藤井 佳久 さん(40代)総合4位合格
二人の看板講師に学び合格
受験回数 | 2回 |
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出身校 | 明治大学 法学部 |
主な受講講座 | 2019年プレミアム合格パック 2018年公開模擬試験フルパック 2011年新15ヵ月合格コース<春生> |
保有資格 | 行政書士 |
司法書士を目指した理由・きっかけ
もともと介護福祉士として老人ホームで勤務していましたが利用者の方のご支援に関わらせて頂く中で身体面、財産面などを含めお年寄りの方により最後まで安心して過ごして頂けるサービスを一体として提供することが出来ないかと考えるようになりました。その際に相続や成年後見等の分野で大きな役割を担っている司法書士に興味を持ち、受験を決意しました。
LECを選んだ理由
昔から有名な受験指導校で多くの合格者を輩出されており、カリキュラムも充実していたため安心感がありました。また、地方に住んでいるため通信での講義受講となりましたが、答練等については校舎で受験したいと思っていたため、自宅から通いやすいところに校舎があったことも大きな理由になりました。割引制度も豊富で退職者・離職者応援割引があり、退職して受験に専念することを決意していたため大変助かりました。
中上級講座についての感想や良かった点
前年度は働きながら過去問を中心に学習していましたが、模試は全てE判定で本試験も午後の部で基準点に届きませんでした。このままでは合格は難しいと感じ、勉強に専念するため意を決して退職しプレミアム合格パックを受講しました。このプレミアム合格パックは、海野講師の実践力PowreUp講座、根本講師のパーフェクトローラー講座・択一ターゲット攻略講座を含む全279回の超大型パックです。あまりのボリュームに後悔しかけたこともありましたが、毎日地道に復習を重ねつつ講義を聴いていきました。海野・根本両講師の解説は具体的でメリハリがあり分かりやすく、これまで過去問の解説を見るだけではよく分からなかったことが次々に理解できるようになりました。また、同じ論点でも両講師の視点からの解説を聞くことによってより深い理解が可能になったり、どうしても理解だけでは難しく暗記しなければいけない所も、「この部分の暗記についてはこちらの講師の方法のほうが自分としては分かりやすいからからこちらで覚えよう」など、より自分に合った暗記方法を選択することができました。講義を一回しする頃には答練等の成績も安定し、確実に実力がついていることを実感することができました。大変ではありましたが、両講師の講義を共に受講することが本試験の結果に繋がったと考えるとプレムアム合格パックを受講して良かったと思っています。
直前期の答練についての感想や良かった点や学習への役立て方
答練は10月頃から毎週行われます。最初は基本的な問題が中心ですが、徐々に応用的な論点が増えていき直前期の4月から始まる精撰答練[ファイナル編]では本試験レベルの問題が出題されるようになり、段階に合わせ、効率的に学習に取り組むことが出来ました。直前期からは海野講師の指導に従い、答練で間違えた問題や理解が不十分だった問題につき、ノートにまとめるようにしました。解説を読むだけでなく、実際に手を使ってノートに書くことで正確な理解に役立ちました。あまり早いうちから始めると、その分だけ分からないことが多くノートの分量が多くなりすぎてしまうので、ある程度知識が固まっている直前期から始めるよう指導されたのは、流石だと感じました。答練の中では不登法記述式での枠ズレなどの致命的な間違いも度々ありましたが、むしろ弱点が見つかってラッキーと前向きにとらえ、同じ間違いを犯さないよう心掛けました。
模試についての感想や良かった点や学習への役立て方
記述式に苦手意識があり、特に問題文の指示の読み飛ばしや誤字・脱字などを始めとするケアレスミスが非常に多い傾向にありました。択一が良くても、記述で基準点を取れないと合格できません。そこで、模試の際は午後の部の択一は必ず1時間以内に済ませ、記述を余裕をもって解くように心掛けました。本試験の午後択一は難しかったですが、考えても分からなそうな問題は早めに見切りをつけ、模試と同じペースで解いていきました。結果的に、そうできたことが良い結果に繋がったと思います。また、模試については普段LECの講座を受講されている方に限らず非常に多くの方が受験されるため、本試験で模試に出た問題を間違えてしまい差がついてしまうことがないよう、分からなかったところは確実に理解できるように努めました。会社法の商法分野は正答率の低い難問でしたが、最後の模試で間違えたところがそのまま問われており、正解にたどり着くことが出来ました。
海野講師・根本講師のここが良かった!
海野講師の講義のテキストは非常に使いやすく、必ず覚えないといけない論点には網掛けがされており、余裕ができたらその他の部分を学習することで、着実に実力をつけることができるよう設計されています。講義ではテキストの内容につき、なぜそうなるのかということを多くの具体例を交え解説されるためよりスムーズに理解することができました。特に苦手だった会社法ではご自身の企業法務の実務経験を交えて制度の趣旨や仕組みを説明され、理解に非常に役立ちました。
根本講師は「記憶に残る講義」をモットーにされており、中でも講義中の寸劇がとても面白かったです。講義の内容として記憶に残りづらいマイナーな論点を多く扱われるのですが、寸劇を交えコミカルに説明されるため、とても印象に残りやすかったです。よく寸劇を思い出しながら、問題を解いていました。非常に熱血派の講師でもあり、講義を聞いているうちに自然と気合が入りました。
フォロー制度の利用方法についての感想や良かった点
LECではパック講座等を受講することで、無料で自習室を利用することが可能です。自宅学習や図書館等の公共施設を利用するのも良いと思いますがLECの自習室は資格取得という志を持った方のみが集まりますので、より緊張感を持って質の高い学習ができると思います。また、講義内容につき直接チューターに質問することができる「教えてチューター制度」の存在は特に通信講義の受講生にとって非常に助かるものだと思います。
通学することのメリット・デメリット
講義は通信で受講しましたが、答練・模試については通学で受験しました。教室の真剣な雰囲気の中、毎週決まった時間に受験することで非常に良い刺激になり、勉強のテンポの向上を図ることができました。私の通っていた山口本校はとてもアットホームな良い雰囲気で、スタッフの皆さんに大変お世話になりました。
通信講座の利用方法やメリット・デメリット
地方に住んでいることもあり、講義は通信で受講しました。通信講義は確かに臨場感という意味では生講義に劣ると思いますが、一回聴いただけではよく分からなかったところは何度も聴いたり、十分理解できている所は再生速度を速くして聴くなど、自分のペースに合わせて受講できる所が私にはよく合っていました。
これから司法書士合格を目指す方へのメッセージ
司法書士試験は決して簡単な試験ではないと思います。覚えなければならないことは多岐に渡り、確たる目的のないまま漫然と学習していてもなかなか合格は難しいかもしれません。しかし、何のために司法書士を志したのかという初心を忘れず地道に勉強を重ねることで、必ず努力が報われる試験だと思います。合格後の自分の姿を思い浮かべて、頑張ってください!