T・H さん(24)短期合格
目的を意識して答練・模試に臨む
受験回数 | 2回 |
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主な受講講座 | 2017年実践力PowerUp合格パック 2016年新15ヵ月合格コース<春生> |
司法書士を目指した理由
身内が司法書士をしており、その姿を見て司法書士という職業に興味を持ったため。また、将来的に独立して自らの裁量で働きたいと思ったから。
実践力PowerUp講座の良かった点
実践力PowerUp講座のテキストは初級講座のブレークスルーテキストよりも記載量が少ないため、何度も繰り返しやすく、テキスト中心で勉強していた自分に向いているテキストだったように思います。テキスト量があまりに多いと、勉強に対するモチベーションも保ちにくくなると感じますし、合格するためにも、学習量をむやみに広げてしまうということは最も避けたいことです。そういった点からも実践力PowerUp講座のテキストは非常に使いやすく内容的にも優れています。
答練の良かった点や学習への役立て方
直前期の答練については、予習派や復習派、各々の答練への力の入れ具合に差が大きいだろうと考えていたので、相対的な結果は気にせず、自分で定めた目標がどれだけ達成できているかを重視していました。ただ、記述式の問題については、答練の時期から常に本番のつもりで臨み、正確に速く事実関係を読み取ることや解法ルーティンを確立することを心がけていました。本番でしないことをしていても意味がないと思うので、私は「答練では全肢を検討する」「記述式の問題は不動産登記法か商業登記法のいずれかを完璧に解き切る」というようなことは一度もしませんでした。特に択一式問題を解くときは、答練の頃から全肢検討しないことを訓練すべきだと個人的には思っています。
模試の感想や良かった点や学習への役立て方
模試の使い方で私が意識していたところは、答練とは逆で、とにかく周りとの差です。自分が相対的にどの位置にいるのかを正確に把握し、上との差をどう詰めていくのかを考えました。正答率は高いのに間違えてしまった問題は復習に特に力を入れました。また、択一式問題では、自己採点をする前に解いた手応えとして自分は何点くらい取れているか、基準点は何点くらいになるか等をいつも考えました。そのような自らの想定と実際とのギャップを埋めていき、自分の感覚が実際の数字と近くなるように意識しました。そうすることで本番でどんな問題が来ても、周りもこの問題は解けない、これは絶対に正解しないといけない問題だという感覚を信じることができ、無駄に考え込んで手が止まってしまうことなどを防げたのではないかと思います。
これから司法書士試験合格を目指す方へのアドバイス
この試験の最大の敵は、やはり膨大な量をこなさなければならないことだと思います。そこで、常に意識しながら学習すべきことは、いかに勉強を簡略化できるかです。テキストは要点をかいつまんで素早く読む、過去問は何年も出題されている重複した肢は見ない、というような工夫をしてください。3時間机に向かったからと言ってテキスト10ページしか進まなかったのであれば結局は10ページ分の知識しか見ていないことになりますし、その10ページに3時間かけるだけの価値があるのかを考えるべきです。また、テキストを読んで理解できなくても講師や受験仲間に聞くとスッと理解できることも経験上多かったです。なので、ひとりでテキストを読み続ける等のひとつの方法にとらわれて時間を浪費するのではなく、複数のアプローチ方法を持っておき、後回しにしてどんどん次へ取り組むことをおすすめします。