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2017年度合格
上村 華子さんの合格体験記

合格者

上村 華子 さん(29)短期合格

なりたい自分になるために!警備員から司法書士へ華麗なる転職

受験回数 4回 ※お試し受験含む
出身大学・学部 法学部政治学科
主な受講講座 2017年パーフェクトローラー合格ライトパック
2016年精撰答練フルパック
2015年新15ヵ月合格コース<春生>

司法書士を目指した理由

私は大学を卒業してから入社したビル管理会社で警備員をしていました。ところがこの会社は大手企業の子会社で、管理職は本体会社から出向し、「稼ぎが少ない、年金が少ない」と言いうだけのおじいさんが多く、一方で、プロパー採用の若手社員は「出向組は仕事をしないのに自分たちよりもいい給料をもらっている」と文句を言ってばかり。そんな職場を見て、私も将来こういう風に文句ばかり言いながらこの会社に勤めるのだ、と絶望しました。もうひとつ、私が将来もらえる年金の額は「少ない」と嘆くおじいさんたちよりも少ないはずなのに、この会社に勤めてる限りあと30数年しか貯金できないことに気づきました。こんなことは就職活動中は考えていなかったので、初めて自分のキャリアについて考えました。そんななか、父の紹介で地元・静岡の司法書士事務所が補助者を募集していることを知り、転職することに決めました。資格を取れば定年なく働けるし、稼ぎの多寡は自己責任だから文句を言う相手もいない、実務を学びながら資格を取ればすぐに司法書士活動ができる、と考えたからです。また、受験はその先生の勧めでもありました。受験を志したのが2013年。転職先の先生に「3回で受からなければその仕事も合わないから別の道を目指しなさい」と言われ、3回目の受験をしたのが2016年の28歳。このまま資格も取れず、仕事もできず、結婚もできないまま、転職もできない30歳になるのかと不安になり、結婚だけでもしておこうと今年の4月に静岡の事務所を退職して富山に来ました。幸いなことに富山にも司法書士事務所に就職し、今年の受験に臨みました。

LECを選んだ理由

講義を受けるなら通学がいい、と思っていました。なぜなら、私は寂しがり屋なので家で1人で講義を視聴したり、模試を解くことはできないと思ったからです。そう考えて調べたら、勉強を始めた静岡で校舎がある予備校はLECだけだということがわかりました。LECは全国に多くの拠点があり、しかも各地のスタッフの方が私のことについて引継ぎをしてくれたり、相談に乗ってくれるので、引っ越しても困ることはありませんでした。静岡のLECに通っていたときは受験仲間もできて、情報交換などをすることができました。また、LECの模試・答錬は受講者が業界最大規模です。母集団が多いほど偏差値や予想順位の信憑性が高まるので、本試験といまの自分の距離を測るために信頼できる数字だと思っていました。

パーフェクトローラーの良かった点

今年は根本先生のパーフェクトローラー講座を受講しました。テキストのページ数はブレークスルーテキストに比べたら2/3でしょうか?しかし、テキストの内容は逐条解説のように整理されていたり、表形式にまとまっていて、余計なものを完全に削ぎ落としてありました。テキストが全巻揃った時に、「必要な知識はこれだけでよかったんだ」と面食らったことを今でも覚えています。逐条解説のおかげで民法は条文と判例がすぐに対比できて、答練の時の復習がしやすかったです。また、不動産登記法や会社法ではまとめの表がたくさんあり、手で隠して覚えるツールとして使えました。主要科目と民事訴訟法(私は主要「5」科目だと思っています)は、4月以降に10回は通読したと思います。記述編のテキストも5回は解きました。講義は根本先生の劇場型講義全開で、極端な事例をオーバーリアクションしながら紹介してくれるので記憶に残りやすいです。その説明が本当にわかりやすいのです。講義は爆笑のうちに進むのに、時折、真剣な眼差しで厳しい言葉を吐かれます。その言葉によって「自分は司法書士になるのだった」とハッと気づくことがありました。直前期の4月以降は復習を兼ねて音声ダウンロードした講義を4倍速で聞きました。強制的にテキストを回すことになって勉強がはかどりました。

答練の良かった点や学習への役立て方

答練や模試はなるべく会場で受験しました。ほかに受験生がいると思うと、安心できます。毎年、本試験が近づくにつれて受講者が増えていきました。受験生ならば本試験会場に皆来るのだから、知っている顔があれば本試験当日も安心するだろうと思っていました。復習の方法は、問題を解き終わったら解説冊子はバラバラに解体して、間違えたり定着度が不安になった分野の問題を残して、前肢の正答の根拠まで分かる問題は二度と見ないようにしました。LECの答練と模試は分野別に合格ゾーンの順番で並べられる通し番号がついているので、分野ごとの復習がしたいときにすぐに取り出すことができ、便利でした。答錬や模試の出題予想は、たしかに本試験で的中します。しかし、答錬で出た問題すべてを復習していたらキリがありません。なので、優先順位をつけてAランクだけどわからなかった分野から重点的に復習する必要があります。また、現場思考能力を養うことができるのも答練だと思います。「現場思考型」とは司法試験で未知の分野についての出題に対する解法を指す言葉のようです。司法書士試験の推論型もこれに当てはまると思います。いかに初見の推論を正答するかというリーガルマインドのようなものが必要だと思います。

秋から始まる答練の良かった点や学習への役立て方

3年目に10月から始まる答練を受講したことがあります。このときの経験が、その後の得点を伸ばすことになったと思っています。この時期に答練を受講することのメリットは3つあります。1つめは、単純に、忘却を防ぐことです。年内に1回、全範囲を復習することで、年明けに初めてテキストを見直す多くの受験生よりは、断然に知識量が違います。2つめは、価格が安いことです。ひとりでインプット作業ができる自信があれば、年内の学習のペースメーカーにするのにちょうどいいです。私はこのカリキュラムに従って2年目に受けた初級講座を視聴し直しました。3つめは、年明け以降の答練よりも優しい問題(条文や判例・先例の一語違い、過去の答練など)が出るので得点しやすいことです。これは、実際に高得点を得る体験をすることで、勉強に対する自信をつけることができるということです。いきなり正答30問越えを目指しても、現実に20問も解けなければ、本試験への見通しが立たないと思います。でも、高い目標を達成する前段階として低い目標を設定し、クリアし続ければ、勉強のやり方がわかってくると思います。

模試の良かった点や学習への役立て方

先ほども述べましたが、LECの模試・答錬は受講者が業界最大です。司法書士試験は競争型の試験なので「みんなが解ける問題」を落とすと合格は難しいです。LECの模試で出た問題は、きっとほかの受験生も解けます。その上で差をつける勉強をする必要があります。年によっては模試の特典でマイナー科目の攻略講座があったりして、お得でした。それから、模試はできればLECと他の予備校を併用することをお薦めします。予備校にも特徴があって、ひとつの予備校の問題だけを解いていると、いつか、その予備校の模試は成績がいいけど他の予備校の模試が全然解けない、という現象が起きます。私も直前期は他の予備校の模試を受けて「なぜこうなるの?」と疑問を持った問題があります。しかし、解説は正しいらしい。法律が変わるわけではないから、「この要件にはこの条文・先例を当てはめる」というセレンディピティみたいなものが足りないのかもしれません。

併行学習の仕方について

2年目の秋に宅建に、3年目の秋に行政書士に合格しました。実は、初級講座受講時に宅建を勉強して失敗したことがあります。「会社法は商業登記法で復習できるから、今はわからなくても大丈夫」という講師の言葉を勘違いして、ちょうど宅建の直前期にあたる会社法の講義をちゃんと視聴しませんでした。宅建の受験が終わって、商業登記法に入ってから会社法の講義を聴き始めたときは、なかなか理解が進みませんでした。溜めると良くないですね。しかも民法や不動産登記法の復習もままならないのに宅建の勉強も十分出来ておらず、1回目の宅建受験は不合格でした。2、3年目は逆に直前期に司法書士の勉強をしすぎて、司法書士の勉強から離れたかったので、宅建と行政書士を受験しました。別々の年に受けて、どれも合格できてよかったです。欲張って両方を同じ年に受験していたら、毎年両方落ちていたような気がします。どちらの勉強も意識したことは、過去問分析からの出題予想です。10年分の過去問を解いて、覚えるべき分野と捨てるべき分野を決め、覚えるべき分野(宅建業法、行政法など)は満点が取れるようにし、捨てるべき分野(建築基準法など)はまったく勉強しませんでした。ちなみに行政書士の行政法・憲法・現代文をみっちり勉強しておくと、判例・先例の言い回しや司法書士の憲法の問題が解きやすくなりました。行政書士試験は記述式があります。やはり司法書士試験と同じで、解法のパターンがあるので、ぶっつけ本番で書くよりも、答練や模試を利用して誰かに添削してもらうのがいいです。私は添削されたことがないまま本試験を受けて、合否の確証が持てずに合格発表までとても不安でした。

仕事と勉強の両立のコツ

職場の理解と、計画です。これにつきます。勉強は環境を整えることで7割完成すると思います。特に直前期はストレスなく勉強時間を確保できる環境を整えないといけません。 行政書士を受験したときは貯金がなくなりかけたので、本業の司法書士事務所以外に、副業として居酒屋のアルバイトをしていました。3足のわらじを履いていたわけです。なるべく残業しないために昼間の仕事は集中してやる、勉強時間は確保する、体力を保つためにご飯は3食きちんと食べる、といったルールを定めました。3足のわらじは行政書士試験が終わるまでだから、と、つらい生活の終わりが見えていたのがよかったです。司法書士試験のほうも、年内は勉強しない(そのかわり直前期にはできない旅行などに行く)、1月からの精撰答練[実力養成編]のペースにあわせてテキストを読む、精撰答練[ファイナル編]が始まったらまた計画を作り直す、というふうに進めていました。

これから司法書士試験合格を目指す方へのアドバイス

働きながらの兼業受験をおすすめします。多くの合格者の方を見てきましたが、どうして皆、司法書士という「法律家」であり「経営者」であり「営業マン」であり「事務員」である職業を目指しているのに、パソコンやOA機器の使い方や知らないのだろう、と疑問に思います。合格すれば確かに道は開けますが、待っているのは「普通の世界」です。受験生の間は受験勉強だけしていればいいかもしれませんが、いざ司法書士活動を始めれば受験勉強の範囲外の知識を勉強しなければなりません。そのうえで、パソコンやビジネスの常識を勉強するというのでしょうか?そのためにも、受験生の方は司法書士事務所や周辺士業の事務員をされることをお薦めします。都会の司法書士事務所の求人情報はたくさんありますが、地方ではなかなか求人を出さないかもしれません。しかし、求人広告がないからといって人手不足でないわけではないのです。むしろ地方ほど司法書士業界が高齢化していて、事務所の承継者を探しています。また、合格者も減少しているため、就職活動は売り手市場といえます。既に仕事をしながら勉強されている方は、無理に転職せずに今の仕事のキャリアを積みながら受験を両立させてほしいです。兼業受験を勧める理由はもうひとつ。司法書士として独立して営業を始めたとき、よっぽど安定したお客様を捕まえるのでなければ、得意分野などの強みや個性が必要になります。ほかの司法書士と差別化を図るためにも、受験勉強以外の経歴があったほうがいいと思います。日本のどこかにきっと、司法書士になったあなたを待っている人がいます。絶対に受験を諦めないでください。

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