体楽しいという、すごい予備校でした。
初級講座についての感想や良かった点
森山講師の新15ヵ月合格コースを申し込んだのですが、良かった点としては、その1.インプット、アウトプット、模試ともにコースの中にすべて含まれていて、追加で講座を取る必要がなかった:地味ながら大きな利点で、仮に「アウトプットは別講座で補ってね」の場合、「どの予備校のどの講座を取ろうか」、ということに頭を悩ませる必要が生じ、その分、勉強自体に使える時間が減ってしまうわけです。美味しいご飯屋さんもそうですが、「お任せ」でフルセット、というのはとても楽ですね。その2.問題演習の方法を森山講師が具体的に且つ的確に指示してくれた:授業前のガイダンス、各科目の初回、各授業の合間などに、森山講師が、例えば、「この科目はマメに『ケータイ司法書士』を小出しにやり、その後『合格ゾーン』を一気に解きましょう」、「この分野は『合格ゾーン』はかなり難しいので最初は正解を眺めるだけでok、解けなくても凹まない」、「この分野は記述あるので、ひな形を定着させないとダメ」といった様に具体的に指示してくれ、且つその指示は適切でした。正直に白状すると、講師の指示を100%は実行できなかったのですが、それでも受かりました。仮に100%実施していたら上位合格レベルまで初学者でも確実に持って行けそう、と思います。是非皆さん試してみてください。その3.ブレークスルーに学習内容が集約されている:司法書士の記述式試験を解くと分かるのですが、「情報があちこちに分散されて記載されている」こと自体、見る(解く)人を惑わせる、間違わせるものですし、出題者もそれを狙っている節はありそうな気がします。当然、試験問題だけではなく、学習段階においてもそれは当てはまるわけで、なるべく情報は1ヶ所に纏まっている方が効率的に学習できるかな、と思います。ブレークスルー(+森山講師オリジナルのレジュメ)に学習内容が纏まっているので、インプットの効率はすごく高く、初学者でも短期合格が狙える助けになっているかな、と思いました。
森山講師のここが良かった!
インプットの「司法書士合格講座」、アウトプットの「記述解法ベースアップ講座(の一部講義)」で先生のお世話になりました。良い点をいくつか挙げるとすると、その1.学習方法を具体的に且つ網羅的に指示してくれる(前述の通り)、その2.授業の緩急が上手い:複数の先生の授業をお試し視聴したのですが、別の或る先生は理論を1から10まで丁寧に説明していました。そのような指導方法もステキですが、一方の森山講師はテキストやレジュメと組み合わせて説明し、「テキストの中で特に重要な部分」や「読んだだけでは初学者は分かりづらいところ」を集中的に丁寧に説明し、「単に読めば分かる部分」や「参考まで、の部分」は、軽く説明or「自宅で読んでおいてね」、といった様に、情報の重み付けを意識した授業でした。私はそちらの指導方法のほうが合っているかな、と思いました。また、そのように高密度な授業のため、出にくい分野の説明省略が一切無く、全分野を網羅的に触れ、例えば「遺言状と花押」というマイナーな論点も授業で触れ、なんと2019年の択一で出題されました。3.エピソード記憶に繋がる面白い話し:例えば民法の錯誤(勘違い)で、小学生が「鉛筆1ダース=鉛筆1本」と勘違いしている事例、売買の担保責任(変な商品を売ってしまったケース)で、「釣り合わない天秤」の喩え、刑法の窃盗罪で山手線の車掌さんの物真似と、挙げればキリがない多数の、面白い「記憶に繋がるエピソード」を本題とともに紹介してくれます。学習内容も紹介エピソードと一緒にちゃんと思い出される、という、記憶を引っかけるエピソードのおかげで難解な内容もクリアカットに理解できるようになりました。
通信講座の利用方法やメリット・デメリット
仕事しながら+東北地方在住のため、通学講座は無理で通信にしました。仕事の空き時間や仕事終了後に小出しに受講していました(20分ずつ、とか)。通信講座のメリットとしては、好きな時間に授業を受けられることと、動画再生ソフトに「等倍」から「2倍速モード」まで0.1倍ごとにあるので、耳と手がついて行く限り、実時間より短い時間で受講が出来る、といった点でした。一方のデメリットとしては、ライブ感がどうしても通学に比べると薄い点(通信でこの面白さなら、通学の人はどれだけ面白い授業だったのだろうか、羨ましい)と、「教室に行く」という動作が伴わないので、意志が弱い人だと、「今日は疲れたから明日授業見るか」となり、どんどんスケジュールが遅れがち(注:私です)になってしまうリスクがあるのかな、と思いました。
学業との両立のコツ
フルタイムで仕事をしつつ、の勉強で、且つ仕事とは全く関係ない分野のため、仕事場や家族に内緒で勉強を始めました。11月頃に家族にはバレましたが、それ以後は家族がすごい応援をしてくれました。また職場にいる友人のMさんだけには勉強していることを伝えていたのですが、親切なMさんは「勉強あるからその仕事代わるで」と積極的に勉強時間の確保を手伝ってくれました。家族+Mさん大変ありがとう。それでもやはり、専業受験生に比べると必要な勉強時間は確保できないな、と思いました。ただ、森山講師をはじめとするLECの先生がたの講座を使えば、合格に必要な勉強時間は極限まで圧縮できるので、怠けずカリキュラムを予定通りこなしていけば、兼業受験生でも余裕で合格できるな、と私は思います。
これから司法書士合格を目指す方へのメッセージ
「学問に王道なし」という古代ギリシアの故事由来の言葉が有り、「学問に『王道』、すなわち近道や楽な方法はないから、地道に頑張りなさい」という意味です。しかし一方で、司法書士試験に関しては、「王道」すなわちショートカットは有るのでは、今回は「王道」みつけられて良かったな、と思いました。また、LECのカリキュラムを100%消化しきれない状態での、かなり準備不足な状態での受験でしたが、合格することが出来ました。運の要素も大きい試験と思うので、たとえ準備が不完全であったとしても試験時間終了の瞬間まで諦めずに最後まで走り抜けるのが大事なのかな、とも思いました。皆さんもいろいろな予備校の説明会を聞きに行き、いろいろなテキストを立ち読みして、自分オリジナルの「王道」を見つけ、最後まで走り抜けてください。