磯部 泰己 さん(28)一発合格
大事なのは予測と準備の積み重ねだと思います。〜何に対しても〜
受験回数 | 1回 |
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出身大学・学部 | 関西大学法学部法学政治学科 |
主な受講講座 | 2018年新全日制本科コース[通学] |
LECを選んだ理由
少なくない時間・お金を使う事になるため、どの予備校を選ぶかということはとても重要な事ではあるのですが、私の場合、学習開始時期が若干遅れていたこともあり予備校検討に時間をあまり割けない状況でした。
自分の中ではかくある資格取得のための予備校の中でLECといえば間違いなく業界大手の一つという認識であり、大手=多数の支持を得ている、ことからその教材や講師についての安心感があったためLECを選びました。
新全日制本科講座の感想
新全日制本科講座を語る上ではまず担当講師である根本講師について触れさせて頂きたいです。
根本講師は特徴的な講義を行う講師であるため合う合わないはあるかと思いますが、基本的には論理的な説明がなされる講義でしたので理解に困るということはほとんどありませんでした。
また私にとって根本先生は「嘘をつかない講師」でした。
一見当たり前のことのように思えるのですが、膨大な量の情報を扱う上でこれを行うことはいかに講師であっても非常に困難なものであると予想できます。
テキストの記載や過去問の解説が間違っている(または古い)、これに遭遇してしまうと受験生は混乱して学習は停滞し、大きなストレスとなることもあります。
私はそういった経験を根本講師の講義においてした覚えはないです。
次にカリキュラムについても、新全日制本科講座はインプット・アウトプットともに充実した講義が用意されておりその内容は丁寧かつ細部まで行き渡ったものとなっておりました。
根本講師は合格するために必要な物はこの講座1本で全て揃っている、とおっしゃっておりましたが本当でした。
また、講義スケジュールもよく練られており1 月から本試験までの6ヶ月間、受験生は毎週答練・模試を受ける事になるのですが、そのための準備をしっかりと行い全力で取り組むことでそれがそのまま合格へとつながるような流れになっているなと感じました。
司法書士を目指した理由
大学在籍時、漫然と一般企業に就職するよりも自分の実力の証がはっきりとわかる資格を取得し、それを生かして働きたいということを考えておりました。
法学部でしたので他にも選択肢はあったのですが、各士業の中から司法書士の業務が一番自分に合っていると思い一番魅力を感じておりました。
結果的に卒業後は一般企業に就職することとなったのですが、27歳の年に一念発起して仕事を退職し約1年間勉学に専業することとなりました。
答練の良かった点や学習への役立て方
答練は以下の3つの点で大変有用なものであったと思います。
①各分野のより細かい知識のインプット:年内に学習した基礎論点からより深い知識をインプットすることができ、知識の肉付けを行うことでより合格を確実なものとすることができました。
②知識の定着度の確認:答練は初めて行うアウトプットであり、年内に行ったインプット学習で得た知識がいかに身についているかを確認しその結果によって自分の学習方法の見直し・最適化をすることができました。
③他の受験生と自分の位置関係の確認:人によると思うのですが、私の場合は学習を進める上で自分の実力が受験生の中でどれくらいのものであるかを常に意識しておりました。
一発合格をするためには2年目以降の全受験生に対しても遅れを取ることはあってはならないと考えていたからです。
1年目の受験生は4月以降の直前期に実力が伸びやすいのですが、早い段階で追いつき追い越すことに越したことはないと考え、良い成績を残すことを常に目標にして学習しておりました。
模試の良かった点や学習への役立て方
模試の最大のメリットは本番を想定したリアルなシミュレーションが行えたことです。
問題を解く順番・時間配分といった重要なものから、使用する筆記具を机のどの部分に置くかなどどうでもよさそうな所まで試行錯誤することができました。
また、記述式問題において答練では自分の知識を正しく使い真正面から問題に取り組んでいたのに対し、模試ではいかに点数をかき集めるかを強く意識した解き方で問題に取り組んでいました。
そうすると一見手も足もでなさそうな問題でも部分点をかき集めてある程度の点数を稼げる可能性があることに気付くことができたのではないかと思います。
こういった点数の稼ぎ方はいきなり本番で行うのは難しいと思います。
計4回の模試を通してそうした練習が行えたのは本試験における自身・安心感につながりました。
根本講師のここが良かった
担当の根本講師には本当にお世話になりました。
根本講師の良かった点は、一人一人の生徒に対して凄い情熱を持って接してくれるというところです。
それはメールによる質問のやり取りから強く感じることができました。
学習にあせりを感じ始めた1月頃からよく質問をさせて頂いたのですが、その対応が自分の期待を遥かに上回り迅速かつ丁寧なものであったので最初は驚きました。
こちらの「絶対に一発合格してやる」という思いに対してそれ以上の「絶対に一発合格させてやる」という強い意志を感じました。
不明瞭な箇所が出てきても質問すれば解消してもらえるという絶対的な安心感により、私は学習をするということに対し手加減することなく常に全力で挑むことができました。
そしてそれは勉強そのものに対するモチベーションの維持に繋がるものでした。
フォローアップ制度の良かった点
通学の講義では当たり前ですが1倍速でしか講義を受けることができないため、科目によっては無理に講義に出ずに欠席フォローシステムを使って1.5倍速で講義を受けるというのが自分の学習方法でした。
1か月ほとんど講義に出ないという時期もありました。神戸本校で用意して頂いた司法書士専用自習室には本当にお世話になりました。
勉強は外で行い、自宅では一切勉強しないというメリハリをつけた学習ができたのもこういった場所を提供して頂いたおかげです。
通学講座の利用方法やメリット
自分にとって通学することの最大のメリットは自分以外の受験生の存在を常に確認することができたことです。
司法書士試験の受験勉強において最も困難なことは長期間学習を継続し、モチベーションを維持することだと思います。
その方法は色々あると思うのですが、私の場合は他の人に絶対に負けたくないという負けん気を強く持つ事でした。
通信講座ではその気持ちを強く保つことはできなかったと思います。
通信講座の利用方法やメリット
私は5月頃から学習を開始したのですが、7月末までは一企業の社員として働いておりましたので、当然講義に参加することはできませんでした。
それでも何とか空き時間を利用しWeb講義を利用して講義を消化することで8月からは講義に参加することができました。
こういった若干強引な方法でも学習を進めれるのは通信講座のメリットであると思います。
これから司法書士試験合格を目指す方へのアドバイス
勉強に専念できる環境にあり、本気で短期合格を目指す方へ:年内にやりたいことは済ませましょう。
年内に自己分析しましょう(得意科目・苦手科目・モチベーションの維持方法・息抜きの仕方・集中できる環境等)・こんなに勉強してるのに落ちたらどうしようと思わず、こんなに勉強してるんだから絶対合格すると自分に言い聞かすと自信が湧き勉強が少し楽しくなります。
合格するための勉強ではなく、不合格になる確率を極限まで下げるための勉強と思うと学習意欲が少し湧くと思います。
私の合格Getアイテム
- 合格ゾーン過去問題集
- 過去問に直接書き込む派でした。3月〜 5月はほぼ毎日150問程度解いていたと思います。