Y・M さん一発合格
家族が居たからこそ頑張れた
受験回数 | 2回 ※お試し受験含む |
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出身大学 | 都城工業高等専門学校 物質工学科 |
主な受講講座 | 2017年新15ヵ月合格コース<秋生> |
司法書士を目指した理由
将来は社長になりたいという子供のままの夢しかなく、具体的にこれをしたい、この道に人生を懸けたい、という覚悟もなかった私は、生活と社会経験のためにと大手企業のサラリーマンになりました。配属された部署は、今までに学んだ知識を活かせる場であり、やりがいはありました。また、仕事に対して一生懸命に取り組み、7年を過ぎた頃には中堅として切り盛りを行うようになりました。唯一の不満は、給料が安いこと。私には学歴が無かったからです。今の時代にと思うかもしれませんが、高専卒というのは微妙なポジションでした。二十代前半は良かったものの、後半に入り、結婚、出産を機に収支のバランスを真剣に考えるようになり焦りました。何とか条件の良い所に転職しようにも学歴が足りません。おまけを言うと、誰かの下に付くのもちょっと疲れた感もあったので、独立し生活の出来る司法書士を目指しました。
LECを選んだ理由
今までに予備校に関心を持ったことがありませんでしたので、まずはインターネットで田舎からでも通える所を探しましたが、中々ありませんでした。そこで、Web講義を受けることに決め、合格者実績と何かあった時にフォロー出来る規模の予備校を探してLECに決めました。
新15ヵ月合格コースの感想
今まで化学一筋でやって来た私にとって、化審法は知っていても「民法って何ですか?」、「六法って何の法律?」と、法律については全くのド素人でした。最初から短期集中と欲張るよりかは、仕事を続けながらゆっくりと丁寧に勉強し、確実に一発で受かろうという思いから新15ヵ月合格コースを選択しました。
カリキュラムの良かった点
何よりも大切なことは、仕事を辞めずに続けられたことです。最初の半年は1日3時間程度、そこで法律というものに慣れました。また、Webクラスを選択していたため、同じく勉強している受験生の進捗具合をOnlineStudy上で確認することが出来ました。遅れていれば自分に鞭を打つことが出来ましたし、進んでいれば、このまま維持しようと励みにすることが出来ました。
ブレークスルーの良かった点
まずは教材の多さに驚きました。これを全部目を通せるのかと不安になることもありました。但し、その分やり遂げた後の自信には繋がりました。何と言っても、初級者向けだけあって説明が丁寧です。図表も多いためイメージしやすく、頭に絵が残るとテスト中に思い出し易いです。科目毎にサイクルしていると、次に目を通すのは2ヵ月後ということもあります。そういった時に、さあ思い出そうとテキストを開いて直ぐに思い出せるのが強みでした。
フォローアップ制度の良かった点
通信受講生にとって、教えてチューター制度は本当に助かりました。いくらテキストを見ても分からない時はあります。また、インターネットで検索していると、時に間違った記載がされている時もあります。そういった時に、素直に「わかりません。」や「○○の時は△△とあったのですが、本当ですか?」と聞くことが出来、きめ細かに回答が返って来ました。時に「その情報はアテにするな。」とか、「今はそういう勉強の仕方をする時じゃない。」とアドバイスを頂ける時もありました。私が受講していたクラスでは講義されている先生に対して質問することになるので少し怖い部分もありました。また、しつこく聞いたら嫌われるかもと思う部分もありました。しかし、しっかりと聞いて理解し、結果受かることが出来れば儲けもんです。そこは腹を括ってどんどん使わせて頂きました。
その他、思い出に残っている講座の名称と良かった点
講義がある程度進むと全科目択一式到達度チェックテストがあります。不動産登記法の講義を森山先生がされていて、その講義が印象的でした。何がすごいかというと、スイッチのオンオフ、その迫力に圧倒されました。重要な場所、大切なキーワードに対しての言葉使い、迫りくるものがありました。ある程度講義に慣れてきて、しかも仕事の後の眠たくなる時間。。。ここぞばかりに一気に眠気が覚めます。同時に「やべ、勉強に魂入れなきゃ。」という気持ちになりました。
答練の良かった点や学習への役立て方
普段はWeb学習ですが、さすがに答練は予備校へ行って受けました。暗記のためには過去問が大事ですが、それと同じくらい場数=緊張に慣れることは大切だと思います。家で時間をかけながら記述式問題をやるのと段違いです。更に、直前に間違えた問題は記憶に残ります。同時に、この日は答練だという強制力にも繋がります。進捗確認と最後の詰め込みに大いに活用させて頂きました。
LEC講師のここが良かった
上記で森山先生の話をしましたが、LECの講師は皆さん親切・丁寧です。そして個性的です。素晴らしい講師揃いですが、やはり佐々木先生が一番優しいイメージがあります。自分が取ったコースの担当講師だったということもありますが、長い講師経験があり気配りが上手です。スパルタ好きなら別かもしれませんが、素人が初めて受けるには優しい先生がいいと思います。また、1年に続く講義の中で如何にモチベーションを保つか、世間話って重要だなと実感しました。直前の電話対応などのフォローも頂き、叱咤激励の中、知識を深めていけたと思います。個人的にですが、同じ四年制大学を出ていない組として、頑張れば出来るという希望でした。
模試の良かった点や学習への役立て方
ここでの緊張感は半端なかったです。全4回受けました。最後の2回はひねり過ぎだろうと思いましたが、おかげで本番への自信に繋がりました。
通信講座の利用方法やメリット
自分のペースで勉強出来ることが何よりの強みです。やる気さえあれば、昼間は仕事を頑張って、夜は一生懸命勉強することも出来ます。
仕事と勉強の両立のコツ
優先順位を明確にすること。ここへは戻って来ないと覚悟を決めること。時にリスクを覚悟して割り切ることは大切です。
家庭と勉強の両立のコツ
感謝の気持ちを大切に。思っているだけじゃなくて、上手く伝えられたらベストです。
これから司法書士試験合格を目指す方へのアドバイス
決める勇気とやり抜く覚悟。この一言に尽きます。この試験は上位何名が合格する試験です。自分に打ち勝っても、ライバルに打ち勝たなければ勝ち残れません。そのためには、ライバル以上の努力をして下さい、厳しい世界だからこそ、一度決めた気持ちは大切にして、泣きながらでも最後までやり遂げて下さい。
社会人・子育てパパへ
仕事をしながら、しかも4歳と0歳の子供を育てながらの勉強、かなりしんどかったです。元々の難易度を考えても、上手く覚えられない時期や、テスト解説で簡単だと言われた所が出来なくて悲しかった時、妻が「ママ会へ行っていい?」と言って来たので、「いいよ。」と言いながらも、「人が苦労している時に遊び行きやがって。」と一人怒ってた時もありました(注意:ただの愚痴です)。そんなこんなで何とか合格して、「俺やったぞ。」と言った時に「周りがどれだけサポートしてあげたと思ってるの。」と妻に説教をくらいました。辛い時、大業を成した時、あたかも自分一人で頑張った気になりますが大間違いです。反省しています。辛い時、子供の顔を見ていたら、「受からなかったら、この子はどうなるんだろう。」と悩み、考えるよりも頑張ろうという気持ちになりました。家のことも気付かないように妻が配慮してくれていた部分がいっぱいあるのだと思います。だからこそ、「俺やったぞ」と言った時に怒ったのだと思います。勉強と違って自分の気持ちを伝えるのは難しいですが、ちょっとずつでいいので家族に恩返ししていきたいと思います。