中田 篤志 さん(23)一発合格
実力のピークを本試験にもっていき一発合格
受験回数 | 2回 ※お試し受験含む |
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出身大学・学部 | 同志社大学 心理学部 心理学科 |
主な受講講座 | 2018年新15ヵ月合格コース<春生>[通学] |
LECを選んだ理由
私が予備校選びで一番重要視したことは、初学者向け講座で一発合格者を輩出したことがあるかどうかという点です。
安直な考えかもしれませんが、一発合格者が過去に一人でもいれば、そのカリキュラムを完璧にこなせば合格できるというということなので、最後まで予備校・講師を信じてついていくことができると思ったからです。
その点、LEC は毎年複数の一発合格者を輩出しているので、信頼感は大きかったです。
また、スタッフの方が誠実に相談にのってくださったことや、LECで受講していた友人も満足していた、ということも決め手となりました。
司法書士を目指した理由
私はもともと法律に興味がありました。
しかし、法律関係の専門的な資格試験は司法試験だけだと思っていたので、その受験資格のハードルの高さから早々とそれは諦め、大学も法学部ではないものに進学しました。
大学に入って、友人が司法書士試験に挑戦しはじめ、そこで、私は初めて司法書士という職業を知りました。
その時は何とも思わなかったのですが、大学3年で就職を考えるようになった時、受験資格がない法律系資格で、難易度も高いことから希少性がある司法書士に魅力を感じました。
また、これまで真剣に勉強したという経験がそれほどなく、自分が本気で勉強したときの限界も知りたいと思い、その目標として司法書士試験は最適だと考え、挑戦することに決めました。
新15ヵ月合格コースの感想
コースのなかにインプット講義、インプット講義に連動した択一式・記述式の演習、答練、模試が含まれており、他に過去問さえ揃えれば、合格に求められる能力は十分身につくと思いました。
教材やカリキュラムもよく練られた最適なものだったと思います。
<カリキュラムの感想>本論編のインプット講義は週3コマのペースで進められ、1コマ3時間ということを考えるとこの進度は相当速いと思いました。
実際、私自身はブレークスルーを復習して過去問も解くということができていたのは憲法と民法の前半だけで、それ以降、過去問はおろかブレークスルーの復習もできていないことが多く、まともについていけてなかったと思います。
しかし、1年で司法書士試験の膨大な範囲を網羅しなければならず、科目間で関連しており最後の科目まで見なければ理解できない事柄も多いので、まずは全体を見渡すことが大切という点からもこの進度が最適だったのだと、今考えれば思います。
個人的にすごく役立ったのは民法の先取りWeb受講です。
私は比較的早い時期に申込みをしたので、開講前に前年度の民法のインプット講義が無料で受講でき、事前にすべての回を視聴しました。
申込後というモチベーションが一番高いタイミングに、司法書士試験で一番重要ともいえる民法が1回しできたのは、大きなアドバンテージとなりました。
<教材の感想>基本テキストのブレークスルーは網羅的で、分量も膨大なので、このテキストの知識以上は合格に求められないと感じることができ安心できました。
難解なところも多かったですが、豊富に用いられている図表を活用したり、講義中に取ったメモやアンダーラインを参考にし、頭の整理がつかないところはインデックスを貼り、テキストの目次や見出しを意識した学習をすることで理解をすすめることができました。
答練の良かった点や学習への役立て方
答練が始まるころでも、午前の部はともかく、午後の部は復習が追いつかず、講義を受けっぱなしで放置の状態だったので、いい成績が取れるはずはないけど一応受けておこうというぐらいの気持ちで臨みました。
答練後の無料公開講座でも、「初学者でいい成績がでないのは当たり前!」と講師の先生がおっしゃっていたので、成績は気にしないことしました。
答練の復習も、知識が曖昧で解答に悩んだところだけにし、まったく悩みもせずに適当に答えたところは見ずに、本来の自分の学習を優先しました。
この答練で問題を解く順序や時間配分をあれこれ試し、それぞれの長所と短所を体感することができ、本番で想定外のことが起こったときにどう対処すべきかをシミュレーションできたのはよかったです。
初学者の方は、答練でいい成績が取れるに越したことはないと思いますが、いい成績は取れなくても気にすべきことではないと思います。
答練は、曖昧な知識をあぶりだすことと、時間配分などの訓練の機会というぐらいの位置づけで良いと思います。
模試の良かった点や学習への役立て方
LECの模試は受験者数が多いと聞いています。このことから、順位や問題の正答率などが非常に信頼できるものと言えるので、受験生のなかでの自分の位置がはっきりとわかるというところにLECの模試の魅力があると思います。
そして、本試験のレベルと乖離していないのもよかったです。
答練に引き続き、模試でもいい成績は出ませんでしたが、あくまでもその時点での立ち位置で、本試験までに合格レベルに引き上げればいいと自分に言い聞かせていました。
他の受験生が本番でも模試ぐらいの力が発揮できるとも限らない、とも考え、ここでも判定などは気にしないことにしました。
最後の模試では、記述式で失敗したので判定こそは悪かったのですが、択一式は初めていい点数が取れたので、能力がついてきていることを実感でき、少しだけ自信をつけて本試験に臨むことができました。
この点、新15ヵ月合格コースでは、4月から毎週のように自分の力を試す機会があったのはよかったです。
磯島講師のここが良かった
私が受講した磯島先生の講義は、ブレークスルーの重要な箇所にアンダーラインを引きながら読み進め、説明を加えるという講義スタイルで、自分で読み返すときに重要箇所が目立ってよかったです。
重要な事項は時間をかけ、繰り返し何度も説明され、重要でない箇所や自力でできるような箇所は時間をかけずにさらっと説明されていたので、とてもメリハリのついた講義で、重要な箇所はイヤでも頭に残るわかりやすい授業でした。
本質をついた説明も多く、暗記する上で、そして記憶を呼び起こす上で役立ちました。
先生自身も一発合格されているとのことで、具体的な学習すべき時期や方法の指導は重みがあり、すごく参考になりました。講義のなかでちょくちょく挟まれる実務のお話も興味深いもので、イメージがふくらみ記憶を容易にし、学習のモチベーションを高めるのにも役立ちました。
学業と受験勉強の両立のコツ
私は卒業研究、教育実習と並行して試験勉強をしており、2月までは思うように勉強の時間が取れませんでした。
教育実習で不動産登記法は中盤以降すべて生講義に参加することができず、会社法と並行して不動産登記法の欠席Webフォローを視聴した結果、会社法とともに消化不良気味になってしまいました。
学校が終わり、受験勉強に専念できるようになりましたが、このころは今年の合格は無理だと思っていました。
しかし、「今やらなければ短期決着型ともいえるこの試験にはいつまで経っても受からない」と腹をくくり、できることを確実にこなしました。
不動産登記法の総論と民事訴訟法系の過去問は、知識が定着していないものだけを裏紙に書き写し、分厚い過去問集を回さなくても済むようにしたり、苦手な民法の親族相続は、Webフォローの動画を寝る前に枕元で視聴したり、なるべく、効率の良い勉強に努めました。
また、先取りWeb受講で民法の全講義を事前に視聴していたことで、実質2回し目となる生講義を受けただけで親族相続以外はかなり知識が定着し、最後まで民法にほとんど時間を取られなかったのも大きかったと思います。
これから司法書士試験合格を目指す方へのアドバイス
この試験は確かに合格率の低い難関試験だと思いますし、運の要素もなくはない気がしますが、膨大な範囲の中で、合格に本当に必要な知識は有限で、まとまった勉強の時間をとれる方にとって合格レベルに達することはそれほど難しいことではないと思います。
私の合格Getアイテム
- 過去問まとめ用紙
- 合格ゾーンの定着していない箇所を裏紙に写して、分厚い過去問集を回さなくても済むようにしました。